どんなにゅーす?
・元ラグビー日本代表で神戸親和女子大学講師の平尾剛さんが、意を決して東京五輪開催に強く反対する思いを込めたコラムを掲載。ネット上で話題になっている。
・平尾さんは、元アスリートとして今まで声を上げるのをためらっていたとしながら、「スポーツを愛する一人の人間として、これ以上は黙っていられない」として、「東京五輪は返上すべきだ」と主張。
・オリンピックが資本家層の巨大な金儲けの道具に成り下がっている実態や、汚染水問題・裏金問題・エンブレム盗用問題・新国立競技場の過労死問題など、数え切れないほどの重大な問題が山積している実情を挙げ、改めて国民やアスリート全体でも深く考えるべき問題であることを綴っている。
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第14回 反東京五輪宣言
回りくどい言い方はこのくらいにして、率直に言おう。
僕は東京オリンピック&パラリンピック(以下、東京五輪)は返上すべきだと思っている。
「リアリティを感じない」のは、開催が現実化して欲しくないという願望を強く抱きながらも、元アスリートとして正面から反対の声を上げることをためらっていたからである。過去も現在もスポーツの恩恵に与る立場の人間がスポーツの祭典を批判してもよいものだろうか。アスリートのための4年に一度の晴れ舞台を元アスリートが否定することは、つまりのところ自己否定につながるのではないか。そう自問自答してきた。
主張したいことが明確にあるにもかかわらず、それを口にすることは憚られる。アクセルとブレーキを同時に踏み込んでいるような状態に耐えかねて、東京五輪関連のニュースを知らず知らず遠ざけているうちに、だんだんリアリティがなくなっていった。ここではないどこかで粛々と進行していることとして決めつけて、思考を手放すことによって楽になろうとしていたのだった。でももうやめにする。元アスリートでスポーツを愛する一人の人間として、これ以上は黙っていられない。競技者の理想を脇に置きつつ、権力者は「レガシー」作りのため、資本家にとっては商機をつかむための巨大なイベントにオリンピックが成り下がっている現状に、一言物申したい。
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住ムフムラボが更新。今回は東京五輪について書きました。スポーツに育てられ、今もスポーツに関わる者としては、やはり書かずにいられませんでした。思い切って書いた今回のコラム、お読み下されば幸いです。https://t.co/dtq26axCTt
— 平尾 剛 (@rao_rug) 2017年11月22日
おおお、平尾くん!アスリートの立場でこれを書くのはすごく勇気のいることだと思う。でも、ここで引かれるテリエ・ハーコンセンの「自発的創造性」への希求、平尾くんが逡巡の末にたどり着いた結論、めちゃくちゃ重く、本質的な問いかけだと思います。必読ですよ、これ。https://t.co/eBPfGrjsum
— 松本創 (@MatsumotohaJimu) 2017年11月22日
“「オリンピックでは、自分の荷造りすらさせてもらえない…スポンサーにも統制される。急にコカ・コーラやマクドナルドを宣伝しなければいけないことになる。なんでこんなことに付き合わなければいけないのか、僕には理解できない。」”https://t.co/V1ylshWwky
— bandeapart72 (@bandeapart72) 2017年11月22日
長文ですが、おもしろいです。
五輪返上もそうですが、そもそも五輪ってなんなのさ、について字数を割いています。それだったら五輪はいらんよね、と。確かにいらんです。
→反東京五輪宣言 平尾 剛 | コラム | 住ムフムラボ https://t.co/tUW3D6YEmi— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2017年11月22日
アスリートであるからこそ、「東京五輪には反対する」、「東京五輪の危険性は看過できない」ということ。
よく言い切ってくれた!心理的プレッシャーは半端じゃあなかったろう。https://t.co/GPkFxS3tRP— Baba Akira (@ganbarujan) 2017年11月23日
五輪返上の声がアスリートたちからも上がっています。「金で買った五輪招致ではないか」という疑惑を海外の司法当局が立証しようとしていますが、疑惑を晴らすために主催者たちは何の努力もしておりません。それは彼らが自分たちが主宰するイベントにプライドを持っていないということです。 https://t.co/ffZlZDrVE5
— 内田樹 (@levinassien) 2017年11月22日
きっとアスリートや指導者の中にも「同意見」の人がたくさんいるはず。それなのに「東京五輪についての批判はタブー」と関係者が“自主規制”している現状に対して、「もっと率直に言いたいことを語ろう」という平尾さんの姿勢にひたすら敬服します。必読♬ https://t.co/HlLk4oHHBf
— 140B中島 (@maido140b) 2017年11月22日
ぜひ多くの人に読まれるべきコラムだと思います。「反東京五輪宣言」。 https://t.co/MLIpftWzVd
— 畠山理仁 (@hatakezo) 2017年11月22日
おおっ…!やっとか!
