血まみれの包帯姿の男性を「トマトソースのペンネ」、がれきにはさまれた人を「ラザニア」に形容
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仏紙シャルリーが地震風刺画、被災者を「ラザニア」扱い 伊激怒
「イタリア風地震」との題で同紙最新号に掲載されたこの風刺画では、血だらけで包帯を巻いた男性を「トマトソースのペンネ」、やけどを負った女性を「ペンネ・グラタン」、がれきの間に挟まれた被災者たちの様子を「ラザニア」と形容している。
8月24日に起きた地震では、パスタ料理「アマトリチャーナ」の発祥地であるアマトリーチェ(Amatrice)が甚大な被害を受けた。
ソーシャルメディア上ではこの風刺画に対する怒りの投稿が相次いでおり、アンドレア・オルランド(Andrea Orlando)伊法相も「非常に不快だ」と批判。ピエトロ・グラッソ(Pietro Grasso)伊上院議長は、「風刺や皮肉を表現する自由」は尊重するものの、「私にはこの風刺画が最低だと言う自由がある」と述べた。
↓問題となっている風刺画。
出典:億ったー
ちょっとおお!!
いくら「表現の自由」があるといえども、この表現はちょっとあまりに酷すぎない!?
これじゃあ、完全に弱者をバカにする行為で、世界中で批判が殺到しているのも分かるわぁ!
ボクも、「表現の自由は絶対に保障すべき」と考えているけど、これはさすがに感心できないなあ。
イスラム過激派による襲撃事件が発生した時には、世界中から同情と犠牲者を悼む声が寄せられたけど、今回の件は完全に今までのものを帳消しにしちゃった感があるね。
当然ながら、イタリア国内からの怒りの声が特に大きく、結果的に、国家間の摩擦や国民同士の対立に繋がりそうなのがちょっと心配だね。
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シャルリー・エブドは一体何がしたいのか?
確かに、皮肉や風刺などの表現の自由は保障するべきだけど、民主主義やモラルの観点からも、(多くの人が言っているように)その対象は権力者(強者)に向けるべきで、特に無垢でいたいけな社会的弱者にはいたずらに向けるべきではないと思っている。
これは、個人個人がモラルを持って、自主的にこういった考えを持つのが望ましく、こういう「マナー」や「エチケット」をみんなが守るからこそ、表現の自由が保障される世界が実現できるんだ。
日本でも似たようなケースが出てきているけど、今回のように、多くの人々が眉をひそめるような「表現の自由の行使」は、対象にされた人々も不幸になるだけでなく、ゆくゆくはこれらを禁止するような世界に繋がり、最終的には「表現の自由」がなくなってしまう世界に繋がっていく。
前の襲撃事件の時にも少し感じたけど、どうもこの週刊誌は、「表現の自由」を利用して、民族間や異宗教間の対立を煽って、国や宗教の間で緊張を増幅させるようなことをしたり、あえて「表現の自由」の縮小させる世界を誘発しているような気もする。
こういう風に考えると、なんだかこの組織は果たして「純粋な民間のメディアなのだろうか?」と少々怪しい気分もしてきてしまうね。
なるほどね…。
表現の自由をあらぬ方向に振り回してしまうと、それこそ「表現の自由」が著しく制限される世界を誘発させてしまうってことね。
つまりは、人として当たり前のルールやエチケットを守った上で、特に皮肉や風刺などに関しては、向けるべき対象などの色々な配慮が必要ってことね。
フランスも元々色々と複雑な経緯を持っている国だから、様々な怪しい勢力が入り込んでいる可能性もあるからね。
日本のメディア同様に、常にメディアというものに対しては、一定の距離感を持って冷静に情報を受け取ったほうが良さそうだ。
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