どんなにゅーす?
・戦地に留まりながらシリアの惨状をツイッターで訴えていた、「アレッポの少女バナ」が、英国側によるヤラセである可能性をスプートニクが報じている。
・シリア人活動家によると、彼女に対して早期の戦地からの避難の手助けを申し出るも、代理人と名乗る人物からこれを断られた上に、一度も母国語のアラビア語を使用せず、完璧な英語のみを使い、さらに「白いヘルメット」という英国NGOと繋がっていたことを突き止めたという。
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「アレッポの少女バナ」:実在の人物か、それとも誰かのメディア・プロパガンダか?【写真】
政府寄りのシリア人活動家マイザム・アル・アシカル氏は、「アレッポの少女」の母親に、町から避難するよう提案した。そして少女のSNSアカウントが、プロパガンダの道具であることを確信した。スプートニクが報じた。
9月、7歳の少女バナ・アラベドさんのツイッターアカウントが開設された。アラベドさんは東アレッポでの砲撃にさらされた恐ろしい生活について語っている。11月末、アシカル氏はバナさんに個人用メッセージを送り、家族と一緒に町から避難する手助けをすると申し出た。
~省略~
「ねえ、バナ、お父さんに聞くことはできるかな?なんでお父さんには『アン=ヌスラ』や『アハールアル・シャム』のジハード主義者の友達がいるのかって」
2週間後、バナさんの代理人がアシカル氏と連絡を取ってきた。そしてシリアの少女バナさんのアカウント管理者とのやり取りが始まった。
そしてほとんどすぐに、この人物が英語を好んでいることが分かった。同人物が、全てのシリア人にとっての母国語であるアラビア語のメッセージに答えたことは一度もなかった。
「伝説」によると、バナさんの他にアカウントを利用しているのは、バナさんの母親のファティマさん1人だけ。
アシカル氏は、バナさんの代理人とのやり取りを続けた。しかしシリア政府からの全ての保証があるにもかかわらず、やり取りは何の成果もなく終わった。 代理人は、アシカル氏があまりにも事を急ぎすぎたことを理由に、申し出を断った。 アシカル氏は、「アカウントを通じて私とやり取りした人物が、(バナさんがツイッターに書いていた止むことのないアレッポの砲撃を)恐れていなかったのは確かだ」と述べた。アシカル氏はバナさんについて、英国の情報機関が使用している道具にすぎないと主張している。 アシカル氏によると、バナさんと英国のつながりはNGO「白いヘルメット(White Helmets)」を通して辿ることができる。バナさんのアカウントは「白いヘルメット」と「緊密に関連」しており、「白いヘルメット」は英国政府から資金提供を受けているという。 複数のネットユーザーも「シリアの少女」と英国のつながりを追跡することに成功した。バナさんのSNSのメタデータプロファイルは、アカウントが英国で登録されたことを示唆しているというのだ。
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↓話題になっている「アレッポの少女バナ」のツイッターアカウント。
出典:Twitter(@AlabedBana)
アレッポに住む7歳の少女バナのTwitterアカウントが消失 無事を願う声広がる
11月28日にはシリア軍の爆撃によって家を失ったことをツイートしており、少女や家族の安否を気遣う声が広がっている。
バナさんは2016年9月にTwitterアカウントを開設し、母親ファティマさんと共にシリア内戦が続くアレッポの日常を伝えていた。11月末の時点で、フォロワー数は10万人を超えていた。
バナさんら家族が住むアレッポ東部は反政府勢力が支配していたが、11月中旬から、地域奪還を目指すシリア軍による攻撃が激化。11月28日、バナさんはシリア軍の爆撃によって家を失った。
We have no home now. I got minor injury. I didn’t sleep since yesterday, I am hungry. I want to live, I don’t want to die. – Bana #Aleppo
— Bana Alabed (@AlabedBana) 28 November 2016
私たちは今家を失いました。軽いけがをしました。昨日から寝ていません。お腹がすきました。生きたい、死にたくない ――バナその後も避難を続ける様子を伝えていたが、12月4日、母親ファテマさんが「軍が私たちを捕まえにくる」とツイートした。その数時間後にアカウントが見えなくなり、現在は過去の投稿が全て閲覧できない状態になっている。アカウントが見えなくなった原因はわかっていない。
■最後に投稿されたツイート
“We are sure the army is capturing us now. We will see each other another day dear world. Bye.- Fatemah #Aleppo”
軍が私たちを捕まえにくる。いつかどこかで会いましょう。さようなら。 ーファテマ
アレッポの少女バナ・アラベドさん、Twitterを再開「攻撃が続いています」
バナさんら家族の安否を気遣う声がネット上に広がっていたが、2日後、アカウントが再開された。ファティマさんの投稿からは、未だに家族が危険な状況下にいることが読み取られ、ツイートをみた人からは家族の無事を祈る声が寄せられている。
Twitterアカウントが一時的に非表示になった原因や、再開に至った経緯などは明らかになっていない。
なお、バナさんのTwitterアカウントについては、バナさんが7歳で英語を話せることや、アサド政権やプーチン大統領に向けたメッセージを投稿していることで、偽アカウントではないかと疑う声やプロパガンダ利用を指摘する声も寄せられているという。
そのような批判に対して、母親のファティマさんはBBCの取材に対し、自分達はいかなる慈善団体やメディアにも属していないと答えている。語学学校で英語を学び、大学時代はジャーナリズムや政治学を専攻していた背景があり、「すべての言葉は心から湧き出たもので、真実です」と話している。
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「アレッポの少女バナ」の真相はいかに!?
