産経新聞のこれらの報道は本当か?
出典:ウィキペディア
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「生前退位」来年中に法整備へ 30年11月に大嘗祭…「お気持ち」にじむ節目
天皇陛下の「お気持ち」ご表明を受け、政府は、天皇陛下から皇太子さまへの皇位継承に伴う重要な儀礼である「大嘗祭(だいじょうさい)」を平成30年11月に執り行う方向で検討に入った。準備に1年近くかかるため、来年(29年)の通常国会で皇室典範改正を含む法整備を行わねば間に合わなくなる。17日に始まる有識者会議でも論点の一つとなる見通し。
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退位に伴う皇太子さまへの皇位継承でもっとも重要となる大嘗祭は、天皇が即位後初めて行う新嘗祭を指す。その中心的儀礼である「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」では、天皇が「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」で自ら新穀を供え、神々とともに食し、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝するとともに、国家・国民の安寧(あんねい)を祈念する。これにより「神格」を得て完全な天皇になるとされる。
産経新聞を中心に、天皇陛下の生前退位の法整備を来年中に行ない、実際に皇位を継承させる儀式(大嘗祭)が平成30年11月に行なわれる方向で、政府が検討に入ったとの報道がされている。
これらの記事を読んでも、皇室典範を改正するのか、それとも一代限りの特別法で済まそうとしているのか、この辺がはっきり書かれていないんだけど、こうした部分が一体どうなのかという点も含めて、果たしてこの報道がどこまで信用できるのかという気はするね。
どうも最近のマスコミは、全体的に誤報やミスリードも増えてきている感じもしますからね…。
特に産経新聞は過去の事例を見ても、距離を置いて見ておいたほうがいいような気がしますよね。
そもそも、天皇陛下の生前退位をめぐる報道は、第一報からこんな調子で、「天皇陛下は生前退位を希望していない」なんていう真逆の報道が飛び回る始末だったからね。
こうした情報の錯綜を見ても、天皇陛下の生前退位というのは、色々な「裏の意味合い」が存在しており、この生前退位を巡って、国の裏側で「天皇派」と「反天皇派」で激しい闘争が繰り広げられているとボクは考えている。
だから、この産経新聞の報道についても、様々な視点で見ていく必要があるかと思うし、ボクたちも天皇陛下の生前退位に関する報道については、注意深く情報を読み解いていく必要があるといえるだろう。
ちなみに、もしこの話が本当だとしたら、平成は30年で終了することが決定したということになるね。
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天皇陛下は2010年から生前退位の意向を持っていた!?
<生前退位>おことば、昨年4月原案 宮内庁、参与らに提示
生前退位の意向がにじむ天皇陛下のおことばについて、宮内庁幹部が2015年4月に原案を宮内庁参与らに示していたことが分かった。記者会見での公表のほか、当時から陛下が直接国民に語りかけるビデオメッセージ案も出ていた。おことば表明のきっかけは、15年8月15日の全国戦没者追悼式で陛下が段取りを間違えられたこととの見方があったが、それよりも早い段階から宮内庁内では具体的な検討が始まっていた。
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陛下は10年夏から退位の意向を周辺に漏らしており、この時点では宮内庁は15年12月23日の天皇誕生日に合わせた記者会見で公表することも念頭に準備を進めていたとみられる。
12月の表明は「熟度が足りない」として見送られ、今年8月の公表になった。関係者は「昨年4月の原案に比べ、今年8月のおことばの文章は、陛下のお気持ちがかなり盛り込まれた。陛下自身が書かれたものだと思う」と話している。
政府は17日、おことばの表明を受けて設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を開く。