…と思ったら『元』か。現役は何してんのかねぇ。
この記事は凄いよ。近代五輪の問題点がよく纏められている。— Yotsuchi Systems (@CardiacTrance) 2017年11月23日
平尾剛氏 第14回 反東京五輪宣言
オリンピックは巨大公共事業の口実となり、国民の税金を堂々と私物化するための体のよい名目だ。https://t.co/gVN0kxd71n— 金井弘應(koo kanai) (@koo_kanai) 2017年11月23日
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今までも深い疑問を心に溜め込んできた元ラグビー日本代表の平尾さん、必読の「反東京五輪」宣言!
私もこの記事を全て読んでみたけど、本当に凄いわっ!
ここまで的確に今のオリンピックの問題点や腐敗を分かりやすく突いてくれている平尾さん、本当に博学で素敵な人ねっ!
にゃああ~~っ!!
この日本に、スポーツ界からも大きな「希望の星」の人が現れてきてくれたにゃあ!!
ああ。この平尾さんのコラムは、社会への真摯な問題提起の思いが込められた本当に素晴らしいものなので、是非全文読むことをオススメするよ。
それにしても、スポーツ界は特に上下関係や同調圧力が横行しているし、おまけに様々な五輪利権が渦巻いている状況下において、よくぞここまで堂々と論じてくれたね。
その大きな勇気と、リスクを負ってでもより多くの人々に問いかけたいという問題意識、社会貢献への思いをもってこのコラムを執筆した平尾氏には、最大限の敬意を表したいと思うよ。
コラムを読んでみると、その全てが全くの正論で、ボクも口を挟む余地がほとんどないけど、
「権力者は『レガシー』作りのため、資本家にとっては商機をつかむための巨大なイベントにオリンピックが成り下がっている」
「急にコカ・コーラやマクドナルドを宣伝しなければいけないことになる。」※ノルウェー出身のプロスノーボーダー、テリエ・ハーコンセン選手からの引用
という部分は、まさしくオリンピックの核心を突いているね。
いわば、オリンピックというのは、国際金融資本や多国籍企業を擁するグローバリストによる「世界統一政府思想」のアジェンダや権力誇示の祭典というのが実態であり、ここに平和やスポーツを”口実”に当て込んで、アスリートの人々に名誉やお金などをちらつかせつつ、世界中の人々を扇動・洗脳しているというのが、残念ながらオリンピックの本質だ。
しかも、ブラジルのリオ五輪でも日本と同じようにIOCのディアク氏に裏金が渡っていたとの結論が出ており、平尾氏によると、ブラジル当局は当時にかかわった関係者(ブラジル・オリンピック委員会のヌズマン会長)を賄賂の疑いで逮捕したとのことだ。
ブラジルの場合はすでに終わったことにもかかわらず、この事態を重く見て当局が逮捕に踏み切っている時点で、少なくとも日本よりよほど捜査機関が機能しているし、ここまでクロが限りなく確定的になりかけている中で、「加計ありき」よろしく「東京五輪ありき」で脇目も触れずに、不正すら平然と握りつぶした上で、国を挙げて強引に開催に向けて突き進んでいる日本はあまりにも異常でクレイジーであるとしかいいようがない。
オリンピックそのものの実態はさることながら、日本国内だけを見ても、賄賂にも深く絡んでいると思われる広告代理店・電通の異様な権力と利権構造、あまりにも不透明で政治家や利権者に多額の金が流れているとしか思えない、異常なまでの建設費の高騰、そして、「震災復興」と耳障りの良いお題目を掲げて国民の情を煽った上で、1%の資本家層が多額の金儲けを目論んでいる汚い構図を見ても、お世辞にもこれが国民のためになるものになるとは、どう考えても思えない。
それどころか、この天文学的な巨額の税金の無駄遣いは、いずれ日本に再起不能なまでの爪痕を残し、かつてなかったまでの国家の荒廃と破綻、破滅を予感させるものですらあるね。
改めて、色々なことを思い返しても、何から何までが狂っているとしか思えないわ…!
つまり、オリンピックはグローバリズムの象徴であり、1%の支配層に99%の私たちが徹底的に搾取・支配される「恐ろしい世界」へのプロセスの一環だってことね。
やっぱり、平尾しゃんの言うとおりに、今からでもオリンピックを中止するように、みんなが大きく声を上げていくのがいいんだにゃ~っ!
このままじゃ、にゃこたちの日本がいよいよ完全に破滅に向かっていっちゃうにゃ!!
この国では、自分自身で考えること、自分自身の意見を表に出すことを徹底的に奪うための”洗脳”や”同調圧力”が強固に植え付けられてしまっているせいで、今だに多くの国民は考えることもせず、ただただされるがままにこの事態を受け入れるだけの状況になってしまっている。
その中でも平尾さんのような人が日本にも存在しているのはせめてもの救いだし、どうかボクたちも、彼のような知性と良識のある人たちを応援しながら、日本が破滅に向かうのを何とか食い止めていくために、出来ることを行なっていきたいところだ。
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