どんなにゅーす?
・ネット上で大きな影響力を持つ、まとめサイトなどによるフェイクニュースを撲滅するための団体「インターネットメディア協会(JIMA)」の設立準備が進められている。
・参加者には毎日新聞やJ-CASTニュース、ハフポストの関係者などが名前を連ねており、ネット上のフェイクニュースを排除し、ネット空間の情報の信頼を高めるべく活動を行なう方針だという。
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“フェイクニュース撲滅”でガイドライン設定へ
インターネット上で情報を発信する際のガイドラインをメディアを超えて共有しようと、JIMA(インターネットメディア協会)の設立に向けた準備会が発足しました。
発起人となったインターネットメディアの編集長や新聞・雑誌のインターネット配信担当者ら9人が記者会見を行いました。ニュースを発信するインターネットメディアは増加傾向にありますが、同時にアメリカ大統領選でも話題になった虚偽報道、いわゆる「フェイクニュース」の拡散も問題になっています。メディアの垣根を超えてガイドラインを共有し、インターネット上の情報の信頼性を高めることが協会の狙いです。
毎日新聞社・小川一取締役:「フェイクニュースは言うまでもなく、世界を根底から腐らせる。本当に災厄だと思っています」
BuzzFeed Japan・古田大輔創刊編集長:「健全な民主主義社会の発展には正確な情報が欠かせません。インターネット上で情報を発信するメディアが信頼を獲得し、ネットをより良いものにする動きもまた、ネットから広がっていく。私たちの活動は、その力となるためのものです」
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グローバル資本傘下の企業マスメディアが率先して「フェイクニュース撲滅」に動き出したものの…
インターネット上に絶えず流布し続ける「フェイクニュース(嘘記事)」を撲滅するための団体が立ち上がる動きが出ています。
欧米でも同じような動き(「フェイクニュース撲滅」をお題目にしたネット上の個人・独立メディアの排除)が進んでいるようですが、これはどう見ればいいのでしょうか?
ネット上では、日常的にフェイクニュースを発信している安倍礼賛系まとめサイトの愛読者を中心に、この動きをバカにする声が多く出ているけど、ボク自身もどうもあまりいい傾向ではないような気もしているよ。
というのは、これらを主導しているのは、グローバル資本勢力(国際銀行家・軍産複合体)が資本を握る、いわば「グローバリストの広報機関」のようなマスメディア(平たく言えば大手マスコミ)が連ねており、そもそもこれらの大手マスコミも、とりわけTPPやシリア情勢やIS関連、トランプ政権などに関する報道においては、(ほとんどフェイクニュースといえるほどに)グローバル資本が利するような報道を徹底させてきた以上、そもそもこれらの報道機関が信用できない部分が大きい。
しかも毎日新聞は(読売やNHKなどとともに)安倍総理とも定期的に会食を重ねており、あからさまなウソ情報は(建前上)流さないものの、(他の大手マスコミ同様に)様々な印象操作や実態を歪めた報道をしてきた経緯があるからね。
しかも、上の会見の様子を見ていると、「我々こそが真の正しい情報を発信する”正義”だ」とも受け取れるようなコメントを出しているように見えますし、これは、ともすれば、大手マスコミが報じないような、資本家側にとって都合の悪い情報を「フェイクニュース」として、劣悪なまとめサイト共々根こそぎ規制する動きに繋がる危険性もありそうです。
そもそも、インターネットがこの世に生まれる以前にも、人々の口コミなどによるデマや流言や噂話というのは、人類が言葉を持つようになって以降、絶えず存在し続けてきたものだし、真にやるべきことは「フェイクニュースを徹底的に取り締まること」よりも、「フェイクニュースに安易に騙されないべく、国民の意識や能力の底上げを行なう」ことなのではないだろうか。
ボクが見る限り、これらの勢力が率先してフェイクニュースを取り締まっていけば、徐々に情報発信者の間に「(身分制度のような)力の差」が生まれるようになり、やがては独立メディアや個人のブロガーの信頼性や立場が極限まで弱くなった上で、大手メディアによる”統制”が強まり、最後は、インターネットの世界もリアルの世界と同じように、「真に価値のある情報」は人知れず埋もれるようになってしまう可能性が高いんじゃないかな。
確かに、良質なものや粗悪なものなど「玉石混淆の情報」が多く存在していることで、私たちの真偽を見極める目が鍛えられたり、情報リテラシーを底上げされていく側面はあるかもしれません。
海外でもこうした「フェイクニュース取り締まり」を口実にした情報統制の動きが出てきているのを見ても、これも、国民が資本勢力により強固に支配される動きに繋がる「グローバリズム」がより促進されていってしまう危険性がある動きかもしれません。
そう言う意味でも、今後のこの団体の動きを注意深く見ていくことが必要かもしれないね。
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