どんなにゅーす?
・福島県内に生息している野生のニホンザルについて、福島原発事故後に、血液の元になる複数の成分が減少したり、胎児の成長の遅れなどの異常が見られることが、福本学・東北大名誉教授の研究チームや羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)の研究チームの調査によって判明。米科学誌に相次いで報告された。
・環境省が行なっている野生動植物への放射線影響の調査にはニホンザルが含まれておらず、この状況を問題視する日本霊長類学会など5つの学会は、ニホンザルを対象に含めるように求める要望書を環境省に提出したという。
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<原発事故>福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か
◇二つの研究チームが米科学誌に報告
福島県内に生息する野生のニホンザルについて、福島第1原発事故後、成獣の骨髄で血液のもとになる成分が減ったり、胎児の成長が遅れたりしたとする研究成果が米科学誌に相次いで報告された。事故で放出された放射性セシウムを木の皮などの食べ物から取り込んだことなどによる被ばくの影響の可能性がある。
成獣を調査したのは、福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの研究チーム。福島第1原発から40キロ圏内にある南相馬市と浪江町で事故後に捕殺されたニホンザルを調べ、成獣18頭で骨髄中の成分を調べ他の地域と比べた。その結果、血小板になる細胞など血液のもとになる複数の成分が減っていた。さらに、一部の成分は、筋肉中の放射性セシウムの量から推定される1日あたりの内部被ばく線量が高い個体ほど、減り方が大きくなっていたという。福本さんは「健康への影響が表れるのかなど、長期的な調査が必要だ」と話す。
また、羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの研究チームは、福島市が個体数調整のため2008~16年に捕殺したニホンザルのうち、妊娠していたメスの胎児を調べた。原発事故前後の計62頭のデータを比較したところ、事故後の胎児は事故前に比べ、頭の大きさが小さく体全体の成長にも遅れがみられた。母ザルの栄養状態には変化がなく、チームは事故による母ザルの放射線被ばくが影響した可能性があると結論づけた。
~省略~
環境省が実施する野生動植物への放射線影響の調査対象にニホンザルは含まれておらず、日本霊長類学会など5学会は、ニホンザルを対象に含めることなどを求める要望書を同省に提出した。同学会の中道正之会長は「ニホンザルは寿命が20~30年と長く、定住性もある。世界的に見ても、ニホンザルへの長期的な影響を調べることは極めて重要だ」と話した。【須田桃子】
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見出しには「か」がついているけど断定して構わないでしょう。ニホンザルも調査対象にすべきだと言われ続けてきたのに、いまだに無視する環境省には本当に腹が立つ。https://t.co/UBnz8wXJcl
— 北村肇 (@bkhajime) 2018年11月20日
サルだけか?
原発事故:福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か
https://t.co/MCAAZWWnVP— 昭和おやじ 【安倍政権を打倒せよ】 (@syouwaoyaji) 2018年11月20日
猿「風評被害だと信じて食べて応援したのに…」https://t.co/sPdetIJ0Hz
— General Adult Man (@rygartarrowgg) 2018年11月20日
猿におきることが人間におきないとも限らない。東京電力の罪は深い。他地区で原発再稼働を容認する裁判官の罪も果てしなく深い。動物のみならず植物に及ぼす影響も大きい 原発事故:福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か https://t.co/1hHlbzJHfd #スマートニュース
— adm55 (@nkgkoukan) 2018年11月20日
「サルは森で放射性物質に汚染された食べ物を採取していた上、線量が高い地面に近いところで生活していたため、人に比べて被ばく量が桁違いに多いはずだ」:必死で言い訳してるけど、工事現場の人や一日中お外を走り回る幼稚園児なんかと大差ないのでは?
https://t.co/Pain8s3MXW #Fukushima #福島— Nemesisネメシス (@zodiac0088) 2018年11月20日
お猿さんに影響あって、人間に影響ないってのは、あり得ない。
お猿さんにも、申し訳ない、人間の欲と身勝手で、こんな目にあわせて…原発事故:福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か – 毎日新聞 https://t.co/peqecXIZZ9
— Hiromi1961 (@Hiromi19611) 2018年11月20日
原発事故:福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か – 毎日新聞 https://t.co/Dv9l66y4AM 採取していた量が人間より桁違いに多いというが、人間の方が寿命が長い分、これからも採取し続ける危険がある。
— エリック ・C (@x__ok) 2018年11月20日
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福島県内の山林に住むニホンザルの間に、「血液の元になる複数の成分が減少」「胎児の成長の遅れ」などの異常が見つかったとの研究結果!
出典:Wikipedia
福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの研究チームや、羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの研究チームが、福島県内に生息する野生ニホンザルの調査をそれぞれ行なったところ、事故前と比べて「(大人の個体において)血液の元になる複数の成分が減少」「胎児の成長の遅れ」などの違いが見つかったとの研究結果を発表し、米科学誌に相次いで報告されたとのことです。
やはり、人間よりも放射性物質をより多く取り込んでいると思われる野生動物においては、より顕著に生体機能に異常が発生していることがうかがえますね。
これまでも、人里や市街地と比べて山林の方がより多くの放射性物質が蓄積していることがデータからも分かっているし、人間の場合は、まだ自らである程度の被曝を防ぐための行動を取れる一方で、野生動物にとっては防御策の取りようもなく、モロに日々外部および内部被曝をし続けているはずだからね。
おまけに、(見たところ)日本政府も野生動物における放射性物質の影響に対する調査を本気を出して行なっている様子が見られないので、すでに人間がうかがい知れない中で、何らかの野生の動植物において、生体機能や繁殖機能などに深刻な影響が出始めている可能性も否定できないんじゃないかな。
こうした報道に触れても、改めて、人間が行なってきた環境破壊によって、何の罪もない動植物が健全な生育に悪影響を受けてしまっている現実を強く感じてしまうし、専門家が強く求めているように、日本政府はもっと力を入れて原発付近の動植物や自然環境に関する調査を本格的に行なうべきだといえるだろう。
7年前の福島原発事故は、人類にとっても完全に「未知なる次元」のものでしたし、あらゆる放射性物質に対する確度の高い調査方法すらも確立されていない中で、どのような形で自然環境や人間に影響が出てくるのかもよく分かっていない状況です。
それだけに、現在の科学力を結集させた上で、より丁寧できめ細かな調査を行なうべきですし、私たち人間も、こうしたニュースを真摯に受け止めながら、出来る限り多くの被曝をしないための行動に努めるべきなのではと思います。
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