改憲に慎重派の二階氏の幹事長就任にビックリの声も
出典：YouTube
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自民党幹事長、二階俊博総務会長が起用される訳とは 首相任期延期、改憲、安倍晋三首相との「戦略的互恵関係」
首相はこれまで、けがで入院中の谷垣禎一幹事長（７１）の続投にこだわってきた。安心して党運営を任せられる存在だったからだ。一方の二階氏は憲法改正では慎重姿勢が目立ち、首相とは政治手法も異なる。
自転車の転倒により頸髄損傷の怪我を負った谷垣禎一氏は、昨日に幹事長を辞任。
この予想外の事態を受けて、安倍政権は後任の幹事長に二階俊博氏を指名したとのこと。
彼が新たな”党のまとめ役”となる運びとなった。
この人事に対しては、少なくともネット上では意外な声も出ているみたいだね。
はい。なんせ、軍事や外交など、安倍総理とは全く違ったタイプの政治家ですからね。
さらには憲法改正にも慎重な姿勢を持っているようです。
まあ、彼は「昔の自民党の最後の生き残り」と言っていいほどの人物だと思うけど、ここで簡単に二階氏のプロフィールを見てみよう。
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二階俊博氏のプロフィール
二階俊博氏は1939年の和歌山県御坊市の生まれ。
政治家のキャリアとしてはかなり長く、国政では1983年の当選から現在まで、30年以上のキャリアを誇っている。
田中角栄氏のシンパから、小沢氏の側近を務め、1993年には小沢氏とともに自民党を離党。
以後、新進党や自由党で小沢氏と政治生活を共にするも、（小池百合子氏と同じように）保守党結成を機に小沢氏と決別。
この流れで2003年に自民党に復党し、現在に至っている。
田中角栄氏の流れを汲んでいるのもあって、中国とのパイプが非常に太いのがよく知られており、この関係で尖閣諸島についても田中氏と同じく”棚上げ論”の考えを持っている。
また、松浪健四郎元議員曰く、日本共産党ともパイプがあるようで、今時の自民党では珍しいほどの調整型＆穏健派の政治家といえるだろう。
プロフィールをざっと見てみても、やはり今の安倍政権とはちょっと毛色が違いますね。
この前の参院選で野中氏を呼び寄せたのも二階氏の尽力があったみたいだし、かつての自民党の権力者であり、今でも一定以上の力を持っている点で、二階氏の幹事長就任に警戒感を持っている議員もいるみたいだね。
安倍政権はなぜ二階氏を招集したのか？
一体なぜ、安倍政権はここまで系統の違う二階氏を幹事長に据えることにしたのでしょうか？
谷垣氏の後任は、当初は岸田氏や細田氏の名前が出ていたけど、最終的には二階氏に決まった。
表面的な理由などは新聞などにも出ているけど、その本当の理由は”人材難”が背景にあったのではないだろうか？
それは、あそこまで重症の谷垣氏を、最後まで安倍総理が慰留していたことにも現れていると思うけど、恐らく、岸田氏などは別の内閣のポジションで想定していたはずだ。
そういう意味で、やはり安倍総理としては、改憲にも慎重で、なおかつかつての重鎮としての威厳を持っている二階氏を幹事長に据えるのは、かなり気が進まなかったのではないだろうか？
それだけ、谷垣氏が抜けてしまったことは自民党にとって大きなダメージであることが垣間見えるのと同時に、駒が一つ足りなくなっている状況下での”苦渋の決断”だったように、ボクには感じられるなあ。
（ちなみに二階さんは日本会議のメンバーではない。）
いわゆる古いタイプの政治家だから、ネットユーザーの間でも色々と批判が起こることは間違いないだろう。
まあ、どこまで彼が存在感を発揮するのか分からないけど、ボクとしては、彼が少しでも安倍政権の暴走を止めて、日中関係の改善に役立ったり、ある程度の調整能力を発揮してくれることを願っているよ。
ちょっとまだ、彼の幹事長就任がどんな変化をもたらしていくのかは未知数ですけど、少しでも改憲の流れの歯止めになってくれれば嬉しいですね…。
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