東京ガス跡地の購入に際して、双方の”裏取引”があった?
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豊洲市場の戦犯たちは優雅な再就職 「年収1500万円もヒマ、やることない」
本当の“戦犯”は誰なのか。真っ先に疑われるのは、やはり移転を決めた石原都政時代の幹部たちだ。本誌が主要人物のその後の足跡を追っていくと、ある共通点に気づいた。疑惑の当事者らはみな、おいしい「天下り」の恩恵に浴していた。
その一人は、現・練馬区長の前川燿男(あきお)氏(70)。東京都庁に34年間勤務し、知事本局(現・政策企画局)長を最後に2005年7月に退職。同年9月に東京ガス執行役員に天下り、7年間務めた。05年と言えば、東京都が東京ガスと豊洲の用地買収について話し合いをしていた時期で、前川氏はその責任者の一人、とされていた。
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官僚ではなく議員秘書出身の浜渦氏だが、しっかり「天下り」している。副知事辞任直後の05年9月、都と三菱地所が出資する第3セクターの東京交通会館の副社長に就任しているのだ(13年7月に辞任)。交通会館の総務部に役員報酬の年額を尋ねたが、「公開していません」と回答した。
「地下空間」問題の当事者とされる元・中央卸売市場長の比留間英人氏も同じく、“天下り+渡り”というおいしい生活を送っている。
比留間氏は長く教育庁勤めが続いたが、06年に突然、中央卸売市場長に就任。もともと市場政策などとは無縁のズブの素人だったのだ。
11年に総務局長で退職すると、東京臨海ホールディングスの代表取締役社長に天下る。同社は、鉄道会社の「ゆりかもめ」や国際展示場を運営する「東京ビッグサイト」など5社を統括する持ち株会社だ。
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同社の役員報酬は、1400万円超に上る。比留間氏は1年足らずで退職し、都教育委員会の教育長に任命される。3年間の任期を終えると、今度は東京地下鉄(メトロ)の副会長に“渡り”、現在に至る。役員報酬は1800万円を超える。
石原都政下の12年、3人の副知事が同時に退任したが、うち佐藤広氏は東京信用保証協会理事長、村山寛司氏は日本自動車ターミナルの代表取締役社長に就いた。それから2年後、佐藤氏が東京信用保証協会の理事長職を退くと、その後任となったのが村山氏だったのである。要するに同協会の理事長職は、副知事に“見合った”天下りポストなのであろう。
一方の佐藤氏は現在、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会で常務理事の座に就いている。
東京信用保証協会の理事長の報酬年額は、理事手当も含めて1560万円だ。ただし、上期と下期のボーナスは別途支払われており、その金額は「非公表」(同協会広報課)とのこと。
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今でも連日マスコミが報じている築地市場移転問題に関して、なかなか気になる情報を見つけたので紹介しようと思う。
記事によると、石原都政時代に、築地市場移転計画に関わっていた多くの都の職員の多くが、何らかの企業や第3セクターなどに天下っていたことが発覚。
中でも、以前都庁に34年間務め、現在練馬区長を務めている前川燿男氏は、2005年に都を退職した後、東京ガス執行役員に7年間に渡って天下りしていたことが分かったとのこと。
2005年というのは、ちょうど都が東京ガスと豊洲の跡地の買収についての交渉を進めていた時で、前川氏はその中心人物だったのだという。
さらには、メディアでも名前が出てきてる比留間市場長や、石原慎太郎氏から厚い信頼を受けていたとされる浜渦元副知事もやはり天下りをしており、比留間氏は東京臨海ホールディングスという持ち株会社に、浜渦氏は第3セクターの東京交通会館の副社長に、それぞれ退職後に就任しているのだという。
また、残り2人の副知事であった佐藤広氏は東京信用保証協会理事長、村山寛司氏は日本自動車ターミナルの代表取締役社長に就任。
2年後に佐藤氏が東京信用保証協会理事長を退任すると、今度は村山氏がこれに就任するという”奇妙な人事”も展開。
これらを見る限り、東京都の職員の間では、かなりあからさまな天下りが日常的に横行していたと見るのが良さそうだ。
豊洲市場問題にスポットを当てると、ちょうど東京ガスと土地買収交渉をしていた時期に東京ガスに天下った前川氏が気になりますね。
本人は「天下りも都の基準に沿ったものであり、問題ない。豊洲市場の土地買収に関与していたのも事実だが、この件と天下りは無関係」との回答をしているみたいですけど、果たしてどうなのでしょうか。
「(東京ガスと、土壌汚染対策の合意書と確認書は交わしたが)具体的な対策は中央卸売市場が担当し決定したものであり、関与したことはありません。(天下りは)都の基準に基づいており、全く問題はありません」
本人はそうは言っているけど、これは「東京ガスの跡地を購入する代わりに天下りポストを用意してくれ」という裏の取引があったように思われてしまっても仕方ないように思うけどね。
とにかく、築地市場の移転先が豊洲に選ばれた背景には、色々な闇や裏事情が存在しているのは確かなようだ。
「やることも無く、まったくの暇」だけど、年収は1500万の極楽生活
天下りといえども、そこでしっかりと社会の役に立つ仕事をしてくれるのならまだいいかもしれないけど、やはりご他聞に漏れず、彼らは「典型的な天下り生活」をしていたらしい。
とある、東京都のファミリー会社に天下りした人物によると、彼らの実態は↓こういうことのようだ。
「年収は約1500万円ですが、職場に行ってもやることがありません。事務局から何もしなくてもいいと言われ、会議でも発言しません。よその団体の理事長を見ても、組織の上に乗っかって挨拶と決裁をやっているだけというのが多い」
つまり東京都は、今まで石原氏の”ご威光”のせいか、今まで全くスポットが当てられてこなかったものの、職員や政治家たちが甘い汁を吸い放題の「利権&天下り天国」であり、とんでもない額の都民の税金が無駄に使われてきただけでなく、その中枢に就いてきた人間たちは、「不景気なんてどこ吹く風」の浮世離れの極楽生活をしていたということなのだろう。
一体どこまで東京都の闇は深いのでしょうか。
そして、このような腐敗を全く調査も追及しようとしてこなかった大手マスコミは、一体何をやってきたのでしょうか…。
やはりこれというのも、反社会組織との関わりも囁かれる石原慎太郎氏の存在が大きかったように思うね。
もちろん彼自身も、かなりオイシイ思いをたっぷりとしていたことは想像に難くないだろう。
「豊洲問題の責任者を明確にすることは難しい」などと、小池知事もやや及び腰になり始めている中、ようやくこうした闇にもスポットが当てられ始めたこの機に、是非ともマスコミは徹底的に都のブラックボックスの中身を掘り返して欲しいものだ。
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