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原子力規制委の更田氏が東電からの虚偽の説明に大激怒!→日テレがこれを報じるも、NHKらは隠蔽、東電や凍土壁を好意的に報じる!

原子力規制委の更田氏が東電からの虚偽の説明に大激怒!→日テレがこれを報じるも、NHKらは隠蔽、東電や凍土壁を好意的に報じる!

どんなにゅーす?

・2017年6月28日、原子力規制委員会の更田委員長代理が東電側からの虚偽の説明に激怒する一幕があった。

・更田委員長代理は、東電側による凍土遮水壁の効果があったかのような説明を強く批判「ウソだもん、これ。陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」と声を荒げ、東電側の不誠実な対応に激しく憤った

日本テレビではこの件を映像つきで紹介したものの、NHKや共同通信ではこの件が一切触れられていない上に、「規制委員会が凍土壁を了承した」とだけしか報じておらず、この現状にネット上で批判が起こっている。

東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒

原子力規制委・更田委員長代理「(東京電力は)人を欺こうとしているとしか思えない。ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」「そんな説明が後から後から出てくるような図を描く限り、東京電力はいつまでたっても信用されませんよ」

メルトダウンした原子炉建屋に流れ込み汚染水となってしまう地下水は、主に周辺に増設した井戸でくみ上げて減らしているのが実態。

しかし東電は28日、あたかも主に凍土遮水壁の効果で流入が減ったかのような説明をし、原子力規制委員会の更田委員長代理が激しく怒った。

【日テレNEWS24 2017.6.28.】

↓日テレと対照的に、この件を好意的に報じたNHK。凍土壁についても「おおむね規制委員会が了承」と報道。

福島第一原発の凍土壁 1年3か月余でようやく完成へ

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱で、建屋の周囲の地盤を凍らせて地下水の流入を防ぐ「凍土壁」について、原子力規制委員会は28日、安全のため凍らせずに残していた最後の部分の凍結をおおむね了承し、凍土壁は運用開始から1年3か月余りたってようやく完成する見通しとなりました。

~省略~

これについて東京電力は28日の原子力規制委員会の会合で、すべて凍結させても地下水の水位が急激に下がることはなく、仮に下がっても汚染水が漏れ出す前に緊急に移送する体制が整っているなどと説明し、原子力規制委員会もすべての部分の凍結をおおむね了承しました。

東京電力は正式に認可が下りれば速やかに凍結を始めるとしていて、凍土壁は運用を開始してから1年3か月余りたってようやく完成する見通しとなりました。

建屋への地下水の流入量は、凍土壁の運用を始めた当初は1日400トンありましたが現在は100トン余りに減っています。

東京電力は最後の部分を凍らせれば、流入をさらに減らすことができるとしていますが、原子力規制委員会は凍土壁が完成したあとの効果を慎重に見極めることにしています。

【NHK NEWS WEB 2017.6.28.】

原子力関連の報道は、日常的に激しい歪みと忖度、強固な報道規制の元に行なわれていることを如実に表した一件

えええ~~!?
同じ件を扱ったニュースなのに、日本テレビとNHKの報じ方が全然違っているわ!
このNHKの報道じゃあ、何の問題もないまま凍土壁が完成して了承されたような印象を受けるし、こんなに激しいやり取りがあったなんて知るよしもないわ!

やはり、この件で最も重要な”肝”は、日本の原子力施設をチェックしている立場の原子力規制委員会の更田委員長代理が、東電による凍土遮水壁の説明に「こんなの嘘だ!」激しく怒ったことだろう。

それだけ、東電による巨額の国費を投じた凍土壁がほとんど効果がないものであるということや、東電がこれをごまかすために虚偽の説明を行なったことこそ、ボクたちが知るべき最も重要な問題なはずなのに…NHKなどの報道は、これらの最も重要な部分を全て隠し「ついに凍土壁が完成し、規制委員会もこれを了承した」という内容に歪められてしまっている

改めて、日本のマスメディアがこれっぽっちも信用に値するものでないということと、やはり、原子力関連の報道にはかなり強い歪みやフィルターがかかっているということを感じずにはいられないね。

これ、さっき紹介した東京新聞の望月記者が読売や産経なんかから様々な嫌がらせを受けている話とも繋がるわね!
やっぱり日本のメディアって、結局は、権力者や政権の意向を真っ先に汲んで、これらの思惑に沿って「私たちを騙す」目的が根底に存在しているってわけね!

原発そのものが海の向こうの巨大な軍産複合体によって生み出され、CIA(正力松太郎)によって日本に入ってきたものである以上、これらの資本によって成り立っているテレビ・新聞がこれらの意向に逆らえないのは、ある程度避けようのないことだ。

重要なのは、ボクたちがこうした”裏事情”を理解した上で、決してこれらの報道機関の情報全てを鵜呑みに信じてしまわないことであり、特に原子力関連の報道は、今回のように相当に真実を歪められて報じられている実態があることを知ることだ。

実質的に原発推進側にあたる規制委員会の関係者がここまで怒ったということは、よほど東電からの説明が酷かったということだろうし、凍土壁についても、350億もの巨額の国費を投じたにもかかわらず、実際にはほとんどその効果を見込めないどころか、大量の電力を消費してますます無駄が発生しそうな様相になっていると見るのがいいだろう。

返す返すも、日本のマスメディアの惨状はあまりにも深刻だわ…。
今回の件については、日本テレビはその中でもよく報じてくれたし、今後も細心の注意を払って、これらの報道を受け取っていくことにするわ

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