どんなにゅーす?
・2023年7月15日、国民栄誉賞を受けた作曲家・服部良一さんの次男で俳優・ミュージシャンの服部吉次さんが記者会見を開催、日刊ゲンダイで告白した8歳の頃に2年半にわたって受け続けたジャニー喜多川からのレイプ被害を告発した。
・会見には、(ゲンダイで語られている)「軽井沢の夜」にて、服部さんとともにレイプ被害を受けた松崎基泰さんも同席し被害を証言。松崎さんも7~8歳の頃から1年半ほど、車中などでジャニーからレイプされ続けてきたことを明らかにし、「非常にショックで、恐怖しかなかった」と語った。
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ジャニー氏が70年前に性加害 服部良一氏次男の俳優が証言
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年に87歳で死去)による性加害問題で、俳優の服部吉次さん(78)と友人の松崎基泰さん(79)が15日、東京都内で一部メディアの取材に応じ、小学生だった約70年前、服部家と親交があった喜多川氏から2人が性加害を繰り返し受けたと証言した。
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吉次さんは小学2年の頃、自宅に宿泊した喜多川氏から被害を受け、その後約2年半の間、数十回続いたと証言した。姉に一度話した以外、家族へは明かせなかったという。服部家に遊びに行っていた松崎さんも7、8歳頃から1年半ほど、車中などで性被害が続いたと明かし「非常にショックで、恐怖しかなかった」と振り返った。
公表について吉次さんは「元ジャニーズJr.の話が報じられ、思い切った」と語った。
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↓下記の記事内に出てくる「友人M」が松崎さん。
ジャニーズ性加害構造の萌芽は70年前に…一晩で5人の少年の間を渡り歩いた“軽井沢事件”の全貌
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吉次氏は「別れのブルース」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」などの和製ポップスで知られる国民栄誉賞受賞作曲家・服部良一の次男。長兄は作曲家の故・服部克久だ。(独占インタビュー前後編の後編です)
◇ ◇ ◇
──ジャニー喜多川氏に弄ばれたあとはどうしたのですか?
「なぜそうなのか、説明するのは難しいのですが、それからもジャニーとの関係は2年半くらい続きました。彼は毎週土曜日に来て、そのたびにまた私と一緒に寝て同じ行為を繰り返すんです。たぶん1年で30回くらいでしょうか。
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」
■彼を野放しにした日本社会の閉鎖性
──なぜ家族が気づかないのでしょう。
「よく言われますが、私の場合ももしかしたら家族が気づいていたのかもしれない。でも、それを体裁が悪い、不都合なことは隠す、という日本的な閉鎖性があったのかもしれない。それが結果的にジャニーを野放しにしたのではないでしょうか。
1965年にジャニーズ事務所が独立した頃もジャニーやメリーも服部家に出入りしていましたが、私とのことは何もなかったかのような振る舞いだし、そもそも彼も少年愛の年齢ではもうなかったからでしょう。私も、記憶の底に封じ込めてしまったのでしょう。そのほうが気持ちが楽ですから。
ただ、その頃ジャニーズ事務所というジャニーにとっては、“趣味”と実益を兼ね備えた“格好の場所”が確保されたわけで、新たな被害者を生み出すことになったのを防ぐことができなかったのは忸怩たるものがあります。
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」
──ジャニーズ少年野球団との交流は?
