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「東京五輪機密費ワイロ疑惑」、馳知事と文科省の説明に食い違い!馳氏「文科省から指摘があり私の事実誤認を確認し撤回した」文科省「資料なく全く分からないし撤回も求めていない」

「東京五輪機密費ワイロ疑惑」、馳知事と文科省の説明に食い違い!馳氏「文科省から指摘があり私の事実誤認を確認し撤回した」文科省「資料なく全く分からないし撤回も求めていない」

どんなにゅーす?

馳浩石川県知事の放言から発覚した「東京五輪機密費ワイロ疑惑」について、馳知事の説明と文科省の説明に矛盾が発生する事態になっている。

馳知事は、自身の「官房機密費を使って1冊20万円のアルバムをIOC委員に贈った」との発言について、「文科省から指摘があり、私自身の事実誤認に基づく発言であったと確認をした」として全ての発言を撤回したものの、文科省側は「(当時の)資料が残っておらず当省としては全く分からない」としつつ「(同庁から)撤回を促す指摘はしていない」と説明。ネット上で両者に説明を求める声が上がっている。

馳氏発言、文科省「資料なく全く分からない」「撤回求めていない」

石川県の馳浩知事が東京五輪の招致活動に絡み、国際オリンピック委員会(IOC)の委員への贈答品として1冊20万円のアルバムを作ったなどと発言、撤回したことをめぐり、盛山正仁文部科学相は24日の衆院文科委員会で「(当時の)資料が残っておらず当省としては全く分からない」と述べた。

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関係者によると、馳氏は今月17日、都内での講演で、IOC委員の選手時代の写真をアルバムにして、1冊20万円で約100人分作ったなどと発言した。安倍晋三首相(当時)から「機密費(内閣官房報償費)もある」と告げられたとも話した。

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また、馳氏の13年のブログには、アルバム作成を菅義偉官房長官(当時)に報告したように読める文言があった。24日の同委で内閣官房の担当者は「当時の事実関係を確認できる資料は残っていなかった」と述べた。

馳知事は17日に今回の発言を撤回。18日、記者団に「文科省から指摘があり、私自身の事実誤認に基づく発言であったと確認をした」と述べた。

24日の同委ではこの点に関する質疑もあった。文科省の外局であるスポーツ庁によると、同庁担当者が17日夜に石川県側に発言の有無などを問い合わせたところ、県側から「知事の発言は事実誤認であり全面的に撤回する」との返答があった。同庁幹部は「(同庁から)撤回を促す指摘はしていない」と述べた。

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【朝日新聞 2023.11.24.】

石川県政でも傍若無人の恫喝政治を繰り返してきた馳知事に、今度は「虚偽発言疑惑」が浮上!あらゆる疑惑の真相究明のために証人喚問を求める声!

「機密費でIOC委員に贈答品」とウッカリ発言から即撤回へ…馳浩が語っていた「五輪買収疑惑への弁明」とは?

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メディアへの圧力
おさらいしよう。馳知事は1月の定例会見で、自身が元日に出場したプロレスの興行をめぐり、馳氏の意向で石川テレビに試合映像を提供しなかったことを明らかにした。理由はこうだ。

《馳氏は、同社制作で、昨年10月公開のドキュメンタリー映画「裸のムラ」で、馳氏や県職員の映像が無断で使用されていたとして、「肖像権の取り扱いについて、倫理的に納得できていない」と語った。そのうえで、同社社長と議論の場を持ちたいとした。》(朝日新聞デジタル1月27日)

つまり馳知事は石川テレビのドキュメンタリーが「気に入らない」から意趣返しとして自分のプロレスの映像は貸さないと言っているに等しい。滑稽にすら思えるがこうした圧力は地元では効果があるのだろう。

実は、映画『裸のムラ』(五百旗頭幸男監督)は権力を持ったおじさんの振る舞いや、それに対する忖度や同調圧力を描いていた。馳浩は映画どおりに権力を振り回していたことになる。

定例会見も拒否
理不尽にも石川県では3月以降、知事の定例記者会見が開かれない状況が続いている。その代わりに馳知事が「県民会見」と名付けた随時会見は2週間に1回くらいのペースで開かれている。しかし随時会見では県側に不都合な時に開催されない可能性がある。会見が権力者主導なのだ。

定例会見拒否について馳氏は次のように述べている(毎日新聞9月3日より)。

「(私は)定例会見は拒否していない。石川テレビ社長が肖像権の取り扱いについて、県民の前で議論をしたいという私の申し入れを拒否しているのが事実だ」(7月28日)

いかがだろうか。こんな意味不明な理屈で押し通しているのだ。馳知事の言う肖像権について立教大社会学部長の砂川浩慶教授(メディア論)は、

「肖像権のあり方を定例記者会見を開かない理由とするのは、全く別の問題で論理のすり替えだ。やり取りを見ていると、会見を主導したいという姿勢が見える」と指摘する(毎日新聞・同前)。

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【文春オンライン(プチ鹿島) 2023.11.21.】

「東京五輪機密費ワイロ疑惑」をうっかり暴露してしまった馳浩石川県知事に、今度は「虚偽発言疑惑」が浮上しています。
馳知事は発言を全面撤回した理由について「文科省から指摘があり、私自身の事実誤認に基づく発言であったと確認をした」と説明していたのですが、盛山文科相は衆院文科委員会で「(当時の)資料が残っておらず当省としては全く分からない」と説明。
文科省の幹部も「撤回を促す指摘はしていない」と主張しており、完全な矛盾が生じている状況です。

この状況を見る限り、「機密費を使ってIOC委員に高価なアルバムを贈ったというのは、馳知事による勘違いで事実誤認だった」という話にどうにか持っていくために、「文科省から指摘があった」と嘘の話をでっち上げた可能性が考えられるだろう。
しかし、ここで問題になってくるのは、「馳知事が自身の判断でとっさにウソの説明をしたのか?」、あるいは「誰かからの指示で馳知事がウソの説明をしたのか?」…ということだ。

あまりにも奇妙で不可解な点が多いですが、少なくとも、文科省は馳知事の説明を明確に否定しつつも、「資料が残っておらず当省としては全く分からない」と「機密費ワイロ」の事実関係についてはお茶を濁している状況ですし、それぞれの対応を俯瞰的に見つめても、馳知事がうっかり口をついて出てしまった「機密費ワイロ」は全て事実であると考えるのが自然でしょう。

馳知事の発言を裏付けるような強力な物証(馳知事自身のブログ記事)が出てきた中で、関係各所がそれぞれ「知らぬ存ぜぬ」を決め込んでどうにか責任逃れしようとしている状況だし、いよいよモリカケ桜などともよく似た状況になってきたね。
ここまで馳知事自身や政府までもが揃って真相をウヤムヤにしようとしているのだから、やはりここは証人喚問を実施し、あらゆる事実関係を明らかにしていく必要があるだろう。

(今もその多くが隠蔽されたままである)東京五輪のあらゆるワイロの実態を明らかにするだけでなく、「政府による闇カネ」ともいえる官房機密費の実態や問題点をあぶり出し、これを改善させていくきっかけにも繋がるかもしれませんし、政府による血税の不正使用を徹底的に追及するためにも、日本国民は、馳知事本人や(当時の官房機密費の金庫番だった)菅前総理の証人喚問を行なうべく、与野党に強く働きかけていくべきではないでしょうか。

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