どんなにゅーす?
・2017年5月9日に行なわれた参院予算委員会で、民進党の蓮舫代表が安倍総理を厳しく追及する場面があった。
・蓮舫氏は、先日に安倍総理が「読売新聞を読んで」と発言したことを問題視した上に、「2020年のオリンピックと憲法改正を結びつける考えは全く理解できない」と批判。さらには自衛隊を違憲であるとした上で「だからこそ改憲が必要」と主張している安倍総理に対し、「それなら、なぜ専門家の9割が違憲としていた安保法を強行採決したのか?」と問い詰めた。
・安倍総理は、これらの疑問に対しては明確な説明を避けた上で、「批判ばかりではなく、民進党も改憲案を審査会に提出したらどうか?」などと議論のすり替えを行ない、その場をごまかすのに精一杯だった。
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安倍首相と蓮舫代表、憲法改正めぐり論戦
「議院内閣制で総理・総裁を使い分けるのは、あまりにも二枚舌だと思っています。なぜ『2020年』と年限を区切って、憲法改正をしたいと言われたのでしょうか」(民進党 蓮舫代表)
「2020年は東京五輪・パラリンピックも予定されている年です。まさに新しい日本を始めようという機運がみなぎっている」(安倍首相)
「オリンピックであれば憲法も改正できる、共謀罪も出せるという考え方、全く理解できません」(民進党 蓮舫代表)
さらに蓮舫氏は、安倍総理が憲法改正の議論について「佳境に入った」と発言したことを取り上げ、こう追及しました。
「『佳境に入った』というのは、辞書を引きますと、煮詰まったなんて意味は総理の辞書にしかないんじゃないですか」(民進党 蓮舫代表)
「最終的に提案をする時期を迎えていると、自民党として迎えているという考え方のもとに発言したわけです」(安倍首相)
「総理は口を開くたびに改憲したいという条文が毎回変わります。“私が総理のうちにただ変えたい”と見ざるをえない」(民進党 蓮舫代表)
さらに蓮舫氏は・・・
「行政の長たる総理大臣には、もう少し慎重であっていただきたかった」(自民党 船田元議員のHPより)
安倍総理の「2020年の憲法改正施行」を批判した自民党議員のブログを取り上げました。
「憲法審査会に影響が出ると自民党の船田幹事がブログで公言しました。総理を忖度(そんたく)しない常識ある意見だと思います。マイナスの影響をもたらしているんだと、そういう認識はおありですか」(民進党 蓮舫代表)
「政治家にとって大切なことは、立派なことを言うだけのことではないんですよ。立派なことを言うだけのことではなくて、結果を出して言わなければいけない」(安倍首相)
そして安倍総理は、自らが具体的な改正項目としてあげた憲法9条に自衛隊の存在を明記することについては、次のように意欲を示しました。
「残念ながら憲法学者の多くの方が、7割8割の方々が(自衛隊は)違憲と言っていて、その記述は教科書の中にもあるわけです。そういう状況は、変えていくことは、私たちの世代のこれは責任ではないかということで申し上げたわけです」(安倍首相)
「学者の8割以上が違憲だと言ってるとおっしゃいましたけども、だったらば、学者の9割が違憲だと言った安保法制をなんで強行採決したのですか。そういうダブルスタンダードが私には分かりません」(民進党 蓮舫代表)
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民進党の蓮舫さんが、安倍総理の数々のペテンとごまかしを厳しく追及したみたいねっ!
確かに、最近の安倍総理は、あまりにも最低限のルールも無視したメチャクチャな振る舞いを繰り返しているから、これだけこっぴどく追及されるのは当たり前ねっ。
上のTBSはまあまあきちんと報じているように見えるけど、下記のように、産経新聞は安倍総理のごまかしや詭弁を棚に上げたうえで、蓮舫氏の批判やネガティブイメージの刷り込みに躍起になっているよ。
↓「安倍親衛メディア」による印象操作の好例。
※安倍晋三首相が民進党に改憲案提出を要求 蓮舫代表は答えず… 首相批判に終始
まあ、ボクも個人的にはあまり蓮舫氏は好きではないけど、これは蓮舫氏の言っていることが圧倒的に正論だといえるだろう。
「民進党も改憲案の”対案”を出せ」というのは、日本全体を「改憲のテーブル」に引きずり込みたい思惑を含んだ悪質な詭弁
ていうか、安倍総理は、「民進党は批判ばかりじゃなくて”対案”の改正案を出せ」って言っているけど、そもそもこの件に関しては「現行憲法のまま(護憲)」っていう選択肢もある中で、「別の改正案を出せ」って要求しているのは完全におかしいんじゃないかしら?
あおいちゃん、とてもいいところに気がついたね!
全くその通りで、これはまさに、安倍政権が考え出した悪質な騙しを含む”誘導工作”だ。
つまり、「憲法を改正しない」という選択肢を巧妙に隠した上で、「別の改正案を出せ」と言うことで、「憲法を変える必要がある」という”前提”を故意に作り出し、「憲法改正論」が日本中に浸透する土壌を醸成させた上で、自身の野望を実現させやすくする思惑があるんだ。
したがって、本来であれば「安倍政権の案で改正する」「別の政党の案で改正する」「そもそも改正しない」という3つの選択肢があるはずなのに、3番目の選択肢を安倍総理は完全に隠してしまっているわけだ。
そういう意味でも、この安倍総理の発言は非常に悪質であると言わざるを得ないね。
つまり、安倍総理は、蓮舫さんの疑問や追及について正面から答えようともしない上に、こうした「詐欺的な手法」を使って論点をすり替えつつ、自分たちに有利な展開に捻じ曲げていこうとしているってことね!
まったく、安倍総理はどこまでも油断のならないペテン師だわ!
もっとも、こうした”手法”は、安倍総理を背後から操っている「黒幕」が伝授しているんだろうけどね。
とにかくも、安倍政権はこうした騙しを含んだ様々な「誘導」や「罠」を、メディアをも巻き込んた上で頻繁に仕掛けてくるので、野党はもとよりボクたちも、くれぐれもこうした手口にはまってしまわないように気をつけよう。
全体を見る限り、今回は蓮舫氏の方に軍配が上がったように見えたけど、果たして官邸に強く支配されているマスコミ各社がどのように報道するか、見ものだね。
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