福島の放射能と対照的に、豊洲の環境基準をわずかに超えたベンゼンに対しては盛大に煽るマスコミ
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出典:YouTube
出典:TBS Newsi
すでに各マスコミでも、盛大に豊洲の地下水から基準値超のベンゼンが検出されたことが報道されたけど、(前から言っているけど)ボクが一番知りたいのは、それじゃあ、実際に豊洲市場の建物の中で生鮮食品を一定時間置いたとして、一体どれくらいの量のベンゼンなどの化学物質が食品に付着するのか?ってことなんだけどね。
まさにこれこそが一番大事な話だと思うんだけど、いまだにこういう次元の話が全く出てこないのが、どうも不自然さを感じるんだよなあ。
確かに、それは言えてますね。
このキャプチャを見てもわかりますが、危険や警告、強調などの効果がある赤文字をふんだんに利用して、危機感を煽るような演出をしていることが分かりますね。
そう、こういうテレビ上のテロップや演出というのは、まさに番組制作者側の様々な意図が見え隠れする部分だから、こういう点に着目するのは権力側の様々な「思惑」や「目的」を見極めるのにとても有効な方法だけど、これを見る限り、テレビは「豊洲は危険」という印象を視聴者に強く印象付けようとしているような”意図”を感じるね。
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福島の放射性物質は、実際に食品に含有されているにもかかわらず「安全」を強調…一方豊洲市場は、実際に食品に付着するかどうかすら不明なのに「危険」を強調…
みんなも少し考えてもらうと分かると思うけど、福島原発事故で放出された放射性物質は、セシウムだけしか計測されておらず、ストロンチウムなどの別の放射性物質はほとんど不明な状態だ。
おまけに、食品の検査体制もずさんな状態で、正確に測れているかどうかも分からないし、そもそも基準値以下であれば、普通に放射性物質が含まれているものが市場にたくさん流通しているんだ。
つまり、福島産やその周辺県などの農作物や魚介類を食べれば、ほぼ確実に少量の被ばくをするのに、なぜか、これらに関してはテレビや新聞は「安全安全」と繰り返し報道する。
ところが、豊洲問題の方はどうだろう。
土壌や地下水などで基準値をわずかに上回る化学物質が出ただけで大騒ぎし、そもそも今までは基準値以下の値でさえも「危険危険」というイメージを国民に刷り込んできた。
しかもこれは、実際に生鮮食品にどのくらい付着するのか、そもそも付着するのかどうかさえよく分からないのに、この時点から繰り返し危険をアピールしているんだ。
福島の放射能の報道と同じ論理で行けば、豊洲こそ「問題ない、むしろ不安を煽るな」という内容の報道になるはずなんだけど…これは実におかしいと思うよ。
つまりは…豊洲問題でここまで危機感をいたずらに煽る背景に、何らかの「意図」や「狙い」がある可能性があるということですね。
豊洲の問題点を強調すればするほど小池都知事の株は上がり、新たに別の場所に市場を作ればゼネコンが喜ぶ
そもそもこういう問題が次々報道されるようになったのも、小池都知事が豊洲市場の移転に「待った」をかけて、延期の判断をしたことが全てのきっかけになったわけだけど、こういう風に豊洲の問題点をことさらに強調すればするほど、小池都知事の株は結果的に上がることになる。
つまり、「やっぱり小池さんの判断は正しかったんだ!」「色々な問題点を炙り出してくれてどうもありがとう!」となるわけだ。
そういう意味では、小池都知事に絶大な民衆の支持や権力を与えたい”思惑”を持つ勢力(小池新党などを推し進めたい改憲勢力?)が、こうした危険を煽る報道を後押ししていることが考えられる。
これに加えて、「豊洲が危険である」ことをことさらに強調して、移転を中止にさせ、新たに別の場所に市場を建設する流れになれば、いうまでもなくゼネコンなどの建設業者は大いに喜ぶだろう。
どうも、この辺りの勢力がマスコミを操って、豊洲の印象操作に躍起になっているような気がボクはしているよ。
まとめ
なるほどです。
どちらにしても、このように整理してみると、やはり豊洲市場問題に関する一連の報道は、不可解な部分がかなりありますね。
そうだな。
ちなみに、最後に付け加えさせてもらうと…ならどうして、福島の放射性物質の問題は、逆に確たる根拠も確信もないのに”安全”を繰り返すのか?
これは、国民に「安全である」ことを刷り込むことで、東電や政府が農業や漁業関係者に莫大な賠償金を払うべきところを放棄することが出来るからだ。
つまり、少量の被ばくを繰り返したことでいつか国民に健康被害が出たとしても、連中は一切責任も取らず、知らん顔が出来るからね。
どちらにしても、こんな感じでマスコミというのは、常に強者(権力者)の側につき、巧みに国民を騙すために日夜洗脳や印象操作を行なっているということを、みんなも是非知っておくといいと思うよ。
つまりは、私たちが一枚も二枚も上手にならないと、マスコミに巧妙に騙され続け、お金を搾取されるだけでなく、健康や生命までもが脅威に晒される場合があるということですね。
私も常にこのような視点を持って、自らの身をしっかりと守っていこうと思います。
ゆるねとにゅーすの最新記事が届きます。
今回は、豊洲市場だけが、クローズアップされてますが、本来は、豊洲地区全体の土壌汚染問題として捉えないといけないです。豊洲のマンション等の建物の地下の土壌汚染の可能性も極めて高いです。当然、地価(所有者の財産権侵害)にも反映されます。又、地下水(開放系水系)から検出されているということは、汚染元の土壌には、とてつもない量の各種規制化学物質があると考えた方が妥当です。規制化学物質の世界では、開放系水系から検出されたらジエンドというのが常識です(例:阿賀野川のCNP)。現状復帰は、不可能ですし・・・
時の行者さま
参考になるコメントありがとうございます!
地下水から有害物質が出ているということは、豊洲エリア全体、はたまた埋立地全体の汚染問題として捉えた方が良いということなんですね。
つまり、豊洲市場だけに固執せず、もっと大きな視点でこの問題を捉えた方が良いということでしょうか。
(とは言っても、それに対する最善の施策を考えてしまうと、(福島原発問題と同じように)とてつもない費用と対策が必要になってしまうかもしれませんが…。)
そして、こういった視点で考えたとしても、やはり豊洲市場「だけ」をやたらと危険だと煽るマスコミの姿勢は、結果として「ミスリードしている」ということになるような気がします。
丁寧なコメントありがとうございます。キーワードとして、⑴レギュラトリーサイエンス(H23閣議決定施策(現行法制度と最新の科学技術との間にある溝を埋める施策:欧米等先進国では社会通念)、⑵グループシンク(集団浅慮)、⑶ポジティブリスト制、⑷ポストツルース(真実後)は、色々な場面に応用可です。詳細は、後述文献を参考にして下さい(書店にあります)。①基準値のからくり(講談社ブルーバックス:村上他)、規制の虜(講談社:黒川清)、③撤退戦の研究(青春新書:半藤・江坂)、④福島原発の真実(平凡社新書:佐藤栄佐久)。文献①②は、引用元もきちんと記載があり、色々参考になります。
時の行者さま
こちらこそ、俯瞰的かつ多角的な視点でのコメントをいただけまして、とてもありがたいです!
いただいた情報につきまして、是非とも参考にさせていただきます(^^)