Good afternoon from #Aleppo I’m reading to forget the war. pic.twitter.com/Uwsdn0lNGm
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年9月26日
シリアの戦況をツイッターで発信していた「アレッポの少女バナ」が、”ヤラセ”である可能性があるとの報道がスプートニクから出てきたわ。
記事によると、彼女や母親が英語しか使ってないことや、代理人と名乗る人物も、シリア人活動家のアラビア語のメールを無視してきた上に救助の申し出を断ってきたこと、さらにはイギリスのNGOの支援を受けていることを突き止めたということみたいね。
一時期、少女バナは「じきにシリア軍に殺されてしまう」ことを示唆した後、しばらく更新が止まったみたいで、世界中の人たちが心配したみたいだけど…見たところ、現在は更新が再開されて、今も続いているみたい様子だ。
ボクも少し彼女のツイッターを見させてもらったけど、内容を見ただけでは、完全に「ヤラセ」と断定することは出来ない感じだ。
ただ、過去にアメリカや欧州が行なってきた、人々の良心を使って「正義の戦争」を強く印象付けさせるための「嘘」や「騙し」の数々を思い出すと、今回の一件も一定の疑いを持ちざるを得ない感じもするね。
例えば、かつての湾岸戦争を思い出すと、イラクの「極悪非道ぶり」を世界に刷り込むべく、クウェートの病院で働く看護婦を名乗る女性が、イラク軍が病院に押し入ってきて、生まれたばかりの赤ちゃんを次々殺した「エピソード」を涙ながらに訴えた。
ところが、実はこの女性は駐米クウェート大使館の大使の娘で、一度もクウェートに住んだこともなかったことが後から発覚。
つまり、イラク軍が赤ちゃんを皆殺しにしたエピソードは完全な「デタラメ」であり、世界中の人がフセインのイラクに怒りや憎しみを持つように、アメリカ側が仕掛けたプロパガンダだったんだよ。
↓涙ながらにでっち上げのイラク軍の残虐行為を語る「看護婦役」の女性。
※イラク軍が原油を流出させたために油まみれになったとされた水鳥の映像も、アメリカ軍が誘導爆弾にてゲッティ・オイル・カンパニーの原油貯蔵施設から流出させたことが明らかに…
この例はほんの一部で、アメリカやイギリス、イスラエルなどに寄生しているネオコン戦争屋勢力は、この他にも、戦争を嫌う人々を何とか戦争に引きずり込もうと、あの手この手で、人間の良心を使って怒りや憎しみを醸成させるべく、子どもや女性、お年寄りなどを用いて、主権を乗っ取りたいターゲット国の悪印象を刷り込むための「ヤラセ」や「でっち上げ」を、メディアを通じて繰り返し行なってきた。
ボクたちはまずは、こうした欧米の軍産複合体による、世界に戦争を引き起こすための「洗脳の手口」を知っておく必要があるし、それだけに、こうした情報が世界中で宣伝された場合には、一定の距離感を持って受け取っておく必要があるのではと考えているよ。(ついつい感情移入してしまうのはとてもよく理解できるんだけど、「それ」がまさに連中の狙いということだ。)
本当に汚いやり口だけど、これがまさに欧米に寄生しているシオニストたちが生み出した「洗脳技術」ってことね。
だから、「正義の戦い」とか「悪を倒す」なんていうキャッチフレーズが飛び出してきた時には注意が必要だし、連中の手口にまんまと騙されないように細心の注意を払わないといけないわ。
今回のアレッポの少女がどうなのかはっきり分からないけど、ただ、一方的にシリアやロシアの悪行を訴えていること、そして、死の危険が迫っているような状況でも、非常に整った英語でツイートしていることからも、個人的にやや違和感を感じてしまったのも確かだ。
(この少女以外にも、アレッポ市民を装った複数の「役者」が、政府軍やロシア軍に関するミスリードを行なっているとの情報もあり。)
もはや現在のシリアは、CIAが育成した様々なテロ組織や過激派、サラリーマン傭兵などが暴れまくっていることで、完全に混乱しきった状況になっており、(誤報が多く出てくる可能性も含めて)正しい情報が出てくることは非常に少ないと考えていいだろう。
よって、欧米や日本メディアで流される報道についても、かなり眉唾で受け取っておいたほうがいいと思うよ。
それでも、現代ではインターネットがあるお陰で、昔ほど欧米のヤラセやプロパガンダが通用しなくなってきているのも確かね。
何とか、様々な視点や立場から情報を発信しているネットメディアを頼りに、出来る限り情報処理精度を上げていきたいものだわ!
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