どんなにゅーす?
・2018年4月12日、トランプ米大統領が、米通商代表部(USTR)に「TPP復帰について再検討を行なうように」指示したことが報じられた。
・中国との貿易戦争の一環で、中国側に圧力をかける狙いがあるのではとの推測が出ている中で、トランプ氏は、日本に対しては従来通りに2国間協定の締結を迫りつつ、再度日本を強く批判した。
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米、TPP復帰条件検討 トランプ氏がUSTRに指示
日米首脳会談で協議か【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は12日、与党・共和党議員らとの会合で、環太平洋経済連携協定(TPP)復帰に向けた条件を検討するよう米通商代表部(USTR)に指示した。米国にとって「かなり良い協定」に見直す再交渉ができるか検証する。来週予定されている安倍晋三首相との首脳会談で協議する可能性も出てきた。ただ、日本などTPP参加国は再交渉に否定的なうえ、協定離脱を公約に掲げた同氏がどこまで真剣に復帰に動くかは不透明だ。
~省略~
トランプ氏はホワイトハウスで農業が盛んな州の議員や知事と会談した。サッセ上院議員は「米国のTPP参加を交渉するよう指示した」と述べ、トランプ氏が踏み込んで発言したと指摘した。共和党で自由貿易を支持する議員はアジアで対中国の包囲網を築くためTPP復帰を政権に働きかけてきた。農業が盛んな州では、米国抜きでTPPが発効すれば、オーストラリア産牛肉などとの輸出競争で米国の農産品が不利になるとの懸念もある。
トランプ氏は11月の中間選挙を控え、支持基盤でTPP復帰を求めてきた農業団体に配慮する必要に迫られている。中国の知的財産侵害への制裁関税をめぐって中国が米国の農産品に報復関税をちらつかせるなか、会合で「農業を100%大事にする」と強調した。
トランプ氏は同日、ツイッターへの投稿で「前回より十分良い内容となった場合のみTPPに参加する」と述べた。同氏は日本と2国間貿易協定を結ぶ方向だとしたうえで「日本は何年も貿易で米国に打撃を与えてきた」と批判した。
米大統領、TPP復帰検討を指示 日本批判「貿易で打撃」
【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで開いた議員らとの会合で、環太平洋連携協定(TPP)への復帰に改めて関心を示し、具体的な検討を始めるように同席した米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表らに指示した。ウォルターズ大統領副報道官が明らかにした。トランプ氏は12日、ツイッターで「日本は何年も貿易で米国に打撃を与えてきた」と批判。来週予定する安倍晋三首相との会談で、米国のTPP復帰に関し協議するとともに、日本の市場開放を迫る可能性が出てきた。
Would only join TPP if the deal were substantially better than the deal offered to Pres. Obama. We already have BILATERAL deals with six of the eleven nations in TPP, and are working to make a deal with the biggest of those nations, Japan, who has hit us hard on trade for years!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年4月13日
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TPP トランプ氏 条件良ければ復帰も 日本との貿易名指し批判https://t.co/aBqrlPn4Fk
売国奴安倍晋三は、間違いなく土下座外交に徹するね。記事読むとそう思わされる。
— 数学 M (@rappresagliamth) 2018年4月13日
トランプ大統領は、「TPPの新たな協定に署名した11カ国のうち、6カ国とはすでに2国間での取引がある」と強調。
「日本は何年もアメリカに貿易で打撃を与えてきた」と日本を名指しで批判。呑気にバンカーコロコロゴルフ外交なんかやってるから、こんな事になるんだよ、晋三。https://t.co/Xals3Byp1d
— umekichi (@umekichkun) 2018年4月13日
トランプ大統領の発言を読むと、安倍総理は相当用心して日米首脳会談に臨まないと、すでに締結したTPPより不利な形のTPPを求められるか、大幅な譲歩を強いられる日米FTAを迫られる。いずれも国益にはマイナス。拉致問題を日米首脳会談で取り上げてもらうための「対価」を求められる可能性もある。 https://t.co/ZdriqmPJSq
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2018年4月13日
なんや。トランプ大統領の「TPP復帰」発言ってのは、中国の、アメリカからの輸入農産物への報復関税による米農産物の輸出減少対策として、新たなマーケットとしてTPP加盟国に求めようとする思惑によるものにすぎないものでは、ありませんかw
— 笹山登生 (@keyaki1117) 2018年4月12日
アメリカに有利なのを理解されてしまったRT
トランプ氏、TPP復帰検討を指示 米議員明かす https://t.co/VZ9Gh4SMx8— 苫米地英人 (@DrTomabechi) 2018年4月12日
従来のTPPの内容から大きく変貌する可能性もあり、事態は不透明かつ流動的な状況
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中国との貿易摩擦がエスカレートしている中、トランプ大統領がTPPへの復帰を検討し始めたとの報道が出てきています。
ネット上でも様々な声が飛び交っていますが、貿易の分野において米中を震源に世界的な緊迫度が高まってきたように見えます。
ネット上では、あそこまでTPPを批判し、破棄することを公約に掲げて当選したトランプに対して、多くの失望や怒りの声が飛んでいるけど、現時点では、トランプが本当にTPP復帰を決断するかどうかも含めて、かなり不確定な要素が多く、断定的なコメントをしづらい状況だ。
まず、全体の状況を俯瞰した上でトランプの発言を注意深く見てみると、オバマ時代までのグローバル覇権戦略に基づいたTPPと比べて、その内容が大きく変貌する可能性があり、日本の外務省もトランプ側が主導する再交渉に慎重な姿勢を示している。
日本に対しては、従来の主張通りの二国間協定(日米FTA)の締結を求めている動きも見られるし、「TPP復帰」が単なる中国へのブラフである可能性も含めて、注意深く状況を見ていく必要がありそうだ。
ちなみに、トランプのこの発言によって株価は大きく上がったみたいだけど、内容や進め方によってはトランプ氏を支える反グローバリスト系の民衆の支持を失う可能性もあり、実際にトランプがどのような動きをしていくのか、予測がつき難い状況だ。
どちらにしましても、トランプ大統領は、いよいよ日本に対してかなり強い姿勢で米国有利の交渉を迫ってくる可能性が高まってきましたし、かつての「戦争ビジネス」を中心とした世界秩序の構築から、貿易や金融、サイバー分野を中心とした新たな世界秩序の構築に向けて大きく動きだしている感があります。
世界的に見て、あからさまに国力と信頼度が落ちてきている日本が、この流れの中で激しく「食い物」にされていってしまう展開がかなり心配されるけど…トランプをコントロールしている勢力による世界戦略と、その”青写真”について、今後も慎重にウォッチしていこうと思うよ。
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