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【驚き】野生のリスが毒キノコを日常的に食べていたことが判明!子リスもテングタケなどの危険なキノコをむしゃむしゃ!神戸大の末松准教授が論文を発表!

【驚き】野生のリスが毒キノコを日常的に食べていたことが判明!子リスもテングタケなどの危険なキノコをむしゃむしゃ!神戸大の末松准教授が論文を発表!

どんなにゅーす?

・神戸大大学院理学研究科の末次健司准教授が発表した「有毒なキノコを消費するリス」というタイトルの論文が、学術誌「Frontiers in Ecology and the Environment」に掲載された。

・末松教授やアマチュア写真家の五味孝一さんによると、野生のリスがテングタケなどの毒キノコを日常的に食べていることが分かったといい、その不思議なメカニズムや解毒する体内システムに注目が集まっている。

えっ、大丈夫?!毒キノコをむしゃむしゃ 二ホンリスとテングタケの不思議な関係 神戸大研究者が論文公開

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長野県在住のアマチュア写真家五味孝一さんが撮影に成功した毒キノコを食べるリスの写真をもとに、神戸大学大学院理学研究科の末次健司准教授(進化生態学)が考察した論文「有毒なキノコを消費するリス」が、学術誌「Frontiers in Ecology and the Environment」にオンライン掲載されました。
人間では死亡例も

テングタケの毒性について、厚生労働省のサイトでは、「食後30分程で嘔吐、下痢、腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに神経系の中毒症状、縮瞳、発汗、めまい、痙攣などで呼吸困難になる場合もあり、1日程度で回復するが古くは死亡例もある」と危険性を呼び掛けています。人間にとって有毒なキノコをリスが食することについては、海外の文献で記述はあるものの写真は見当たらず、今回のような克明な写真や詳細な観察ができた例は世界的に珍しいといいます。特に、同じリスが吐き戻すような行動もなく複数日にわたって食べにくる様子が確認できたことは、貴重な知見です。

~省略~

五味さんと末次准教授に聞きました。

「リスが死んでしまう」と心配したことも

―リスのキノコ食は以前からご存じでしたか

五味さん「ニホンリスを撮り始めた年にドクベニタケ(毒キノコ)を食べるリスを見かけました。2年目に毒性が強いといわれるテングタケを食べるのを見た時には、死んでしまうのではと心配しましたが、翌日もまた次の日も元気に食べに来たので安心するとともに驚きました。かじられた毒キノコを目にすることはありましたが、まさかリスだったとは!という思いです」

―驚きです

五味さん「ニホンリスは、木の実以外にも毒キノコに限らずキノコが好きのようで、樹上や地上でキノコを見つけると足を止めて食べています。小さなキノコは、その場で食べますが、大きなキノコは同じ場所で数日(長いと1週間くらい)かけて食べたり、ちぎって樹上に運んで食べたりしています。最初からほかのリスに食べられないように、大きなまま樹上に隠すリスもいます。食べきれない分は樹上に貯食するようで、乾燥状態になったテングタケを冬に食べている姿も見たことがあります」

―毒への耐性について

末次准教授「観察では、春生まれの子リス(テングタケ自生地周辺には1匹しかいないから判別可能)は、間違いなく同一個体が6月29日、7月1、3、4、5日と4回もテングタケ(同一のテングタケではなく周辺の別テングタケも含む)を食べに来ていたそうです。人間換算にすると相当なダメージ、死んでもおかしくないような量を食べても無事ということですので、それなりの毒への耐性があると考えられます」

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【まいどなニュース 2021.12.18.】

可愛らしい外見とのギャップに驚き!?毒キノコを美味しそうに頬張る二ホンリスが話題に!

にゃにゃああっ!?
リスしゃん、危険な毒キノコをそんなにむしゃむしゃ食べちゃって平気なのかにゃ!?
後になってお腹の調子とかおかしくならにゃいといいんにゃけど…!!

これはすごい!
中でもテングタケは、強い毒性があることが知られており、多量に食べると死亡する危険もあると言われている人間界においては代表的な毒キノコだけど…どうやらリスくんにとってはこれも貴重なごちそうみたいで、大きなキノコはまるごと咥えて持ち帰って樹の上に貯蔵し、乾燥させ保存食にして冬の間ずっと食べ続けたケースもあったらしい。
(おまけに、Wikipediaによると、乾燥させるとより毒性が増して、人間にとってはますますヤバいシロモノになるらしい。)

テングタケ

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本種は有毒で、食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状を引き起こし、最悪の場合、意識不明に至ることもある。毒の成分はイボテン酸で、うまみ成分でもある。また、この成分は殺蝿作用もあり、同じ成分を含むベニテングタケよりも強い毒をもつ。

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ベニテングタケと同様の成分を含むが、テングタケのほうが含有量が多く、さらにこの成分は乾燥するとムッシモールと呼ばれる物質に変化し毒性が強化されるためこうなったものを口にした場合、重篤な症状が現れる可能性があるので要注意である。

中毒

中毒症状 食べてから15分から90分以内に発現し、2-3時間でピーク。

腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状。痙攣、精神の一時錯乱などの神経症状。

毒成分 イボテン酸(ibotenic acid )、ムッシモール(muscimol)、ムスカリン( musucarine )
治療 対症療法で、胃洗浄、活性炭と下剤の投与。このキノコに限らず、一緒に食べた人がいたら無症状でも出来るだけ速やかに胃の内容物を吐かせる。
解毒剤 フィゾスチグミン。ムスカリンの拮抗剤であるアトロピンは中毒症状の程度により使用を判定する。
後遺症 数日間の頭痛。

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【Wikipedia】

人間にとって深刻な中毒症状を引き起こす毒キノコを、なぜリスが平気で食べることが出来るのか?
そのメカニズムや解毒システムはまだよく分かっていないみたいだけど、リスが様々なキノコを好んで食べることで、キノコにとっては胞子が拡散され、双方にとってメリットが大きいことが関係している可能性がある上に、同じ哺乳類でも、中毒症状を引き起こす成分や機序が種によって異なっている可能性もありそうだね。

自然界はまだまだ謎やミステリーだらけにゃし、人間にとって危険な毒キノコを美味しそうに頬張るリスしゃんは、ほんとに強くてたくましいにゃあ!

個人的に疑問なのは、「人間が一口食べただけで確実に死ぬ」といわれる超猛毒のドクツルタケタマゴテングタケ(※いずれもテングタケ科であり、テングタケ科は猛毒キノコが多い)などを食べても果たして大丈夫なのだろうか?ということだ。
もし、リスの中で「平気なキノコとそうでないキノコ」を見極めて食べているのだとしたらこれもまた驚きだし、この先さらに研究が進んでいき、様々な謎が解明されていくことを期待しているよ。

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