「同じ頃、ジャニーの車で『少年野球団』のメンバー3人と僕の友だちの総勢6人で父の軽井沢の別荘に1泊旅行することになったんです。大人はジャニーだけ。
同行した私の友人Mは今でいうジャニーズ系の美少年で、父の誕生パーティーに彼を呼んだ時に、たまたま来ていたジャニーが彼を見てぞっこんだったようです。『あの子も連れておいで』と言われたので一緒に行くことになりました。
父のコテージは和室と洋間の2部屋。和室が寝所で、両サイドが2段ベッド(4人)で畳に4人分の布団が敷けるから8人は泊まれるんです。
夜、トランプ遊びをした後はジャニーのお定まりのコースです。部屋を暗くして布団に入ったら、気配が伝わってくるんです。『あっ、始めたな』って。
まず2段ベッドの野球少年たち、そして同級生、それから僕。まるで『鴬の谷渡り』みたいに、一晩で5人の間を渡り歩くなんて彼にしてみれば夢の饗宴だったでしょう。大人はいないし、やり放題。ただ、それから数十年後にM君にこの時の話を聞いたら、こう言われました。
『あの時、怖くて外でしくしく泣いていたら、隣のコテージの女性が異常を感じたようで、僕に“どうしたの?”って聞くので途切れ途切れに今自分が体験したことを話したら、そのお姉さんが部屋にいるジャニーを問い詰めたんだ。ジャニーは弁解したけど、彼と同じくらいの年齢のお姉さんは、かなり怒っていた』と。
このことが両親に漏れたら、おそらくジャニーは服部家にも出入り禁止になっていたでしょうけど、言い逃れして事なきを得たのだと思います。この事件後も、ジャニーは服部家に出入りしていましたし、私も何食わぬ顔で接していましたから」
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「
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私自身、その時のPTSDに苦しみながら、なぜ70年間も告白できなかったのか。あらがえなかった、沈黙してしまった、それがジャニーの性被害を育み、果ては主要メディアの沈黙にまで手を貸してしまった。引き返せない歳月を取り返したい。マスコミの糾弾はもっと厳しくあってしかるべきだと思います」
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↓会見の全編はこちら。
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俳優の服部吉次さんと同級生の松崎基康さんが、ジャニー喜多川氏から70年以上前の幼少期にうけた性的虐待について告発しました。服部さんは「ジャニーは芸能界で甘やかされ、性加害をやめなかった。日本の芸能界の体質ではないか」と。
しんぶん赤旗で報じました。テレビは報じなかったようですね。 pic.twitter.com/NtibzXiNWD— 三浦誠・赤旗社会部長 (@redbear2014) July 15, 2023
日刊ゲンダイの山田記者がスクープした服部良一氏の次男服部吉次さんと、同級生の山﨑基泰さんの2人にインタビュー
2人は7歳から8歳の時に、ジャニー喜多川氏から、車の中や映画館、軽井沢の別荘なとで、度重なる性暴行を受けていたことを告白… pic.twitter.com/EOb7j2AWY6
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 15, 2023
15日の服部良一氏の次男・吉次氏の告発会見にテレビ局が一社も来なかった。NHK の女性ディレクターがカウアンさんの告発会見で、必死に質問を投げていたのになぜ?と思ったが、原因はこれではないかと関係者
だとしたら酷い話だ。NHK は、ドラマと関係なくこの問題を報じるべきではないのか… pic.twitter.com/vjlH70ZdEg
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 15, 2023
最後の最後まで必見。服部さんと松崎さん、勇気を振り絞ってじつにいろんなことに言及しておられ、頭が下がります。
【国民栄誉賞作曲家次男・服部吉次氏らが会見】ジャニー喜多川氏の性加害の原点/70年前、小2の子供に何をしたのか<ジャニーズ事務所問題を追う>尾形… https://t.co/FW92ZSavpJ
— 松尾潔 (@kiyoshimatsuo) July 15, 2023
声を上げることの大切さ。
「(ジャニー氏が)死んでから言うなんて」という糾弾はお門違い。服部さんと松崎さんは「(ご自分が)生きているうちに言う」という勇気ある選択をしたのだ。
「70年前、ジャニー氏から自室で性被害」俳優の服部吉次さんが証言:朝日新聞デジタル https://t.co/eBm6M0Hi7V
— 松尾潔 (@kiyoshimatsuo) July 16, 2023
ジャニー喜多川による歴史的にも類例のない長期間かつ大規模な性加害&児童虐待問題。
3ヶ月前にカウアン・オカモト氏が行った記者会見にはカメラを入れて取材し報じたNHKが、昨日の服部吉次氏らの記者会見には参加せず。
