どんなにゅーす?
・2017年2月6日、沖縄県の米軍普天間飛行場からの移設先である辺野古沖にて、本格的な埋め立てのための工事が始まった。
・翁長知事や名護市の稲嶺市長は、この安倍政権の強硬的な対応に強く反発、「荒っぽいやり方」「強い怒りを感じる」などのコメントをしており、多くの沖縄県民からも怒りの声が上がっている。
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辺野古沖で本格工事 名護市長「強い怒り」
6日昼前から、台船に積んでいたコンクリートブロックをクレーンで作業船に載せ替える作業が続いていて、この後、海に投下する予定。
防衛省沖縄防衛局は「午前8時40分に、辺野古沖にコンクリートブロックを投下するための作業を始めた」と発表した。ブロックは埋め立て区域周辺に設置する汚濁防止用の膜を固定するもので、重さ11トンから14トンのものが合計228個ある。
工事が新たな段階に入ったことで反発の声も強まっている。
名護市・稲嶺進市長「沖縄県民を国民として日本国民として見ているのかなと強い怒りを覚えます」
辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前では、資材の搬入を阻止しようと座り込んだ市民らと警察官の間で、もみ合いとなっている。
辺野古海上工事始まる 知事反発「荒っぽいやり方」
辺野古の工事は2015年10月に着工したが、16年3月に国と県の裁判が和解したため12月まで工事が止まり、作業スペースの造成など陸上部の工事にとどまっていた。汚濁防止膜の設置には数カ月かかる見込みで、その後、埋め立て海域を堤防で囲む護岸工事から本体建設が始まる。政府は5年での工事完了をめざす。
辺野古への移設計画に反対する翁長(おなが)雄志(たけし)知事は「荒っぽいやり方だ」と反発を強めており、3月末で期限が切れる「岩礁破砕許可」の延長申請をせずに政府が工事を続けた場合には訴訟も視野に入れるなど、複数の対抗策を検討している。
移設予定地の陸側、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、反対派約100人が集まり、機動隊員ともみ合いになった。
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沖縄も本土も、地元民や社会弱者の声は徹底無視され、資本勢力の強権的な利益誘導とともに民主主義は死ぬ直前に…
多くの沖縄県民の支持を受けて当選した翁長知事による、徹底的な基地移設反対の戦いもむなしく、ついに安倍政権によって辺野古移設に向けた本格的な工事が開始されてしまったみたいです。
このような姿を見ても、すでに日本には民主主義が完全に死に絶えたように見えてしまいますね。
最近のネットやメディアを見ていて特に強く感じているのが、「地元民や社会弱者の人々の”生の声”が、大手マスコミによってあまり(ほとんど)報じられなくなってきてしまっている」ってことだ。
安倍政権になる前の日本のメディアでは、米軍基地問題がなかなか解決に向かっていかない中でも、地元の沖縄県民の苦しみや悲しみ、怒りの声がいくらかはテレビや新聞によって伝えられていた感じはしていたんだけど、どうも安倍政権以降は、こうした声が積極的に伝えられる回数はぐっと減ってしまった気がするんだ。
それどころか、どこの馬の骨とも分からない匿名のネット民たちによって「沖縄の反対派はほとんどが外国人か外部の人間で、沖縄の人たちのほとんどは基地に賛成している!」との声が大量に流布されたり、しまいには公共の電波によってさえ、こうした類の意見がコメンテーターから出てくる始末になってしまっている。
(沖縄知事選やその他の選挙結果を見ても、沖縄の民意の多くは基地建設や安倍政権の姿勢に反対している人が多いのは容易に想像がつくと思うけどね。)
つまり、日本のネット界もメディア界も、「地元の人たちの”生の声”を徹底的に掻き消す工作」が行われているということであり、これも一つの立派な「弱者差別&切り捨て」であり、日本を支配している巨大な資本勢力が、近年特にネット界やメディア界に資金を供給して、こうした方向に日本を誘導しているってことなんだ。
実はトランプ騒動のアメリカで起こっていることも、沖縄基地問題と構図はほとんど同じ
そして、トランプが当選したアメリカも、実は全く「これ」と同じことが起こっている。
つまり、トランプは過半数のアメリカ国民の支持を受けて当選した大統領であるにもかかわらず、国民が支持した政策を忠実に実行しているだけなのを、「差別」やら「ヘイト」やらを口実にして、巨大な資本勢力と繋がる権力者たちがトランプを何とか引き摺り下ろそうと、あの手この手で大バッシングを展開しているというのが、現状で起こっていることなんだ。
一見日本とアメリカで全く違っていることが起こっているように見えるものの、実際には両者はほとんど同じ構図で、社会的に弱い人、地元の人、元々そこに住んでいた人などの庶民の生の声が徹底的に無視されて、その分巨大な資本勢力に支援された大企業、文化人、お金持ち、セレブ、芸能人なんかの「外野」の連中の声がネットやマスメディアを完全に占領してしまい、「弱い人たち」の声や意思が徹底的に踏みにじられてしまっている状況なんだ。
つまり、トランプがここまで叩かれている一番の理由は、「今まで(オバマ政権によって)虐げられてきた社会弱者からトランプが支持されているから」なのであり、「差別主義」や「過激思想」「品がない」なんていうのは、単なるトランプを叩くための口実に過ぎないってことだ。
そもそも、トランプを徹底的に叩いている人間たちは差別主義者ではないのか?というと、全然そんなことはなく、彼らは徹底的に貧富の格差を増大させ、貧困層から徹底的に財産をむしり取り、心底自分たちと異なった血統の人々をバカにし、貧しい人々を見下している根っからの差別主義者だ。
日本の反安倍政権の人々の中でも、まんまとこうした洗脳に引っ掛かってしまって、メディアと一緒にトランプを「差別主義者だ!」「さっさと退陣しろ!」と叩いている人達が大勢いるけど、そもそもトランプを潰したって、トランプを潰そうとしている側もこういう類の連中なので、差別がなくなることなんて全くありえないし、それどころか、真に困窮している社会弱者のトランプ支持者をもますます虐げることに繋がってしまう。
こうした構図は決して複雑なものでもないし、少し考えれば分かるようなことだけど…それでも大量に引っ掛かってしまっている人がとても多いのが非常に気になるし、こんな世界支配層による陳腐なミスリードに引っ掛かってしまっていると、ますます自分たちの首を絞めていくことに繋がってしまうので、ボクはとても心配しているよ。
まとめ
確かに、本当に困っている地元の人たちの声や、元々その土地にいる人の声、社会弱者の声がメディアから完全に消えてしまい、その代わり、得体の知れない外部の人間たちがいかにも「これが地元の声だ!」みたいな感じで徹底的に歪めて報じられるケースがとても増えている感じがします。
これも一つのグローバリズムの跋扈のようにも思えますし、そういう意味では、沖縄の基地問題もトランプさんの騒動も全く同じですね。
そして、中東シリアの地元の人たちについても、彼らの「生の声」が世界に全く発信されていないというのもまさに同じような現実だけど、実際は「アメリカ(オバマ)がシリアをメチャクチャにしてしまった」と怒っている人が多いみたいだね。
近いうちにこの件について記事にしようかと思うけど、とにかくも、真に国民第一の民主主義の世界を求めるのなら、まずは最近日本やアメリカで行なわれている、こうした世論工作や誘導の実情を、もう少し正確に認識していくことが大事かと思うよ。
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