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セーリングW杯江ノ島大会でイルカショーを披露!→国際連盟が非難声明!海外出場選手からもショックや不快感の声相次ぐ!

セーリングW杯江ノ島大会でイルカショーを披露!→国際連盟が非難声明!海外出場選手からもショックや不快感の声相次ぐ!

どんなにゅーす?

・2018年9月9日、セーリングのW杯江ノ島大会の開会式が行なわれ、江ノ島水族館でイルカショーを披露したところ、海外の出場選手から疑問や不快感の声が相次ぎ、国際セーリング連盟が「容認できない」と非難声明を発表する事態に発展した。

海外では、イルカショーなどについて動物虐待と受け取る考えも多く、日本セーリング連盟の河野博文会長は「多くのお客さまに喜んでいただいたが、国によっても個人によっても考え方が違う。慎重さを欠いていた」などと反省・謝罪したという。

W杯開会式のイルカショー非難=統括団体のワールドセーリング

神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で9日に行われたセーリングのワールドカップ(W杯)江の島大会の開会式で、イルカのショーが披露されたことに対し、国際統括団体のワールドセーリングが「容認できない」と非難したことが11日、分かった。ワールドセーリングの広報担当者が明らかにした。

開会式は11日の競技開始に先立ち、9日夜に水族館の「イルカショースタジアム」に各国の選手や関係者を集めて開催。冒頭で日本の水族館では一般的な、イルカが高くジャンプして水しぶきを上げるパフォーマンスを披露した。しかし西洋社会では「イルカは神聖な動物」との考え方があり、一部の外国選手から当惑する声がインターネット交流サイト(SNS)などで上がっていた。

ワールドセーリングは声明で「大会実行委員会が開会式でイルカの展示を取り入れたことに失望している」とした上で、「開会式の内容は事前にワールドセーリングの承認を受けなければならないが、実行委からの求めはなかった。判断の誤りと不快な思いを引き起こしたことを謝罪する」と述べた。

W杯開催が初めてとなる今回の江の島大会は、2020年東京五輪に向けて運営面を確認するテスト大会となり、16日の閉幕までに五輪と同じ10種目が行われる。

W杯の大会実行委員長を務める日本セーリング連盟の河野博文会長は、イルカショーについて「江の島らしさを象徴できるので選んだ。多くのお客さまに喜んでいただいたが、国によっても個人によっても考え方が違う。慎重さを欠いていた」と反省を込めて話した。

【Yahoo!ニュース(時事通信) 2018.9.11.】

セーリングの大会でイルカショー 非難受け日本連盟が陳謝

~省略~

セーリングのワールドカップ江の島大会は9日、新江ノ島水族館で開会式が行われ選手や関係者などおよそ500人が参加しました。

開会式では冒頭にイルカのショーが披露され、日本セーリング連盟によりますと、これについて海外の一部の選手がSNSに「ショックを受けた」などと書き込みました。これを受けて国際セーリング連盟は10日、日本連盟と実行委員会に対し開会式の内容について事前の説明がなく、海洋生物の保護の観点からも「遺憾に思う」などとメールで通知したということです。

国際連盟は「開会式でイルカショーが行われたことに失望している。このようなショーが行われることは容認できない」と非難しています。

日本連盟は「イルカの扱いについては個人や国によって考え方が違い、イルカショーを披露したことは慎重さを欠いていたと思います。不快な思いをされた方にはおわび申し上げます」と陳謝しました。

この大会は東京オリンピックに向けた最初のテスト大会として、44の国と地域からおよそ460人の選手が参加して、11日から予選レースが始まり今月16日まで東京オリンピックと同じ男女合わせて10種目が行われます。
ワールドカップ江の島大会の開会式でイルカショーが披露されたことについて、ロンドンオリンピックの男子470級の銀メダリスト、イギリスのルーク・ペイシェンス選手はツイッターで「ショックを受けた」などと書き込みました。

ペイシェンス選手は11日、NHKの取材に応じ「日本の文化を否定するつもりはなく、日本のことは大好きだという前提はあるものの、私はイルカショーは好きではありません」と話しました。

そのうえで「セーリングの選手として海の生き物を大切にしなくてはいけないが、国際セーリング連盟が共催する大会の開会式でイルカショーが行われたことに失望したということです」と説明しました。

また大会に出場している別の海外の選手からは「イルカは自由であるべきという思いがあるので、あまりいいことではないと思った」とか「僕はイルカが好きだが、ショーのことについてはなんとも言えない」といった声が聞かれました。

~省略~

【NHK NEWS WEB 2018.9.11.】

またも、日本における「ガラパゴス状態」が発覚!日本における「動物(弱者)の尊厳軽視」の風潮に海外から不快感の声相次ぐ!

出典:Twitter(@lovepeaceyoutoo)

当サイトでも、日本における社会弱者や動物の尊厳を軽視する風潮について問題提起してきましたが、こうした風潮が海外から問題視される事態に発展しています。
セーリングW杯の江ノ島大会の開会式において、江ノ島水族館でイルカショーを選手に見せたところ、海外選手を中心に、これに強い不快感や疑問を唱える声が続出
その後に国際連盟が「容認できない」との趣旨の非難声明を発表し、日本連盟が謝罪する事態になっています。

特に海外では、クジラやイルカを保護する考え方が進んでいるほか、近現代の民主主義国家としての「弱者保護」や「環境保護」の観点から、野生動物を人間の都合によるショーや余興のために捕獲しては、思いのままに調教し、支配するやり方に反対する考え方がより浸透してきているようだ。

世界との交流を完全に断絶して、日本だけが世界から孤立した上で「ひたすら我が道を進み続ける」つもりなのならまだしも、こんな風に世界大会を主催したり、あまつさえ大量の外国人を招き入れつつオリンピックすらやろうとしているのなら、最低限、海外の人々の文化や考え方を把握していなければ、はっきり言ってお話にならない

平たく言ってしまえば、「自然環境の保護の観点」や「動物の尊厳を尊重」するという、近代的な民主主義国家としての多角的な配慮や弱者への思いやりの視点が大きく欠如していることが明らかになったというか、もっと乱暴に言えば、日本における世界的な民度の低さがまたも明らかになったということかな。

そもそも、日本は四方が海に囲まれている上に、世界で日本語が母国語なのは日本のみであること、さらには英語が自由に理解出来る日本人が圧倒的に少ないことが影響して、情報や文化などの孤立化(ガラパゴス化)に向かいやすく、これが閉鎖的な社会や価値観を形成し、多角的で俯瞰的な視点を持ちづらい一方で、偏狭で極端な思想なども横行しやすい背景になっていることが考えられます。

それでも、近年はインターネットの普及や人や物のグローバル化などによって、だいぶ環境が変わってきているように思えるんだけど、何だか、今でも妙に頭が固くて不勉強な日本人が多いような感じがするね。
日本連盟側の謝罪も、問題の本質が分かっていないような微妙な内容のコメントだし、本気で世界での存在感や影響力を持ちたいのであれば、もう少し最低限の知識を蓄積させて、世界の人々のトレンドや文化、考え方などを知り、様々な考え方を持つ人々に対してもマナーや思いやりのある行動を取っていく必要があるね。

これも、昨今の日本社会で進んでいる思考停止や反知性の流れの一つなのかもしれませんね。
相変わらず、テレビでは「世界が憧れる日本人」などの、危険な洗脳番組が放送されていますし、もう少し現実を直視しながら、世界に置いて行かれないように「近代的な民主主義社会とはどういうものなのか」を知っていくことから始める必要があるのかもしれませんね。

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