松井知事のこれらの発言が波紋を呼ぶ
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ネットでの映像を見ましたが、表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様。 https://t.co/W1oS7Gko1e
— 松井一郎 (@gogoichiro) 2016年10月19日
松井一郎大阪府知事が機動隊員の沖縄での差別を「擁護」して批判殺到https://t.co/7RDW6tN1mO … pic.twitter.com/0bORvFScHfpic.twitter.com/wCZ5QNjFdL
— 宇宙からの使者 (@hirochiyan) 2016年10月20日
「土人」発言、警官ねぎらう 知事「たたくと落ち込む」
沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事現場に派遣された大阪府警の警察官が「土人」などと差別的な発言をした問題で、ツイッターで「出張ご苦労様」と警察官をねぎらう投稿をした大阪府の松井一郎知事は20日午前、記者団に「(警察官が)言ったことは悪いし反省すべきだ」と述べた。その上で、「間違った発言をすると、その人を特定し、鬼畜生(おにちくしょう)、けだもののようにたたくのは違うと思う」と主張した。
松井氏は「現場で相手からも散々言われる中で職務しているわけで、国民すべてが1人の警察官をたたきまくると本当に落ち込む。だから一生懸命やっていたことは認めようということだ」と持論を語った。
松井一郎大阪府知事が、沖縄・高江の反対派住民に「ボケ、この土人!」などと差別的な暴言を行なった大阪府警の機動隊員をねぎらい、かばう発言を繰り返していることがネット上で波紋を呼んでいるようだ。
松井知事は、問題の機動隊員に対して、「表現が不適切でも一生懸命職務を遂行している、ご苦労様。」などと、優しくねぎらうようなコメントをツイッターで展開。
これに批判の声が殺到した後も、差別発言に対しては「反省すべき」としながらも、「相手もむちゃくちゃ言っている」「間違った発言をすると、鬼畜生のように叩くのは違うのでは?」とこの隊員を気遣うコメントをしているみたいだ。
こうした知事のコメントに対して、ネット上では批判コメントと賛辞のコメント飛び交い、挙句に賛辞側と批判側の双方が衝突するような状況にもなっているようだね。
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この松井知事発言の問題点とは?
あらあら?
松井さん、どういう意図で言っているのかよく分からないけど、結果的に一部の人たちから熱烈な賛辞を受けている事態になっているみたいね。
この松井知事の発言から透けて見えるのは、これらは一部の支持層(いわゆる親米・嫌韓・嫌中・沖縄蔑視思想のネット民)の支持を計算しての発言である可能性があること、そして、彼自身が、沖縄県民の心情が全く頭になく、いわゆる無関心&他人事程度でいる可能性があるということだ。
もちろん建設現場では、双方がヒートアップしている状態で、与えられた仕事をしている警官も何か頭に来るようなことを言われれば、ついついカッとなって汚い言葉で罵ってしまいたくもなるかもしれない。
しかし、ヘリパッドや基地建設を反対しているのは、これら反対派の現場の人たちだけでなく、多くの沖縄県民の思いでもあるんだ。
事実、沖縄では、これらの基地建設に反対している翁長知事が当選し、基地反対派の政治家が主流派を占めている状況だ。
松井知事のこれらの言葉は、そういう沖縄の民意を完全に無視した発言でもあり、つまりは彼はそこまで気が回らないか、どうでもいいかのどちらかなのだろう。
いずれにしても、彼ら本土の多くの政治家の間でも、様々な悲劇と苦難の歴史を持つ沖縄を軽視したり、蔑視する思想がどこか根底に存在していることは否めないのではと思う。
菅官房長官は「土人発言」を痛烈批判、沖縄の維新勢力も松井知事を批判
維新沖縄県総支部、大阪の松井知事に抗議
米軍北部訓練場(沖縄県)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事を巡り、現場周辺の警備中、差別的言動をした大阪府警の機動隊員について、ツイッター上に擁護するような書き込みをした大阪府の松井一郎知事(日本維新の会代表)に対し、同党沖縄県総支部は20日、抗議状を送ると発表した。「発言は完全に不適切。代表がこういう発言をしたことに厳しく抗議する」などとする内容。
菅官房長官は今回の機動隊の発言に対し、「許すまじきこと」として痛烈に批判しており、また維新の沖縄支部も、松井知事に対して「誠に不適切」として抗議の意思を示しているようだ。
これらの対応は全く妥当なもので、菅官房長官も素早く状況と空気を読んで、適切な対応をしている感じだね。
松井氏は理解しているのかしてないのかよく分からないけど、まさしく今回の問題は「この点」なのであり、暴言を吐いた警官を擁護することは、公権力を持つ人間を崇めること以上に、「沖縄県民の民意を踏みにじることに繋がる」というのが、最もマズイ部分なんだ。
なぜなら、ヘリパッドや基地の移設を食い止めるのは、一部の反対派だけでなく、多くの沖縄県民の切なる願いでもあるからね。
こうした俯瞰的な視点を全く排除してしまって、ただ単に基地反対派の”武闘派”と”機動隊”との対決にばかりクローズアップさせてしまった結果、どうも本質から外れた視点で論争が繰り広げられてしまっているような気がするのが、なんとも残念だね。
いつもながら、日本の人たちは「木を見て森を見ず」で、最も大事な視点を見失って、不毛な争いや潰し合いに向かってしまうのよね。
松井さんも色々な思惑があって、こういう発言を繰り返しているのかもしれないけど、私たちは一歩距離を置いた上で、おかしな方向に引きずり込まれていかないように注意したいものだわ。
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