次期総理の噂もある石破茂議員を解剖
出典:ウィキペディア
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こんにちは、管理人です。
今回は、安倍総理からの入閣要請を断ったことで話題になっている、次期総理の噂もある石破茂議員について、あれこれ紹介してみたいと思うよ。
確かこの前の記事で勉強したと思ったけど、この人、自民党の中で安倍総理と対立しているのよね。
安倍総理が根っからのお坊ちゃまで、明治時代から家系が深く日本の政治に関わってきたのなら、石破氏は、父親や祖父は政治家だけど、主に地方自治や官僚の家系であるといえるだろう。
それでは、早速、彼の簡単なプロフィールやその他の特徴、気になる点などを見てみよう。
石破茂氏のプロフィール
石破茂氏は、1957年生まれの鳥取県出身。東京で生まれたものの、建設官僚だった父親の石破二朗氏が鳥取県知事になったため、すぐに鳥取に移り住んだとのこと。
石破氏が育った郡家町(現・八頭町)は、自然豊かでのどかな山あいの街で、子供時代は、国語教師だった母親に偉人伝の朗読をさせられたりなど、厳しい教育を受けたようだ。
1979年に慶應義塾大学の法学部を卒業。大学時代には法律に関する討論会で全国1位に輝くほどに弁が立ち、頭の切れる学生だったようだ。
大学卒業後に三井銀行(現・三井住友銀行)に勤務。1981年に父二朗氏が死去。その際に田中角栄氏から「お前が親父さんを継ぎなさい」との助言を受け、政治家を目指すことに。
1986年の衆院選挙で、鳥取選挙区から出馬。定数4の中、最下位の4位ながらも28歳の若さで政界入りを果たすことに。
本人は田中角栄氏をリスペクトしていたため、田中派に入りたがっていたようだけど、すでに田中派の政治家が鳥取選挙区から出ていたため、中曽根派に所属することに。
以後、長いキャリアの中、政治家としてどんどんと力をつけていき、現在に至っている。
自民党を離党した過去も…
あんまり知られていないけど、石破氏は自民党を一時期離党していた過去がある。
1993年の細川政権樹立に伴い、自民党が野党に転落した際に、細川内閣が進めた政治改革法案に賛成。これが自民党幹部の怒りを買い、役職停止処分を受けることなり、これを機に自民党を離党。
小沢氏らと動きを共にしながら新進党に所属したこともあったんだけど、小沢氏が打ち出した、国連を重視した安全保障政策に反発。
単身で新進党を出た後に、無所属での議員活動を開始した後、1997年に自民党に復党。
以後、小泉政権や福田政権、麻生政権や第二次安倍政権など、要職を多く歴任し、今や自民党で大きな影響力を持つ実力者になっている。
アイドル好き&鉄道好き&ミリタリー趣味
石破氏といえば、その”趣味”に注目が集まることも多い。
特に、かつて一世を風靡したキャンディーズの大ファンを公言していて、AKBなどの現代のアイドル業界についてもしばしば語っている。
そして、鉄道もこよなく愛していて、政治活動の移動の際には夜行列車を頻繁に利用しているとのこと。
さらには、子供の頃からプラモデルに熱中したみたいで、今でも戦車や戦闘機などのプラモデルを集めているようだ。
東電からの献金が発覚、様々な発言が批判を浴びたことも…
石破氏といえば、過去の発言で批判を浴びた過去もある。
例えば、2004年の防衛庁長官時に、自衛隊が積極的に世界に出ていない現実を揶揄し、「自衛隊は自閉隊だ」と発言したものの、「自閉症の人たちに対する差別だ!」との批判が殺到。その後陳謝する事態となっている。
また、記憶に新しいのは、秘密保護法の成立に反対して、国会前のデモを行なっている人たちに対して「絶叫戦術(デモ)はテロと同じ」といった発言をブログで行ない、批判が殺到。党内からも批判が出たことで、これもその後に陳謝をしている。
さらに、福島原発事故後に、石破氏が東電から多額の献金をもらっていたことも発覚。
政治資金収支報告書に記載する必要が出ないように、一回の受け取りを20万円以下に抑える手口で細工をしていたことも明らかになったことで、大きな批判を浴びたこともあった。
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安倍総理との政治路線の違いは?
・・・なるほどね。
それじゃあ、安倍総理と石破さんは、政治手法やその考え方にどういった違いがあるのかしら?
基本的にはそこまで大きな違いないんだけど、その中でも最も異なる点は、安倍総理は日本の戦争責任を認めない方向なのに対して、石破氏はそれを認めている点だといえるだろう。
現に石破氏は、当時の大日本帝国の軍人や政治家を厳しく批判していて、なおかつ、2002年以降は靖国神社にも参拝していないようだ。(一方で、「みんなで靖国神社に参拝する会」には参加している。)
太平洋戦争について、「政府の総力戦研究所が日米戦争のシミュレーションで日本必敗の結論を出して、政府中枢にも報告しているのに、勝てないとわかっている戦争を始め、何百万という国民を死に追いやった責任は厳しく問われるべき」、「天皇の質問にも正確に答えず、国民に真実も知らせず、国を敗北に導いた行為がなぜ「死ねば皆英霊」として不問に付されるのか理解できない」と述べ、当時の日本の指導者たちを批判している[48]。
加えて、靖国参拝については、戦死者との約束の一つは天皇が靖国に親拝することであり、政治家が参拝することが、ことの本質ではないとし、後者の歴史認識については法律家や歴史家が主張すべきことであって、政治家の役割は、そうしたことができるような環境を整えることだと主張している[52][54]。実際に石破は、2002年の防衛庁長官で初入閣以降は靖国神社に参拝していない[48]。
その一方で、移民の受け入れや核に対する肯定的な発言、そして軍法会議の設置や徴兵制に対しても前向きに発言するなど、安倍総理らの路線と共通している部分も多くある。
まあ、安倍総理よりもこれらの発言を堂々としているという部分では、まだ好感を持てる部分はあるかもしれないね。
石破氏が総理になったら日本はどうなる?
う~ん、なんだか、ヤバソウな部分も結構ありそうね。
石破さんが総理になったら、日本はどうなるのかしら?
基本的には、安倍総理とあまり変わらない感じかと思うけど、ボクが見たところ、石破氏は安倍総理よりは素直で、いくぶん真面目な部分があるようだ。
いってみれば、何事も「理詰めで考えるタイプ」といえばいいのだろうか。
安倍総理が嘘や騙しやごまかしを次々と臆面もなく飛ばすのに対して、石破氏はダメな部分は素直に自分で認めた上で、国民との合意形成を重視する考えを持っていることは言葉の端々から見られる。
そうはいっても、石破氏も日本会議に所属しているし、大筋には安倍総理と変わらないのは確かだ。
まだ、彼が総理になるかどうかは分からないけど、アメリカ主導の下に、日本国民の人権や自由が制限された世界に向かっていく流れは変わらない感じかと思われる。
まとめ
なるほどね。お陰で参考になったわ。
見た感じ、まだ石破さんの方がペテン的な要素は少なそうね。
ボクは安部総理か石破総理か言われると、石破氏の方がまだマシという感じかな。
彼の方が、法学部を出ているのもあって、まだ民主主義の原則や法の原理を理解している感じはするね。
いよいよ石破氏は、安倍政権から完全に距離を置いた上で次期総理に向けて準備を始めているみたいだけど、今後の政局がどのように向かっていくのか、注意深く見ていくこととしよう。
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