一見良さそうに見えるヘイトスピーチの規制だけど…
引用:Everyone says I love you !
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ヘイトスピーチ 対策法を解消への足がかりに
新たな法律を足がかりに、社会から差別的言動を排除していきたい。
ヘイトスピーチ(憎悪表現)対策法が、衆院本会議で可決、成立した。近く施行される。
対策法は、特定の民族や人種を標的に差別をあおり立てる言動は許さないと宣言した。在日韓国・朝鮮人らへの差別的言動を念頭に置いている。国に対し、解消に向けた措置を講ずるよう求め、自治体にも努力義務を課した。
近年、街頭で「朝鮮人を日本からたたき出せ」などと連呼するデモが繰り返されている。成熟した民主主義国家として、残念な光景と言うほかない。
悪質なヘイトスピーチに毅然として対処する姿勢を、法律で明確に示した意義は小さくない。
上記のように、刑事取引などの司法改革法案と時を同じくして、「ヘイトスピーチ(憎悪表現)対策法」がスタートすることとなった。
もちろん、最近街でよく目にするようになったヘイトスピーチは、見ていて気持ちのいいものではないよね。
ほんとにそうだわ!上の画像の連中なんか、頭がおかしいとしか思えないし!
大の大人がこんなに子供じみたことをして騒いでいるのを見ていて、本当に残念な気分になってくるわ。
おそらく、この画像は在特会(在日特権を許さない市民の会)関連のものだと思うけど、まあ言ってみれば、この在特会関係の連中のお陰でこの法律ができたようなものだな。
なんせ、特にここ数年で、都市部を中心にあっちこっちでこういうデモを繰り広げてきたんだから。そりゃ、まともな人は不快に感じるさ。
ちなみに、この在特会は2007年頃に発足しているけど、ちょうどこの頃は、2ちゃんねるなんかで「小泉信者」なるものが出現し始め、ネット上にでどこからか急に韓国人などを誹謗中傷したり排斥するような思想の書き込みが多数登場し始めた頃と重なる。
つまり、この頃から急激に、小泉氏、安倍氏なんかの清和会系のタカ派議員や「日本会議系」議員などを持ち上げた上で、「日本が大好き!」と叫びながら、米国と日本を礼賛しつつ韓国などを中傷する思想の運動がネットとリアルで盛り上がり始めてきたってことだね。
思ったよりも在特会って新しい団体なのね、ずっと前からあったのかと思ったけど、ちょっと意外だわ。
これより前の日本(2000年)以前では、市民運動といえば、どちらかといえば、(例えば中核派や核マル派、赤軍派など)国家権力に怒りや憎悪を煽る運動がメインだったんだよね。
ところが、これが最近ではこうした運動はかなり力が弱くなって、その一方で、今度は逆に国家権力を礼賛したり、愛国心を植えつける一方で、移民(とくに在日韓国人)の憎悪や排斥を煽る運動が幅を利かせるようになってきた。
一般市民の憎悪や感情を煽るという意味ではどちらも共通しているんだけど、ボクはこのいずれの運動も、(共通の)裏で糸を引いている黒幕がいるものと見ている。
つまりは、そのどっちの運動も「同じ連中」がコントロールしているってこと?
ああ。こうして、ある一定の方向に民衆を扇動することによって、日本国内の政治や情勢をコントロールしているってことさ。
つまり、「この総理が長く日本のトップにいて欲しい時には、愛国心を扇動する運動を盛り上げる」、また、「この政権を転覆させたい時には、国家権力に憎悪を仕向ける運動を盛り上げる」…といった具合に。
もっと言えば、日本に戦争をさせて、経済崩壊などの謀略を仕掛けたい時には、徹底的に国民に愛国心を植えつけて、相手国に憎悪を向けさせる運動が起こされるってことだ(これが先の太平洋戦争で行なわれたことだね。)
これってつまり、前に管理人さんが教えてくれた「日本は海を越えた”見えない黒幕”にコントロールされている」ってことね!