生前退位 天皇陛下、6年前に強いご決意
■「健康上の問題が起きる前に譲位を考えたい」
天皇陛下が強い意向を示されている「生前退位」の実現の是非を最大の論点に、政府の有識者会議の初会合が17日に開かれる。宮内庁関係者によると、8月のお気持ち表明より6年前、陛下は皇后さまをはじめとする身近な関係者に向かい、すでに退位への決意を打ち明けられていた。
平成22年7月22日夜。皇室に関する重要事項などについて、陛下の相談役を務める当時の宮内庁参与3人が皇居・御所の応接室に集められた。いわゆる参与会議といわれる場だ。天皇、皇后両陛下のほか、宮内庁の事務方トップの長官、側近トップの侍従長も顔をそろえていた。
会議関係者によると、いつもの通り「座長役」を務めた陛下が、おもむろにこう切り出された。
「近い将来、健康上の問題が起きる前に『譲位』ということを考えたい」
8月のお気持ち表明当日、当時の風岡典之長官は「5、6年前から折に触れ、長官らに『象徴としての務めを果たすことが困難になった場合、象徴の務めについてどのように考えればいいのか』と話されてきた」と説明していた。
これとは別件ですが、産経新聞を中心に、最近になって天皇陛下の生前退位の意向は、昨年4月におおよそ決まっていた上、その原型は6年前の2010年に端を発しているとの報道がされていますね。
なんでも、天皇陛下の相談役を務める宮内庁参与が天皇皇后両陛下の元に集まった会議の場で、天皇陛下本人が「健康上の問題が発生する前に、いずれは天皇の地位を譲りたい」と伝えたとか。
これらの報道については、管理人さんはどのように思いますでしょうか?
うーん、この報道についても、いささか眉に唾を付けて見ておいたほうがいいようにボクは感じている。
特に(日本会議とも近しい)産経新聞は見出しからして、今回の天皇陛下の生前退位は、「安倍政権の憲法改正とは無関係」と強調する意図があるようだ。
ところが、自民党が憲法改正に向けて動き出したのは、小泉政権下の2005年であり、(現在問題になっている)現在の安倍総理らが中心になって作られた第二次憲法改正草案は、平成21年(2009年)12月4日に設置された憲法改正推進本部によって作られたものだ。
また、水面下で天皇家に近い関係者の間で、長年天皇陛下の生前退位に向けての話し合いが行なわれてきたとして、たまたまあのタイミングで「お気持ち表明」がなされたのだとしても、そうすると、安倍政権が先日「陛下を思いとどまらせるべきだった」との関係者のコメントとともに風岡宮内庁長官が事実上更迭されたことも、いささか整合性が取れない。
安倍政権が皇室典範の改正に後ろ向きで、一代限りの特別法で対応しようとしていることや、安倍政権を背後で操る日本会議の幹部が「陛下の生前退位は国体の破壊に繋がる」と厳しく天皇陛下を批判していることも、”ただの偶然”という根拠を打ち消していると考えられる。
これらの情報の断片を見ても、安倍政権が天皇陛下の生前退位に強い不快感を示しているのはほぼ確実であり、さらには天皇陛下が安倍総理を嫌っているとの報道も出ていることから、やはり、天皇陛下の生前退位の裏には相当な「裏」が潜んでいるものと見ているよ。
まとめ
なるほど。
やはり、改めて情報を整理しても、天皇陛下の生前退位については、様々な謎や不可解な部分が付きまといますね…。
もしかしたら、これは、日本国民が知りえない天皇家のルーツやその周辺の勢力、そして古くより天皇家と対立してきた勢力などを解明していかない限り、よりはっきりとした部分は見えてこないのかもしれない。
しかし、天皇家は以前は日本の政治に非常に強い権力を持っていた上、太古にルーツを持っているのもあり、その解明にはかなりの困難が伴うだろう。
そして、安倍総理やその周辺の政治家にも同じことが言え、特に明治維新以降、日本の政治権力を握ってきた(薩摩&長州系の)彼らのルーツも紐解くことで、これらの謎のヒントを解く手がかりになるかもしれないね。
どちらにしても、ボクは、いにしえから続く天皇家と、安倍一族を筆頭とした明治から続く政治勢力は、長年に渡って何らかの対立を続けてきていると考えているので、引き続き、メディアの生前退位に関する報道については注意深くウォッチしていこうと思っているよ。
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