どんなにゅーす?
・2018年10月21日に台湾・宜蘭県で発生した台湾鉄路管理局の特急「プユマ号」の脱線死亡事故について、事故車両を製造した日本車輌製造が、自動列車防護装置(ATP)において設計ミスがあったことを認めた。
・本来は、ATPを切った際には司令部に通知されるシステムだったものの、これが設計ミスで機能していなかったという。
・台湾当局は、日本車輌製造に説明を求めており、事故調査の結果によっては損害賠償を求める可能性も出ているという。
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台湾脱線事故の車両に設計ミス 製造元の日本企業が発表
台湾東部の宜蘭県で先月起きた脱線事故で、事故を起こした「プユマ号」をつくった日本車両製造(名古屋市)は1日、車両の安全装置「自動列車防護装置」に設計ミスがあったと発表した。本来は運転士が装置を切ると、その情報が運行を管理する指令員に自動で伝わるはずだったが設計ミスが原因で伝わらないようになっていたという。
同社によると、事故から2日後の10月23日、運行する台湾鉄道から、安全装置を切った際に自動的に指令に連絡が入る機能についての調査要請があった。調査の結果、同29日に設計担当者のミスで配線の接続が仕様書と一部異なり、この機能が働かなかったことが判明した。
~省略~
運転士は台湾検察の調べに、事故が起きる約30分前に安全装置を自分で切ったことを認めている。車両の動力などにトラブルがあったとしており、無理に運行を続けようとして装置を切った疑いが出ている。
運転士は指令員の同意を得て装置を切ったとしているが、台湾鉄道は「報告は無かった」として主張が対立している。
台湾行政院(内閣)の調査チームは無線記録などから、指令員は運転士とのやり取りを通して事故の約3分前には装置が切れていたことを知っていたとみているが、設計ミスがなければより早い段階で事態を把握できた可能性がある。
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プユマ号脱線 車両に設計ミス 交通相、日本の製造元に対応求める考え
(台北 2日 中央社)特急プユマ号の脱線事故で、車両を製造した日本車輌製造(愛知県)が自動列車防護装置(ATP)の設計ミスを認めたと日本メディアが1日、報じた。呉宏謀交通部長(交通相)は2日、日本側に対応を求める考えを明らかにした。賠償請求を行うかについては、責任の所在が明確になった後に決める方針を示した。
~省略~
行政院調査チームの呉沢成召集人は1日、中央社の取材に対し、ATPに重大なシステム上の問題があったならば、台鉄は早期に気付くべきで、気付かず対処もしなかったのは「不可解」だと述べ、一連の問題の原因を徹底的に究明する考えを示した。
台鉄は1日、日本側に書面を送付し、具体的な説明を求めたと明らかにし、確認が取れれば、日本側に必要な対応を要求するとしている。
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台湾脱線事故の車両に設計ミス 製造元の日本企業が発表https://t.co/RCB4SHAuqX
司機尤振仲痛哭下跪道歉 董家女兒緊抱「沒有怪你」|三立新聞網https://t.co/J5PjwQm5Df https://t.co/3oZcagNIuL via @YouTube pic.twitter.com/TpVS2y1XHg
— asuka 🇸🇬 (@asuka_SGP) 2018年11月1日
【台湾列車事故】安全装置が作動しないと指令部門に自動的に通知される仕組みだったが、それが設計ミスで通知できなかった。 pic.twitter.com/SxXqbe84Ir
— Satoru_Date (@satorudate) 2018年11月1日
台湾脱線事故の車両に設計ミス 製造元の日本企業が発表:朝日新聞デジタル https://t.co/lZgAhzObsq
ありゃー
動作チェックテストも抜けたということは設計段階より前に仕様要望リストから抜けてたとかかねやっちまったな日車
— くさや=F=フォンデュ @11/24磐田遠征 (@KusayaFondue) 2018年11月1日
事故直後に、「日本製の電車が台湾で脱線した」とメディアが報じただけで逆ギレしていた人がいたと指摘しましたが https://t.co/w2jVmeyacv 早速日本メーカーがミスを認めたという報道に対しても、まるで報道したメディアが悪いような逆ギレをしている人がいます。困ったことです。 pic.twitter.com/eEmIEwrU5W
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2018年11月1日
台湾の脱線事故は、直接の原因は運転士のミスによる速度超過でも、それを予防できたかもしれないシステムにメーカーのミスがあったようです。これが事故を招いたとまでは言えないにしても、機能すれば予防できた可能性もあっただけに、充分な検証と対策が必要です。逆ギレする場合ではありません。
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2018年11月1日
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日本車輌製造側に重大な設計ミスが発覚!場合によっては賠償責任が生じる可能性も…
出典:日テレNEWS24
10月に発生した台湾での「プユマ号」脱線死亡事故ですが、車両を製造した日本車輌製造側に設計ミスがあったことが明らかにされました。
自動列車防護装置(ATP)を切った際に司令部に通知される機能が「設計ミス」によって働いていなかったとのことで、台湾当局側も日本車輌製造側にしかるべき対応を求めるとしています。
ATP(日本でいうATSやATCと呼ばれているもの)とは、スピードの出し過ぎを強制的に減速させたり、信号見落としなどの人為的ミスに対して警告を出したり、自動的に列車を停止させる安全システムのことで、こうしたシステムが正常に稼働する限りは、このようなスピードの出し過ぎによる事故は起こりえないということだ。
今回は、列車の遅れを取り戻そうとしていたのか、このATPを運転手自らが切っていたことが分かってきているけど、いまだに不明な点が非常に多い中で、どうやら、運転手がこれを切った時点で自動的に司令部に伝達されるはずだったものが、車両の設計ミスによって伝わっていなかったことが分かってきたようだね。
これが事故の直接的な原因に繋がったのかどうかは分かっていないけど、あってはならない重大な設計ミスなのは明らかであり、運転手がATPを切ったことがすぐに司令部に伝わらなかったことで意思統一が上手くいかず、これが脱線の一因に繋がった可能性は現時点で否定できない。
ネット上では、熱烈な安倍シンパらによる台湾をことさら信奉・礼賛する声があり、こうした日本のメディアの報道を「反日マスコミの悪質な工作」などと騒いでいる声も目立っているけど、事故原因に繋がったかどうか以前に、これは「安全システム上の重大な欠陥」と言えるもので、日本製の鉄道車両の信頼性を大きく低下させるものだ。
この先の台湾当局の調査を見守っていきたいけど、事故そのものの悲惨さ以外にも色々と残念な事態になってきているね。
相変わらず、ネット上では現状を激しく曲解させた上で身勝手でカルト的な論調も目立っていますが、今回の事故についてはより慎重で詳細な調査が求められますし、日本側の企業も絡んでいる中、責任の所在を明らかにするのも様々な困難や問題が生じそうな予感がしますね…。
日本製の鉄道車両は他の諸外国でも使用されている中で、同じような事例がその後も生じないとも限らないし、色々と心配な状況になっているね。
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