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【議論深まらず】天皇退位特例法が成立!反対(退席)したのは自由党のみ!学友の橋本さん「陛下の思いとは逆のものになってしまった」

【議論深まらず】天皇退位特例法が成立!反対(退席)したのは自由党のみ!学友の橋本さん「陛下の思いとは逆のものになってしまった」

どんなにゅーす?

・2017年6月9日、今上天皇一代限りの退位を認める天皇退位特例法が与野党の賛成多数で可決・成立した。

最後まで反対したの自由党のみで、採決時に退席をし、投票を棄権した。

・天皇陛下の学友である橋本明さんは、一代限りの特例法の成立に対し、「これでは敗北」と語り、「今の政権が一代限りにしたいと思っているのは明白。そもそも政府が設置した有識者会議の名称も『公務の負担軽減等』で、陛下の思いとは逆のものだった」と、”反天皇思想”の元に安倍政権が天皇陛下の意向を踏みにじったことに憤った。

「退位」特例法成立 明治以降で初の退位実現へ

天皇陛下の退位に向けた特例法は、参議院本会議で採決が行われ、退席した自由党を除く全会一致で可決・成立しました。特例法は近く公布される予定で、即位後は、生涯、天皇であり続ける仕組みになった明治以降で初めてとなる天皇の退位が実現し、退位後の称号は「上皇」となります。
天皇陛下の退位に向けた特例法案は、先週、衆議院を通過したのに続き、7日の参議院の特別委員会で質疑の後、採決が行われ、退席した自由党を除く全会一致で可決されました。これを受け、9日開かれた参議院本会議で採決が行われた結果、特例法は、委員会での採決と同様に退席した自由党を除く全会一致で可決され、成立しました。

【NHK NEWS WEB 2017.6.10.】

「これでは敗北」=陛下学友の橋本さん-天皇退位

「天皇陛下の意思に反する結果になってしまった」。学習院初等科から大学まで同級生として一緒に過ごした橋本明さん(84)は、退位に道を開く特例法の成立を受けこう語る。

象徴天皇として初めて即位し、被災者を励まし、先の大戦の犠牲者らの慰霊の旅を続けてこられた陛下。「そうした公的行為を全身全霊で行うことが難しくなったからこそ、さらには次の世代のことも考えた上で、昨年8月、退位の意向をにじませた『お言葉』を表明したはず」と橋本さん。
官房長官が衆参両院で「先例になり得る」と発言したが、「今の政権が一代限りにしたいと思っているのは明白。そもそも政府が設置した有識者会議の名称も『公務の負担軽減等』で、陛下の思いとは逆のものだった」と憤りをあらわにした。

【時事通信 2017.6.9.】

国民的議論の機会もほとんどないまま、安倍政権の主導により一代限りの特例法が成立!

天皇陛下の一代限りの退位を認める特例法が与野党の賛成多数で成立しました。

あまりにもその他の問題が山積しすぎて、あまりこの件にスポットが当てられなかった感がありますが、上記のように様々な異論がネットユーザーからも出ております。

ボクも、もっとこの問題に焦点を当てたかったんだけど、残念ながら十分に色々と綴ることができないまま、成立に相成ってしまった

とにかく、違和感を感じるのは、(毎度ながら)国民的な議論がほとんど行なわれることなく(以前より天皇家に徹底的に反目してきた)安倍政権の完全なる主導の元に、一代限りの特例法が成立してしまったこと、そして、思ったよりもあっけなく、共産党を含む野党までもが安倍政権や日本会議によって作られた法案に賛同した上で成立に至った点だろう。

確かに、今上天皇が高齢であり、ある程度急いでこれらの議論をまとめる必要があるのは理解できるけど、天皇制そのものの是非や、安倍政権と天皇家との今までの確執や対立の構図、このような対立が起こってきた背景などについて、もっと国民は着目し、深く考えてみるいい機会だったようにも感じる。

上記の天皇陛下の学友の男性の言葉も象徴的だけど、今や、尊皇思想の「保守右翼勢力」かと一般的に思われていた安倍政権と日本会議は、その「実体」を完全に露わにし、オモテムキには「日本を守る」などと言いながら、実際には海の向こうの米ネオコン戦争屋やグローバリストなどの「シオニスト」を賛辞し、これらの勢力に利益誘導するような売国勢力であることが完全に明らかになった。

国民の間でも、安倍政権と天皇陛下との対立の構図に一抹の違和感を感じつつも、それをより深堀りしようとする動きがほとんど見られなかったし、多くの国民が「天皇陛下が大変そうだから」という理由で「恒久的な退位制度」を希望しつつも、それ以上の深い議論に繋がることはほとんどなかった。

やはり、日本全体に「思考停止」や「されるがまま」の空気が蔓延していることを感じたし、それだけ日々の生活に余裕とゆとりがない国民が増えつつあるのかもしれないね…。

安倍政権や日本会議は、結局一代限りの退位で終わらせてしまうつもりなのは明らかですし、安易にこれに乗っかってしまった野党の対応も、「もう少しやれることがあったのでは?」と感じてしまいます。
やはり、この件においてでも、数の力による国会の「無気力さ」を感じるような結果になってしまいましたね。

果たして、この結果を見届けた天皇陛下の胸の内は何を思っているのだろうか。
今後の天皇制をどうしていくのかも含めて、いずれはもっと根本的で難しい問題にぶつかっていくことになるのは間違いなさそうだね。

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