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ピエール瀧逮捕による「電気グルーヴCD回収&楽曲配信停止」に批判殺到!「作品排除に反対する署名運動」に賛同の声相次ぐ!

ピエール瀧逮捕による「電気グルーヴCD回収&楽曲配信停止」に批判殺到!「作品排除に反対する署名運動」に賛同の声相次ぐ!

どんなにゅーす?

ピエール瀧容疑者がコカイン使用容疑で逮捕されたのを機に、全てのドラマ・映画・CMの放映中止に加え、過去に同氏が関わったCDの回収や楽曲配信停止の対応を行なっている芸能界やレコード会社の対応に批判の声が殺到している。

・そんな中、社会学者の永田夏来氏と音楽研究家のかがりはるき氏が、瀧氏が制作に携わってきた「電気グルーヴの楽曲を排除すること」に反対するネット署名運動を開催。これに賛同する声が相次いでおり、現時点で2万1000筆を超える署名が集まっている。

電気グルーヴ楽曲自粛に「撤回求めます」 社会学者ら提唱、署名サイトで3000筆集まる

~省略~

瀧容疑者はコカインを使用したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたと2019年3月12日に報道された。13日には電気グルーヴの所属レーベルが、CDなどの出荷停止と店頭在庫回収、さらにデジタル配信停止を発表し、ファンからも残念がる声が続出していた。

「誰のためにもならない安易な方策」

発起人は社会学者の永田夏来氏と音楽研究家のかがりはるき氏。「私たちは、過剰な反応とも言えるこの措置に抗議し、すみやかな撤回を求めます」として電気グルーヴの所属レーベルであるソニー・ミュージックレーベルズ宛ての署名活動を「change.org」で15日に始めた。

サイトでは、署名立ち上げの理由を

「既にCDが高額転売されている現状を踏まえると、音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止は誰のためにもならない安易な方策なのではないでしょうか。30年もの長きに渡って膨大なコンテンツを生み出し、売り上げにも貢献してきた電気グルーヴが、このような安易さの犠牲になるのは見過ごせません」
と説明。

「今回のように、所属レコード会社が率先して作品を回収し『前例』をつくることで、他の映画配給会社や放送局等も追従しやすい状況になってはいないでしょうか。そこで私たちは、まずピエール瀧さんの活動の基盤である電気グルーヴについて株式会社ソニー・ミュージックレーベルズへ意思表示をすることで、過度な自粛・作品の封印といった『前例』自体を変えたいと思っています」
と訴えた。

署名は15日17時現在、3000筆を獲得。ツイッターのトレンド欄に「電気グルーヴの音源の出荷停止」が入るなど、反響を呼んでいる。

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【J-CASTニュース 2019.3.15.】

↓坂本龍一さんも、日本の音楽界の画一的で反知性的な対応を問題視。

普遍的なアート作品に対する無理解や、画一的&機械的な”排除思想”による「CD回収・楽曲配信停止」に、強く反対する人々が続出!

出典:電気グルーヴ

↓世界的に高い評価を受けている電気グルーヴの音楽作品。

出典:Amazon

ピエール瀧容疑者の逮捕を受け、彼が出演していたドラマや映画、CMなどの中止・差し替えに加えて、レコード会社(ソニー・ミュージックレーベルズ)が過去にリリースしてきたCDを回収し、楽曲配信まで停止したことに対して、ネット上では疑問や批判の声が殺到しています。
そんな中、有識者の方々が、電気グルーヴの音楽作品の流通・配信停止を撤回することを求める署名運動を行ない、すでに現時点で2万1000筆を集めるほどに賛同者が相次いでいます。

毎度ながら、近年の日本における、普遍的な価値を持つクリエイト作品(芸術作品)に対する無理解や、機械的で画一的な排斥思想には辟易させられてしまうね。

確かに、ピエール容疑者は法に反する行為をしてしまったのだから、法に則った一定のペナリティーは受けるのは当然のことだけど…映画やドラマは、瀧氏一人ではなく、数多くの罪もないスタッフや演者が力を結集させて作り上げている「表現作品」だし、音楽CDや彼が制作してきた数多くの楽曲そのものだって全く同じことがいえる。
中でも、瀧氏が長く関わってきた電気グルーヴの音楽作品は、音楽そのものやジャケットなどのビジュアル面、パフォーマンスやメッセージ性にいたるまで、世界的にも非常に高い評価を受けており、坂本龍一氏らと並んで、世界的に認知されている日本では数少ない貴重な音楽アーティストだ。
(例えば、上のアルバムジャケットは、「テクノ界のゴッドファーザー」といわれる、ドイツのテクノバンド「クラフトワーク」のアルバムジャケットをオマージュしたものと考えられ、これだけみても、彼ら独自の多面的で機知に富んだ表現手法がみられる。)

さらにいえば、世界中の名だたるミュージシャンも、過去に薬物を使用していたケースも少なくない
例えば、誰もが知る英国のロックバンド・ビートルズのジョン・レノンもドラッグ常用者だったといわれている上に、映画にもなった伝説的な英国のパンクバンド、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスは薬物乱用により21歳で死に至っている。

特に、貧しく荒んだ環境で生まれ育った過去を持つアーティストにおいては、社会的背景から薬物常用者だったケースが多くあり、こうした「負の側面」なども勘案しつつも、人物像や生き様、軌跡などを総合的に評価した結果、彼らが生み出した多くの音楽作品が、「あらゆる外的な要素」を超えて世界的に高い評価を受け、普遍的に愛聴されている実情がある。

もし、瀧氏が手がけた楽曲を片っ端から排除させるのであれば、ビートルズやピストルズなどのCDも全部排除させたり、作品の評価そのものを”修正”させないとおかしいように思えるし、彼らの音楽は文句なしに「素晴らしいもの」と称賛しつつ、電気グルーヴの音楽は(薬物逮捕されたとの理由で)「忌まわしいもの」として排除するというのは、やっぱりなんだか変なんじゃないかな。

音楽的な普遍的な価値や質そのものには目をやろうとせず、「薬物逮捕されたから」とのファクターだけで、作品の価値が大きく変わってしまうというのは、やはりどこかおかしいのではと思います。
これも、上のツイートにあるように、日本国内では、レコード会社さえも、あらゆる音楽作品を「アート作品」ではなく、「商品」としてしかみていないということの表れなのかもしれませんね…。

まあこうした風潮も、近年の日本に蔓延しつつある「思考停止」「反知性社会」の側面の一つといったところかもしれないね。

音楽や文学、絵画などの芸術に深く触れることは、自らの感性を高め、想像力や多角的な思考力を育むことに繋がるし、これ以上、こうした才気溢れる人間が生み出した普遍的なアート作品が安易に社会から無碍に排除させられるような、「焼け野のような世の中」になってしまわないためにも、ボクたち自身が現在の日本の画一的で無機質かつ排他的な「ロボット社会」の現状を認識し、おかしなことに対して声を上げていくことが大事なんじゃないかな。

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