・・・てことは、日本は、そんな奴らに思いのままに国民の感情や心までコントロールされているってことなんだ!
そうだ。マスコミやインターネット、そして、こうした在特会などの活動を通じてね。
話を戻すと、このヘイトスピーチ規制法の可決に、当の在特会なんかは表立った反対の声明や主張を驚くほどにしていないようだ(ホームページも見たけど、全くそうした話も出ていないね。)。
・・・っていうことを考えると、この在特会は、むしろヘイトスピーチの規制に協力をしていたのではないかという疑惑が持ち上がってくるなあ。
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安倍政権を支持する在特会による、ヘイトスピーチ規制支援のための「自作自演」か?
↓コワモテの人たちばかりでなく、インターネットの情報拡散などを通じて、普通の人や女性までもが参加するようになったヘイトデモ。
引用:田中龍作ジャーナル
ええー!?つまりは在特会は、自分たちがいつもやっていた憎悪表現が出来なくなるのに、自らそんな事態を推進したってことなの?
在特会は、高市氏や稲田氏、そして安倍氏など、まさに現在の安倍政権の政治家たちとも関わりを持っている。さらには、この前話した日本会議とも関係がある組織だと思っている。
だから、ただ単に「日本が好きで韓国が嫌い」っていう趣味や思想だけで立ち上がった団体ではなく、もっと大きな目的…つまりは、民衆の感情を自在に煽ったり、安倍政権の目指す国づくりに協力しながら、「海を越えた日本を操る黒幕」の意向どおりに日本を改造していくミッションを受けた団体である可能性があるってことだ。(もっとも、下っ端の会員や支持者達はそんな深いことも分からずに、面白おかしく参加しているのもいるんだろうけど…)
つまりは、そんな海外の日本をコントロールしたい勢力が、ヘイトスピーチを規制させるように仕向けたってことね!
その通り。ヘイトスピーチって、すでに海外でも禁止されているところは多いけど、これは言ってみれば、「表現の自由」という基本的人権を制限していく可能性が大きいんだよ。
確かに、憎悪に満ちた言葉や汚い単語は、見ていて気持ちのいいものではない。
だけど、「どこまでがヘイトスピーチじゃなくて、どこからがヘイトスピーチなのか?」ってことも曖昧な上に、今はまだ厳しい罰則などは無い状態なものの、これが時間をかけて少しづつ段階的に規制が強められていく可能性もあるし、そうなると、海外にお金をばら撒きつつ、国民に苦しい生活ばかりを押し付けてくる安倍政権に対する怒りの表現なども、全てヘイトスピーチってことで、禁止されるようになってしまう恐れもある。
だから、もっとも理想的なのは、個人個人がモラルとエチケットを持って、誰に言われるともなく自発的に「他」に向けて汚い言葉や憎悪表現を慎んでいく…っていう世界だとボクは思う。
日本は昔からずっと現在まで、こんなものが無くても大丈夫だったのに、在特会の登場や近年のネットの風潮からこのような運びになってしまったのは、とても残念だね。
まとめ
今回のヘイトスピーチの規制法、自民党はもちろん、この規制の本質や危険性を知ってか知らずか、(有田芳生氏などの)民進党が特に積極的に推進していたのが気になる。
ここまで話してきたように、安易なヘイトスピーチの規制は憲法で保障されている「表現の自由」を縮小し、場合によっては「国会デモ」などの、国民が政府に怒りの声を上げることすら、ヘイトスピーチとして規制される事態も考えられる。
このような規制をやる以前に、まずは、ボクたち国民一人一人がマナーやモラルを持って、人を傷つけるような単語や下品で汚い言葉を浴びせることのないような、そんな当たり前の教育と啓蒙活動をすることが先だと思う。
このページを見てくれているみんなも、まずは、そんな当たり前の気持ちを根底に持った上で、ネット上で自由な言論活動をしていってほしいとボクは思うよ。
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