日本の自殺者数、若年層が増加傾向に!15~34歳の死因トップは先進7か国で日本だけ!厚労省「若い世代の自殺は深刻な状況」(自殺対策白書)

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どんなにゅーす?

・2018年6月19日、厚労省は最新版の自殺対策白書を発表。それによると、2017年の日本の自殺者数は2万1321人でうち7割が男性だったという。

・自殺者数や自殺死亡率は1978年以降最小となっているものの、若年層の自殺は増加傾向の上に、15~39歳の死因トップが自殺だったのも先進7か国の中で日本だけという状況に。この実態に対し、厚労省は「若い世代の自殺は深刻な状況」と危機感を示した。

若者の「死因第1位」は自殺 先進国で“日本のみ”に波紋広がる

厚生労働省が6月19日に発表した「自殺対策白書」で、昨年の自殺者数は減少傾向にあるが、日本の若い世代の自殺が「深刻な状況」であるとの見解を示した。先進国の中では、特に日本がひどい状況ということもあり、議論を呼んでいる。

「自殺対策白書」によると、2017年の自殺者数は2万1321人で、うち男性が全体の約7割。3万人を下回ったのは2012年から6年連続、減少は8年連続となった。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率でも、統計開始の1978年以降で最小を記録した。

20代では1990年代前半と同等の水準まで巻き返しているが、その一方で、20歳未満、30代では、自殺者数がピークとなった1998年以前の水準までには減少しておらず、20歳未満についてはほぼ横ばいという状態だ。

15~39歳の各年代の死因の第1位は「自殺」。厚生労働省は「若い世代の自殺は深刻な状況」と危惧する。なかでも、死因に占める自殺の割合が高い年代は20~24歳が48.1%、次に25~29歳が47.0%でほぼ5割。男女別では、男性は25~29歳が51.2%、女性は20~24歳が41.8%で、それぞれ最も高い年代となった。なお、15~34歳で死因の第1位が自殺となっているのは、主要7カ国の先進国では日本のみだという。

【ニコニコニュース(STANDBY) 2018.6.21.】

自殺対策にSNS相談、若者支援の効果は? 課題は?

政府は19日に閣議決定した2018年版の自殺対策白書で、若者への支援を強める必要性を強調した。20歳未満の自殺が増えていることや、神奈川県座間市で10代~20代の9人が遺体で見つかった事件を受けたものだ。

昨年の自殺者数は2万1321人で、8年連続で減少した。過去最多だった03年の3万4427人の約3分の2になった。ただ、20歳未満は前年比47人増の567人。また15~34歳の死因1位が自殺であるのは主要7カ国(G7)でも日本だけで、「国際的にみても深刻」だとしている。

座間市での事件ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に自殺願望を投稿した若者らが被害にあったとされ、また若者は日常的にSNSを利用している。こうしたことから厚生労働省は3月の自殺対策強化月間に、SNS相談を初めて実施。白書でその結果も分析した。

相談数は1万129件。内容は「メンタル不調」(2357件)や「家族」(1187件)、「学校」(999件)が多かった。相談者は20歳未満と20代で8割強を占めた。白書はSNS相談の利点として「相談履歴が残り、相談員が代わっても同じことを聞かずに済む」ことなどを挙げた。一方、課題としては相手の反応が見えにくいことなどを指摘した。

【朝日新聞 2018.6.20.】

全体は減少傾向にあるものの、若者の自殺は増加!強い心的ストレスがあると「自己への攻撃・破壊」に向かいやすい日本人

↓若年層(15~34歳)において、事故率より自殺率が上回っているのが日本だけの状況に、ネットでは様々な声が。

出典:Twitter(@sosorasora3)

政府が最新版の自殺対策白書を発表しましたが、全体の自殺数や自殺率は下がっているものの、若い人達の自殺が増えてきている実態が明らかになりました。
様々な要因や内情が起因しているものと思われますが、改めて、日本が自殺大国である現状が浮かび上がっています

特に若い世代において、少子化によって若い人の数は減り続けているのに自殺者数は増加しているというのは中々深刻だね。
ネット上では、「日本は医療が進んでいるから、事故よりも自殺の割合が高いんだ」との声があるみたいだけど、これは先進7か国の比較であり、各国の医療レベルはそこまで変わりが無いものと考えるのが自然なため、この主張にはいささか疑問が感じられる。

政府も「深刻な状況」と認めている状況だし、ここまで若い人の自殺が増えている背景にあるのは、やはり、日本固有の精神性や教育システム、そして社会制度や「将来に希望が持てない若者が増加していること」が影響しているのではないだろうか。

確かに、最近は中高生などのいじめによる自殺のニュースが増えているように感じられますし、これに加えてブラック労働やパワハラによる過労自殺なども多く報じられるようになっています。

現代の日本は、世界的な経済大国の一つとして、物や娯楽の文化などは豊かにありますが、グローバリズムによって貧富の格差(つまり見えない身分格差)が深刻なまでに進んできていること、そして、近年はますますネットを中心に、いわゆる権力を賛美しつつ貧困層や社会弱者を差別し叩く「全体主義思想」も広がっているように感じます。
そうした背景から見ても、近年の日本社会全体に「プラスの感情」よりも「マイナスの感情」が広がっていることも考えられますね。

「プラスの感情」とは、主に喜び、楽しさ、希望、期待、癒やし、共感、結束、経済的・物的豊かさがもたらす精神的余裕などがあるけど、確かに、こうした雰囲気を伴ったネットの声ってあんまりないように見えるね。

一方で「マイナスの感情」というのは、悲しみ、怒り、嘆き、イライラ、苦しみ、絶望、闘争、差別、軽蔑、侮辱、恨み、妬み、虚無感、経済的貧困による余裕の無さなどが挙げられ、やはりこちらの方が現在の日本の状況を表しているように見える。

また、(これは前に誰かが指摘していたことだけど)日本人によくある気質として、強い心的ストレスを感じた場合、その矛先が「外」よりも「内」に向かう傾向があるように思え、海外では、自分たちを抑圧している「権力に対する怒り」という形で表れるのに対し、日本は、自らを傷つける自己犠牲の形で表れやすいとする声もある。
こうした傾向があるのも、教育システムや日本社会に蔓延している価値観が影響している可能性もあり、これは、権力側にとっては実に都合が良い(非常に従順な)国民性を持っているといえそうだ。

確かに、ネット上を見回しても、醜い誹謗中傷や差別、軽蔑や絶望感を伴った投稿やツイートが多く躍っており、ポジティブな感情が溢れた健全な社会とはとても言いがたい状況ですね…。
やはり、日本は物は豊かにある一方で、精神的な豊かさは世界でもトップクラスの貧しい状況にあるのかもしれません。

例えば、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭氏も、かねてより日本の社会制度に疑問を抱きつつ、キューバを旅した時に現地の人々の生き生きとした姿が日本と全く違っていたことにカルチャーショックを受けたようで、そうした一連の体験を自著「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」で綴っているけど、やはり、「本当の豊かさ」というのは、ただ単に「経済が発展しているかどうか」という単純なものではないものとボクも考えている。

今の日本は、何かと重苦しい閉塞感が漂い、様々な同調圧力や「自由や個を犠牲にして権力(グローバル資本)に尽くす」全体主義が支配している状況だけど、このような現状だからこそ、日本の人々はもっと大きな視野と柔らかい頭を持ち、地球規模の視点で様々な現実や文化を知りながら、「人間らしい暮らしとは何なのか?」を追求しながら、一度きりしかない人生をより充実したものにするために日々前向きに考えていく必要があるんじゃないかな。

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