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連休もたけなわだけど、みんな、今日は何の日か知っているかな?
今日は5月3日で「ゴミの日」かにゃ!?
おお、なるほど、それもいいかもしれないなあ!
んもう!二人ともなに言ってるのよぉ!憲法記念日でしょ!?
冗談はこの辺にして…その通り!今日は、現在の日本の憲法である「日本国憲法」が制定された日なんだ。ちなみに制定された年は1947年(昭和22年)だから、今から69年前になるね。
最近、テレビや新聞で憲法改正がどうのこうのっていう話を良く聞くけど、いまいち詳しいことがよく分からないのよね。
そもそも、憲法って何なんだにゃ?
憲法っていうのは、国の「最高法規」で、簡単にいうと、全ての法律の頂点に立つ、国のあり方を決める一番重要な法律(ルール)のことなんだよ。
つまり、私たち日本人が守るべき一番大事な法律ってこと?
その通り。全ての日本人(もちろん全ての政治家・総理大臣も)が守らなければいけない、とっても大切なものなんだ。
憲法9条とかは学校で習ったにゃ!確か「戦争を永久に放棄する」って言ってたと思うにゃ!
そうだね。やっぱり日本国憲法で一番世界的に有名なのは第9条だね。戦争の放棄や交戦権の拒否を宣言した「憲法9条」は、平和を一層進めるものとして、世界中から高く評価されているんだよ。
※参考サイト:憲法第9条
この憲法のお陰で日本が好きな外国人も多いって聞いたにゃ!世界のみんなに自慢できる憲法があって、ほんとに嬉しいにゃあ~!
・・・なんだけど、現政権与党である安倍政権は、この憲法9条を含む日本国憲法をかなり変えることを本格的に検討しているんだ。もし憲法を変えるとするのなら、戦後初めての非常に大きな出来事になるんだよ。
なんで、安倍しゃんはそんなに憲法を変えたいんだにゃ?
憲法改正を進めたい人たちは、その理由として「憲法9条があると他国が攻め込んできて、いずれ日本が侵略される」とか、「すでに日本は中国などによって重大な脅威に晒されているから、相手を威嚇し、けん制する為には憲法9条を変えるべき」と言っていることが多いね。
それから、「今の憲法はアメリカから一方的に押し付けられたものだから、日本人の手によって新たに憲法を作り直す必要がある」と言っている人もいるね。
(※これ以外には、自衛隊は憲法に違反するとの解釈をした上で、戦力と軍隊保持を正式に認める内容に変えるべきとの主張もある。)
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日本国憲法は本当にアメリカが押し付けてきたもの?
ほんとに今の憲法って、アメリカが一方的に押し付けてきたものなの!?
ボクも確か学校で「マッカーサーが主体となって日本国憲法の導入をすすめた」なんて習った気がしたし、実際そうなのかなあと思ってたんだけど、実はあながちそうでもないみたいで、実際には日本の憲法学者が日本国憲法の制定に深く関わっていたとか、戦争放棄の第9条は、むしろ日本側が主体となって組み入れられた、っていう説も最近になって出てきたんだよ。
※第44代総理・幣原喜重郎が憲法9条を提案したという説があるものの、諸説あり、現時点では確定していない。
ええ?にゃこが学校で習ったこととも違うにゃ!
日本の憲法学者も大いに賛同した上で日本国憲法が編まれた、という報道番組を去年に観たし、どうやら、「一方的にアメリカから押し付けられた」っていう言説は、少し疑問符を持ってもいいかと思う。だから、この一連の話はかなり慎重に見ておいた方がいいとボクは思うよ。
じゃあ、「アメリカから押し付けられたから変えるべき」っていう人たちの主張はあんまり信用しない方がいいの?
少なからず、ボクはそう思うね。憲法を変える変えないの是非は別にして、今の憲法が「悪しきもの」「一刻も早く変えるべきもの」っていう印象を植えつけるのが目的のような気がするんだよな。
結局の所、憲法って変えるべきなのかにゃ?そもそもなんでそんなにしてまで変えたいのか、にゃこにはよく分かんないにゃ。
それこそが、多くの人が感じている、一番のクエスチョンマークだと思うよ。
悲惨な戦争が終わって、日本国憲法が制定されてもうすぐ70年だけど、こんなにも長い年月、日本は戦争の危機すら起こらなかったし、自衛隊も一人も人を殺すことなく、かつ一人の戦死者も生み出さなかった。これは、やっぱり憲法9条があり、集団的自衛権(同盟国の戦争に参戦する)も認められてこなかった日本国憲法があったお陰だったのは、紛れも無い事実だとボクは思う。
(※ただし、安倍政権は戦後初の新解釈により集団的自衛権の行使を行なうことを決定。これも日本の国の姿を変える大転換。)
もし、これまでで何度も戦争が起きたり、紛争が絶えなかったのであれば、憲法を変える必要が出てくるかもしれないけど、こんなに日本に平和と安全が保たれてきたのに、何故面倒な手続きを経てまで変えなければならないのか?という彼らの思惑や、「本当の理由」を推して図る必要があると思うんだよね。
本当の理由や思惑!?
これ以上話すととても長くなってしまうから、今回はこの辺にするけど、少しヒントをあげると、この日本に戦争放棄のバリアを取っ払ってもらいたい(つまりは日本をいずれ戦争が出来る国に作り変えたい)勢力が存在している、ってことさ。たぶん、これから色々なニュースを紐解いていけば、だんだんとそうした仕組みも分かってくると思うよ。
とにかく、果たしてこの国にとって、憲法改正は必要か?9条の破棄は必要か?っていうことをみんなが真剣に考えてほしいと思うよ。
最後に・・・
憲法っていうのは、国民を守ってくれるとてもありがたいものだっていうことを分かってほしい。政治家や権力者が思い通りに力を振りかざして民衆を力でねじ伏せることの無いように、彼らに足かせを付けた上で、国民の自由や権利を守るためにあるのが憲法なんだよ。だから、政治家を含めて全ての日本人が、憲法に忠実で常に謙虚でいなければいけないことを覚えておこう。
にゃこは、みんなに自慢できる今の憲法をこれからも残したいにゃ!
なんか、ちょっと心配になってきちゃう話だけど…わたしももっと真剣に憲法について考えてみるわ!
まとめ
憲法9条の改変以外にも安倍政権は憲法を改正することを謳っているけど、その草案には、日本国憲法の重要な柱である「基本的人権の尊重」を大幅に制限する内容が書かれている。これからボクたちは、安倍内閣が一体どういった方向にこの国を導いていこうとしているのか、注意深く見ていく必要があると思う。
日本という国や自分達の生活が大きく変わっていく可能性がある憲法改正について、みんなも是非関心を持ってほしい。
※参考ページ:改憲論の盲点―日本国憲法は押し付けられたのか
※こちらも要チェック:自民党ホームページ-憲法改正草案
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