羽目がぐちゃぐちゃに絡まったシオカラトンボや複眼が埋没したアキアカネなど、2年前から奇形生物の発見が増加
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↓日本でも馴染み深いシオカラトンボ
出典:ウィキペディア
動物ジャーナリストが指摘 東京にも「奇形生物」
原発事故の爪痕が東京にも…。動物ジャーナリストの佐藤栄記氏(54)が東京の失われゆく自然の中でもがきながら生きる希少生物などを定点観察したドキュメンタリー映画「PHANTOM オブ PARADISE」を完成させた。映像では、2年前から増えているという奇形生物の実態も判明。“救出活動”を続ける佐藤氏は「放射性物質が地中に蓄積していることが原因の可能性もある」と重大指摘している。
~省略~
一方、気になる現象もあった。今回の長期観察で佐藤氏が見つけた生物の中に、羽が3枚しかなく飛べないウスバキトンボや、羽がぐちゃぐちゃに丸まって飛べないシオカラトンボ、複眼が陥没して飛べないアキアカネ、背骨が曲がったカダヤシ、片目が欠損したカエルなど奇形生物がいたことだ。
「羽化させた40匹中3匹のトンボが飛べないというのは割合として高い。2014年ごろから目や羽が欠損したり、羽化できずそのまま死んだりしている個体の報告が相次いでいる。放射性物質が地中に蓄積していることが原因の可能性もある」と佐藤氏はみている。
2011年3月、東日本大震災の際、発生した東京電力福島第1原発事故による放射性物質汚染の影響が、東京の生物に及んでいることが考えられるというのだ。
先日に埼玉県で青いアマガエルが複数見つかっているというニュースを紹介したけど、関東エリアの生物に関して、また少し気になる情報があったので紹介しようと思う。
東京の都市部に生きている希少生物について詳しく観察している、動物ジャーナリストの佐藤栄記氏によると、特に2年前くらいから東京エリアで様々な自然生物の奇形が見つかっているとのこと。
記事によると、これまでで発見されたのは、羽が3枚しかないせいで飛べないウスバキトンボや、羽がぐちゃぐちゃに絡まってしまっていて飛べないシオカラトンボ、複眼が埋没してしまっているせいで飛べないアキアカネ(赤トンボ)、背骨が曲がってしまっている(淡水魚の)カダヤシ、片方の目がないカエルなど、複数の種類と多くの生物に及んでいるという。
中でもトンボの奇形が特に従来よりも高い割合で見つかっているみたいで、今回の調査によると、40匹中3匹に奇形が見られたという。
目や羽の異常や欠損が多く、羽化が上手くできずに死んでいる事例も多く報告されているとのことで、また、2年前からこのような事例が増えてきたという点からも、佐藤氏は福島原発から飛来した放射性物質が地中に溜まっていることで奇形が増えている可能性を指摘しているようだ。
2年前から増加…ですか。
以前から同じくらいの割合で一定数発生しているのであれば、その他の環境ホルモンや化学物質が影響していることも考えられますが、事故から3年ほど経過した2014年くらいからとなりますと、放射性物質の可能性も否定できないかも…ですね。
東京や関東全域の生き物のより詳しい調査を…
これだけでは、明確な因果関係は断言できないけど、自然生物の詳しい生態を長年観察し続けてきた佐藤さんも、何らかの異変を感じ取っているようだ。
実は、距離的には福島原発と結構離れていても、例えば東北の日本海側と比べても、放射性物質を遮るような標高の高い山脈が途中に存在していない関東地方の方が、原子炉の爆発直後に多く放射性物質が飛来し、蓄積していることが考えられる。
そういう意味でも、この話はかなり気になるものだし、是非とも、東京や関東全体の生物たちのより詳しいデータや調査をしてほしいところではあるね。
どちらにしても、日常の喧騒でついつい忘れがちになってしまいますけど、首都圏や関東の私たちも、福島原発事故の記憶を風化させず、”現在進行形”で今も事故は継続中であることを再認識した方がいいのかもしれませんね。
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