今朝の新聞各紙は報じているにも関わらず無視。このこと自体がスキャンダルだ。 https://t.co/tIiiOA01Gd pic.twitter.com/hUlSa2z4Tz— #NoWar(人民)HiroshiHootoo (@HiroshiHootoo) July 16, 2023
服部吉次さん、松﨑基泰さんの会見に、テレビ局は1局も来なかったとのこと。
過去の報道の在り方をクロ現で”反省”していたNHKも。
とても残念。
朝ドラ『ブギウギ』が理由だと考える人もいる。
報道部門もドラマ制作部門も、ジャニー喜多川による未成年者への性加害に、見識を持って向き合ってほしい。— カレン糖 (@culen_sweets) July 15, 2023
この記事の当事者、服部吉次さんと私は共に舞台を演じた仲間です。昨日は衝撃が大きすぎて言葉に出来ませんでした。とても真面目な、演劇が心底大好きな方です。彼が長い人生で、誰にも言えずこんなに大きな十字架を抱えていたのかと思うと 涙が出ます。
そして彼の勇気を無駄にしてはいけないと思う— 毬谷友子 🕊 TOMOKO MARIYA (@mariyatomoko) July 10, 2023
若きジャニー喜多川氏による、服部吉次さんや初代ジャニーズやフォーリーブスに対する古い時代の性加害は非常に本能的で明け透けで危うい印象を受けるけれど、
自宅に大勢のJr.を呼んだり届けさせたりしたその後の展開は大変システマティックな感じがして背筋が寒くなる。きちんと構造解明してほしい。— 七尾旅人 (@tavito_net) July 16, 2023
つくづくジャニー喜多川には生きているうちに裁かれて欲しかった。
被害者ほとんどみんな子供の時に受けてる。服部吉次さん8歳ですよ。記事の中で当時見ず知らずの女性がジャニーを叱ったくだりが出てくるねんけど、大人に囲まれたショービジネスの世界で何で誰一人子供を守れんかったんか。— yukan(いち人民) (@yukankmr) July 9, 2023
服部吉次さんが昨日会見しなかったら、朝日新聞はじめ、各メディアが取り上げることもなく、単なる胡散臭いイメージのゲンダイの記事として終わってたんでしょうね。
この事件が何十年も下世話な週刊誌ネタとしてしか扱われなかったのはそれ以上外に広がらなかったせいもある— isako (@isako_s) July 16, 2023
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服部さんが「『才能があるのだからあれくらいの欠陥はしょうがないじゃないか』というのは明らかに間違いだと思う」「人間というのはそういうものじゃない」と大切なメッセージ!(8歳の幼い子どもへの凄惨なレイプ事案からか)テレビ局は会見そのものを見て見ぬふり!
一体大手のテレビ局の連中は何をやってるのよっ!!
今回の服部さんの記者会見こそ、大きく注目して大々的にその内容を報じないといけないはずなのに、どうやら、どこのテレビ局も会見に参加しなかったみたいだわ!
元Jr.メンバーへのレイプは若くて中学生だったのに対し、今回の被害告発は、7~8歳の小学校低学年へのレイプ事案だからね。
これを大きく報じると、ジャニー喜多川がいかに頭のネジが外れた真性的な凶悪性犯罪者だったのかがより多くの人々に強く認識されてしまうし、今もマスメディアがジャニーズに強力に支配されている構造がはびこっている中、今回の件については「見て見ぬふり」を徹底することにしたのだろう。
相変わらず、卑怯で腐りきった連中だわ!!
私たちは、ジャニー喜多川はもちろんのこと、ジャニーの凶悪犯罪行為を横並びで黙殺し続けてきた大手マスコミも凶悪犯罪者の一員として徹底的に批判してきたけど、結局のところ、今も全くその腐りきった体質が変わっていないことを痛感するわ!
ほんと、こんな業界にずっといればもれなく脳みそまで腐ってきそうだし、そういう意味では、松尾さんは契約解除されてかえって良かったと思うよ。
実際、すっかり吹っ切れたように、これまで以上に明晰かつ冴えた筆致でジャニーズ問題を追及しているし、松尾さんや多くの被害者を踏みつけつつ、(「恩義と尊敬」を建前にしながら自らの権益を維持するために)これからもジャニーズ事務所と蜜月関係を維持していくことを躊躇なく選択してしまった山下達郎氏は、この先ますますとてつもなく大きなものを失うことになるだろう。
服部さんは会見の中で「『才能があるのだからあれぐらいの欠陥はしょうがないじゃないか』というのは明らかに間違いだと思う」「人間というのはそういうものじゃない」と、まっとうな人間社会を創り上げていくためにとても大切なメッセージを発したけど、山下達郎氏こそがこのメッセージに耳を傾けるべきだと思うし、大手マスコミもまたしかりだね。
いよいよ国連関連組織が実態調査に乗り出すことになったし、世界中の人々が「歴史的な大規模小児性愛犯罪事件」との問題意識を持ち始めた中で、これを機に、長年にわたって行なわれてきたジャニーズ事務所の凶悪犯罪を徹底的に追及し、その実態を全て明らかにしていくべきだわ!
さらには、ジャニー喜多川がなぜここまで超法規的な力を持つまでに至ったのかについてももっともっと掘り下げていくべきだし、この問題が在日米軍による植民地構造とも深く関係していることを大々的に伝えていくべきだろう。
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