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「原発避難いじめ」被害生徒の両親が学校側の酷すぎる対応を明かす!原発がある限り存在し続ける「差別」の構図

「原発避難いじめ」被害生徒の両親が学校側の酷すぎる対応を明かす!原発がある限り存在し続ける「差別」の構図

どんなにゅーす?

・2011年8月に、福島県から横浜市に自主避難した現在中学1年生の男子生徒が、小学校時代4年間に渡っていじめを受けていた問題で、いじめられていた男子生徒の両親が、学校や市教育委員会の対応のずさんさを批判した。

・両親によると、計150万円余りも加害生徒にお金を払わされたにもかかわらず、この現状を学校側に訴えたところ、「お子さん自らお金を配っていたのでは?」などと言われ、深く傷ついたという。

原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題で、両親が学校に「子どもが同級生に150万円ほど払わされた」と訴えたのに、学校の調査では8万円分しか確認できず、生徒が率先して渡していたとして、いじめにはあたらないと判断されていたことがわかりました。教育委員会は当時の対応を検証しています。

【NHK NEWS WEB 2016.11.24.】

↓いじめを受けていた男子生徒の手記。
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出典:日テレNEWS24

「事なかれ主義」で一切他人面の学校・教育委員会、これを機に原発反対派を叩きまくる原発推進派…

りのちゃん困り3ssaこの「原発いじめ」をめぐる一件は、まさに色々な意味で、日本の病巣や闇が凝縮されたもののように感じます。

管理人まず目立ってきたのは、(前々から懸念されてきた)福島原発事故の避難者に対する偏見やいじめが、小学生の子どもの間にまで蔓延していたことがはっきりしたということだ。
そして、学校側や教育委員会の間でも、この家族を半ば奇異な目線で見ていたことも否めないだろう。
だからこそ、ただでさえ、「事なかれ主義」で子供たちのいじめ問題についても消極的な連中が、余計にこの被害生徒や家族に辛く当たっていたことが考えられる

そして、もう一つ気になるのが、これを機に「こうなったのも、風評被害や放射能の危険を煽った”反原発”の奴らが全ての元凶だ!」などと、ここぞとばかりに原発推進派が脱原発の人々を叩きまくっていることだ。

つまりこの連中は、マスコミを鵜呑みにせず、自分自身の判断で福島から避難してきたこの家族に対して、「間違った情報に騙されてしまった愚かな人たち」と遠巻きにバカにしつつ、自分たちの利権のために、脱原発の流れを潰そうと躍起になっているってことだね。

りのちゃん困り3ssaこの「一連の流れ」そのものこそが、日本の根深い「病巣」を全て表わしている、ということですね。

管理人そう、正しい思考回路で考えるなら、「原発はこうした”差別”を生み出すものだからこそ、これを終わりにしなければならない。」っていう結論になるはずなんだ。

だけど、なぜかネットの(作られた)世論はそうはならず、「こうしたいじめをなくすために、みんなで原発や放射能を受け入れて、避難なんて今すぐやめよう!」といった風潮に持っていこうとする運動が活発化している様子だ。

そして、大手メディアや政府も「食べて応援」や避難区域からの帰還を推奨しているせいで、「福島産を避けたり、自主避難している人間は非国民」みたいな空気が醸成され、こういう風潮が今回のようないじめを引き起こすことにも繋がっているんだよ。

原発をめぐる差別は昔から存在している

原発がどんなものか知ってほしい

住民の被曝と恐ろしい差別

日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。でもそういうウソがつけなくなったのです。

原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。

ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。この娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々で起きています。

この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。 こういう差別の話は、言えば差別になる。でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。

【原発がどんなものか知ってほしい】

管理人上の記事や動画は、原発の技術者だった平井憲夫氏が生前残した言葉の数々だ。
(特にアニメ動画はとても分かりやすくておススメだ。)

このように、必ず誰かしらが被ばくをする上で成り立っている原発は、昔から何かしらの差別が存在し続けてきており、こうした現実についてもボクたちは決して目を逸らしてはならないと思う。

放射性物質が何らかの健康への影響を引き起こすことは科学的に証明されている事実だし、これを無視した上で、「低線量なら被ばくしても全然問題ないはずだから、みんなで被ばくしながら原発や放射性物資を受け入れよう!」という論理はおかしいとボクは思う。

今回のいじめだって、「食べて応援」や「放射能は怖くない」運動を国民に押し付けようとした結果、それに従わなかった人たちが「非国民」として扱われたというのが実情だろう。

「原発が存在し続ける限り、こういう差別やいじめ、国民同士の分断はどうしても起こってしまう」という現実を認識した上で、現在の歪んだ日本の社会構造や、今回の卑劣ないじめ行為すらも、ここぞとばかりに自分たちの利益に利用しようとする既得権勢力がいるということを忘れてはならないと思うよ。

りのちゃん困り3ssaこれを視聴しても、いかに、原発が「負の現実」を極力隠蔽した上で、メリットばかりが表に宣伝されているのかがよく分かりますね。

是非とも、これを機に「だから原発を終わらせるべきなんだ」という方向に向かっていけばいいのですが。

管理人政治や社会、そしてマスコミが生み出した原発と差別によって、「何の罪も無い一人の少年が卑劣ないじめに遭い、未来ある尊い命が失われる寸前だった」という、今回の非常に重たい現実を絶対に無視してはならない。

既存政治も教育現場もマスコミも全く無能で一切機能していない今、ボクたち一人一人がこういう問題の本質を見つめ、個人レベルから積極的に問題提起をしていくことが大切なのではと思っているよ。

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