鹿島・大成・清水などのゼネコンが工事を取り仕切り、要求どおりに都が受注価格を引き上げた疑いも
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出典:iza
豊洲市場3棟予定価格、ゼネコンに聴取後400億円増
東京都の築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)の主要建物3棟の建設工事で、1回目の入札不調後、都当局が入札予定の大手ゼネコン側にヒアリングを行い、積算を事実上聞いていたことが、都幹部や受注ゼネコン幹部の証言で分かった。その後の再入札で3棟工事の予定価格が計407億円増額され、いずれも予定価格の99%超で落札された。
次々と驚愕の裏側が明らかになってくる豊洲市場の諸問題だけど、(石原元都知事の指示による)盛り土の手抜きと地下空洞化、爆発の危険性、そして耐震の問題、これらに加えて、建設費が異常に高騰している”内幕”が明らかになってきた。
上の朝日新聞の記事によると、建設業者と価格を決める”入札”のプロセスで、ゼネコンが意図的に価格を吊り上げる要求をしていた痕跡が浮かび上がってきたようで、都側もこのゼネコン側の要求をほぼそのまま飲み込み、当初の予定の99%アップ・407億円増の価格で再入札と落札が行なわれたとのこと。
これは、ゼネコン以外の業者が実質入札に参加できていない可能性が高い上に、入札制度そのものが形骸化している疑いもあり、限りなく不正に近い形で入札と落札が行なわれていた実態が見えてきた感じだね。
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都民が知らない裏で「やりたい放題」だった都政
こ、これはとんでもない実態が浮かび上がってきましたね…!
これは、詳しく調査を進めていけば刑事事件にも発展する可能性のある事例なのではないでしょうか。
なんせ、市場原理の公平性を担保するための入札制度が、そもそも全く意味のないものになっている感じだからね。
これは都の政治家だけでなく、ゼネコンについてもかなり詳しく追及する必要がありそうな案件であり、さらには、これは豊洲の例だけにとどまらず、別の案件でも同じような手口が横行していた疑いもあるだろう。
特に東京五輪に関しては、当初の「コンパクトな五輪」から真逆の、ありえないほどのとんでもない額に跳ね上がっているのが現状だ。
これらも、同じようなやり口で不当に価格を吊り上げていった疑いがあり、ゼネコンやゼネコンと癒着している政治家らを徹底的に炙り出し、白日の下にさらしていく必要があるのではないだろうか?
他の都道府県はどうなのか?
あんまり考えたくはないですが…もしかして、他の都道府県なども同じようなことをやっている可能性はあるのではないでしょうか。
都道府県だけではなく、市町村、さらには国も同じような手口が横行していた可能性がありそうだ。
それだけに、これを機会に全国の公共工事の実態も隈なく調査していく必要があるんじゃないかな。
(もっとも、これを実行すると、死人の一人や二人くらい簡単に出そうな予感も…?)
つまり小池知事は、日本の触れてはいけない暗部に触れてしまった可能性もあり、ここまでひどいとは、もしかしたら本人も想像していなかったかもしれない。
最初は都民の支持に応え、より自らの実権をより固めていくつもりで豊洲の問題を追及したのかもしれないけど、なんだか、これが収拾のつかない事態を呼び起こし、「アンタッチャブル」な領域に触れてしまったのかもしれん。
しかし、ここまで報道されたからには、まずは「石原都政の時代の暗部」を徹底的に炙り出すのをまず最初にやるのがいいかもしれない。
石原氏本人は、ウソをついたり責任を他人に押し付けたり、とにかくすっとぼけて逃げ切るつもりみたいだから、特に日刊ゲンダイやしんぶん赤旗辺りに頑張ってもらって、詳しく調査&暴露してくれることを期待しているよ。
やはり、10年以上続いた石原都知事の時代に特に腐敗が進んだ可能性がありそうですね。
是非とも、マスコミの各社はこれらの裏側をつまびらかにしてほしいと思います。
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