静かな怒りに震えながら事件についてコメントする翁長知事
NEWS23
沖縄と米軍基地
少女暴行から20年…変わらぬ現実
1972年以降の米兵による事件(検挙)5896件
凶悪犯574件翁長沖縄県知事
亡くなったことに関しては痛恨の極み。基地があるが故の事件が起きてしまった。 pic.twitter.com/u0i3qc48IA— きむらゆい (@yuiyuiyui11) 2016年5月19日
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確かに、翁長知事が言っていることはもっともだ。上のツイートや画像にもあるように、在日米軍の犯罪数はここまで多いということだ。
（表面上）日本を守っているはずの米兵自身がこんなにも日本で犯罪を犯しているのなら、いっそのこと出てってくれという話になるのは当然だよね。
（ちなみに、「米軍が出て行ったら、日本は敵国にたくさん攻め込まれて多数の死者が出る」なんていうメチャクチャな米軍擁護の詭弁はやめてね。）
ええ？こんなにも米軍関係者の犯罪って多いんだ！私も、日米同盟とか、米軍に日本が守ってもらっているって学校で習った気がしたけど、これじゃむしろ危険に晒されているって言っていいレベルじゃない！
そして、沖縄の米軍の犯罪がやはり目に付くね。
日米地位協定も日本が独立国でないことを裏付けるような、実におかしなものだけど、沖縄はやはり米軍がかなり幅を利かせていて、完全に上から目線で沖縄県民を見下していることを示唆するようなデータだね。
※【日米地位協定】とは何か（やや古いページだけど、参考までに）
そしてまた、今回の凶悪殺人事件がおきたのね。わたしも歴史の詳しいことまでは分からないけど、沖縄の人たちの怒りは分かるわ。だって、沖縄は、戦争の頃からずっと、アメリカにたくさん酷いことをされてきたんでしょ？
無用な騒ぎを起こさないためにも、アメリカもそれなりに米軍兵士を教育しているとは思うんだけど、やはり、軍のトップクラスになると高学歴のエリートが多いものの、下っ端の兵士となってくると、教養の無い元不良やゴロツキみたいなのが多いんだろうね。
今回の犯人の親（だという人物）が、顔を隠してテレビのインタビューに答えていたけど、やはり社会的に弱い貧困層っぽい雰囲気だったし、だから、沖縄を筆頭に、米軍がいる街は治安がますます悪くなるというわけだ。
どうして、軍に入る人たちはそんな不良やヤンキーみたいなヤツばっかりなの？これじゃ、米軍が日本にいる限り、凶悪犯罪がいつかまた起こる可能性は大じゃない！
それじゃ、軍にまつわる一つの「システム」を挙げながら、その背景を少し説明してみよう。
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アメリカに横たわる「貧富の格差増大」と「経済的徴兵制」、いつか日本にも！？
アメリカは今は徴兵制度がないから、基本的には兵士になるのは志願制で自由なんだけど、実は入隊する代わりに、お金の無い人を対象にローンや学費を免除するような制度が用意されているんだ。
※参考サイト：狙われる？貧困層の若者 「経済的徴兵制」への懸念
だから、志願制で入る入らないは自由と言えども、どうしても、貧困層や社会の最下層のような、治安が悪くて荒れた地域で生まれ育ったような人間が軍に集まってきてしまうのは自然な流れなんだよ。
ま、これはアメリカに限らずどこの国でも言えることだけど、やはり命を賭けて戦闘に駆り出される役をやることになる（やらされる）のは、一番社会的に下で弱い層ということになるんだよね。
（さらにいうと、「貧富の格差」を拡大させた方が、より貧困層に兵士の仕事を押し付けやすくなるともいえるわけだ。）
「経済的徴兵制」って初めて聞いたわ！表向きは自由でもそんなカラクリで貧困層がみんなが嫌がる兵士をやらせられるってことなのね！
それで、不良やヤンキーみたいな柄が悪い人たちが在日米軍にも多くいるってことなのね！
ま、そういう一面もあるってことだ。
だけどボクは、諸外国の兵士とくらべて日本の自衛隊に関してはそれらとはやや異なると思っている。
だって、実際自衛隊の隊員の人って、結構真面目で使命感や信念を持ったしっかりした人が多いだろ？（まあ中にはそうじゃない人もいると思うけど…）
これはやはり、今まで自衛隊は専守防衛で、他国と戦闘（平たく言うと殺し合い）することが無かった（禁止されていた）ことが大きいんだと思っている。
なんせ、今までの自衛隊の主な仕事は、災害救助や被災地の復興支援なんかだったろ？
だから恐らく、元々、人を救う高い志を持った若者たちがメインに自衛隊に集まっていたんじゃないかなあと、そう思うんだ。
確かに、日本の自衛隊ってイメージが他の国と比べて、すごくいいわ！
なんか、私も自衛隊員の人って、真面目で真っ直ぐで、カッコいいイメージだもの！
やっぱり、米軍や他の国の兵士と比べても、実直で前向きなイメージだよね！
だけど、そんなイメージの自衛隊も、この先は徐々に変わっていくことになってしまうかもしれない。
なんせ、安倍政権が憲法の解釈を勝手に変えて、集団的自衛権を行使できるようにしてしまったから、他国の戦闘行為に参加する事態になっていきそうだからね。
そんな…！日本の自衛隊も他の国の兵士と同じように、殺し合い行為に参加することになるっていうの！？
そうなると、いよいよ、日本にも今のアメリカと同じように「経済的徴兵制」の可能性が横たわってくるかもしれないんだ。
自衛隊が他国の戦闘行為に参加する可能性がいよいよ出てくれば、現在の自衛隊員が辞めてしまったり、新たな自衛隊の志願者が減る恐れが出てくる。
これが大きな人員不足になった時には、アメリカと同じく、お金が無い社会的弱者をターゲットに、ローン免除や学費免除を謳った「経済的徴兵制」が始まるかもしれない。
でもこれは、「徴兵制ではない」と言い張ることもできる。なんせ、「入る入らないは自由」ってことにはなるんだからね。
・・・な、なんていう制度なの！それってあまりにもずるくない！？
この「経済的徴兵制」って意外に知られていないんだよね。強制的な「赤紙」とかの、いわゆる昔の徴兵制はあり得ないって言うのはまだ分かるんだけど、経済的徴兵制を始めて、「ほら、徴兵制じゃないだろ？」って言うことも出来てしまうわけさ。もちろん、その時は「徴兵制」って言葉は絶対に使わないだろうね。「平和貢献なんちゃら制度」…みたいな感じで（笑）。
事実、先に挙げた毎日新聞の記事では、すでにその布石を打ち始めているような話も出ている。詭弁やだまし討ちが得意な安倍政権のことだから、少し気をつけておいたほうがいいね。
と、とにかく、日本の自衛隊が、今の米軍みたいになってしまう可能性もあるってことね。日本人が日本と関係ない戦いに参加して、殺したり殺されたりするのも嫌だし、そんな風に変わっていくのは絶対に嫌だわ。
話を戻すと、沖縄や米軍の犯罪が絶えない問題は、沖縄だけでなくボクたち本土の人間にとっても他人事ではない。多くの国民がこの問題にも興味を持って、今後の在日米軍のあり方や「経済的徴兵制度」についてももっと知ってほしいと思うよ。
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