消費税を増税すると景気が悪くなるのが目に見えているのに、経済界が消費増税を推進するのはなぜ！？
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引用：YouTube
経済界は賛否両論 日商・三村氏「次、引き上げられなければ日本は財政的に破綻…」
再延期への批判も渦巻く。日本商工会議所の三村明夫会頭は１日の会見で「消費税率引き上げは社会保障の持続的維持のためにも必要。増税延期は極めて残念なことだ」と語った。特に懸念しているのは、２回の先送りで１０％への税率引き上げのハードルが上がったとみられることだ。
経済同友会の小林喜光代表幹事は「これだけ支持率の高い安倍政権で、消費税率を上げられないということは他の政権ならおよそ無理」と話す。日商の三村氏は「次、引き上げられなければ、日本は財政的に破綻し、健全な成長は見込めない」と危機感をあらわにした。
予想通りというべきか、やはり経団連などのグローバル大企業たちは、安倍総理の消費増税の延期に不満をあらわにしているようだ。
その反応は様々みたいだけど、本音としてはみんな同じで「安倍さんには、是非とも消費増税を予定通り断行してほしかった…」ということだね。
えっと、ちょっと待って。消費増税をするとますます民間の消費が落ちこんだりして、景気が悪くなるのが目に見えているのに、なんで経済界では増税をここまで推進しているのかしら？
普通に考えたら、景気が悪くなったら物が売れなくなって、こういう人も困るんじゃないの？
お、あおいちゃん、これはとてもいい質問だね！
それじゃ、どうして経団連などの大企業は消費増税をここまで望んでいるのかを少し解説してみよう。
経団連などの大企業の経営者は、消費増税をしてくれた方がより儲かる
かつては経団連は消費税の増税には反対の立場をとっていたんだけど、2000年代前半頃から（トヨタの奥田碩氏が会長を務めていた頃から）一転、増税賛成派に転じて、そのかわりに法人税を減税する政策を提言するようになったんだ。
もちろん消費増税を断行すれば景気が悪化するのは誰でも分かるんだけど、その分法人税が減税されれば大企業はとってもお得なんだよ。
しかも、こういった大企業は今やグローバル規模で展開しているところが多いから、トータルで見ると消費増税をしてくれた方がより儲かるってことだ。
さらにこれに加えて、「輸出戻し税」という制度も消費増税で大企業が儲かる一因になっている。（詳しくはこちらのページを参照）
特に消費増税を推進している経営者は、企業の利益を極限まで追求するタイプの人間が多い。こうした傾向は、株主などにおいて海外の資本が大量に入ってきている企業（いわゆるグローバル企業）においてより顕著に出ている気がする。
いわゆる、「利益やコストカットをひたすら追求し、従業員には低賃金・過酷労働で働かせる」という、ブラック企業的な発想だ。
つまり、最近の経団連は、よりブラック企業的な発想で自分達の利益だけを追求する傾向が強まっていて、本来の大企業にあるべき「社会貢献や公共への利益」という使命を忘れた人間たちが経済界の中心にいて、「庶民がどれだけ苦しくなったり貧乏になろうと自分達さえ儲かればいい」という発想の下に、安倍政権などの政界にも大きな影響力を及ぼしているということなんだよ。
そ、そんなぁ！それじゃ、こんな経団連が日本に影響を及ぼしている限り、日本の国民はどんどん貧乏になっていってしまうってこと！？
いわゆるこういう、規制を取り払ったり、従業員の権利を軽視して、企業の利益と効率をひたすら追求する「ブラック企業化」の流れは、かつての自民党小泉政権の頃から始まった。
そして、こうした流れを背後で主導していたのが竹中平蔵氏で、彼は今の安倍政権でも影響力を発揮している。
もっと大きな視点を持ってみると、日本の貧乏化をどんどん進ませて、日本の経済破壊を企む勢力も背後にいることも考えられる。（竹中平蔵氏は日本の経済を破壊するミッションを「ご主人様」の意向どおりに実行しているようにしかみえない。）
まとめると、「消費増税を行なわないと日本の財政が立て直せない」なんて言っている彼らの発言は全てウソで、本来であれば、「消費税を減税させること」こそが、現在の日本の経済を立て直す唯一の策なんだよ。
やっぱりこの人たちも胡散臭い人たちなのね！こんな得体の知れない怪しげな人たちに日本がめちゃくちゃにされそうな事態になっているのね。
こんなの許せないっ！
竹中氏はボクも非常に問題視している危険人物だ。とにかく、日本でますますブラック企業のような考え方が横行しないためにも、こういう流れは何とか止めたいところだね。
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