どんなにゅーす?
・自民党の後藤田正純衆院議員が、自身の公式サイトやFBで、現在の安倍政権の独裁体制に強い危機感を表した。
・後藤田議員は、都議選で応援演説を行なったものの、その内容に「安倍政権批判が含まれている」ということで、これが党幹部に漏れ伝わり本人にクレームが来たことを暴露。「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている。今の自民党執行部を見ると、結果は仕方ないと思わざるを得ない」などと現在の安倍政権を強く批判した。
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「自民党執行部はおかしくなってる」後藤田正純氏が痛烈批判 都議選の歴史的惨敗受け
投稿の冒頭、後藤田氏は江戸後期の大名・松浦静山の言葉「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」を引用し、「民心から離れた自由民主党に対して、都民は見事に反応しました」「将棋や囲碁でもあるように、負けました!と言わざるをえません」と指摘した。
また、都議選で応援演説に立ったという後藤田氏は、演説の中で安倍政権と自民党の問題点や反省を述べた上で、「安倍政権の成果に理解を求める挨拶をしてきました」と説明した。
ところが演説内容をめぐって後藤田氏は、「安倍批判をしたと、党幹部に伝わり私にクレームがきた」と明かした。
こうした状況を受けて後藤田氏は、「自由民主党執行部はおかしくなってると感じた」「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている、今の自民党執行部をみると、結果は仕方ないと思わざるをえません」と、党執行部を痛烈に批判した。
↓後藤田氏のオフィシャルサイトより。
出典:後藤田まさずみ公式サイト
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自民党議員が街頭演説で、安倍政権の問題点と反省を述べると、密告され、党幹部からクレームが来るそうです。後藤田正純のFBより。https://t.co/dth14BFbTs pic.twitter.com/Lllhbf85ab
— Mew Mew Panic (@sartrean) 2017年7月3日
朝日新聞(4日付)から
後藤田副幹事長のところへ安倍批判をしたクレームが…後藤田氏
「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の執行部をみると、結果は仕方がない」「首相は自分が負けたとは思っていない。何も反省していない」
「やっぱり国民はよく見ているよ」 pic.twitter.com/icABHuNkMl
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2017年7月4日
内部からの突きくずしに期待。後藤田氏に続く人はいないのか?
— ザジ式 (@zaziechan) 2017年7月4日
後藤田氏も「こんな人たち」認定だね、きっとw https://t.co/qkYEoMgmMR
— タバネコ (@mimizuyama) 2017年7月4日
極めてまっとうなご意見。
「自民党執行部はおかしくなってる」後藤田正純氏が痛烈批判 都議選の歴史的惨敗受け https://t.co/kn0FQcTsy8 # @HuffPostJapanより
— 小方TAZ俊也 (@taz68000) 2017年7月4日
「自民党執行部はおかしくなってる」後藤田正純氏が痛烈批判 自民党内でも【密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の自民党執行部】こんなとがすでにやられているんですか。いよいよ密告と監視社会を狙っているのか、安倍自公政権は。https://t.co/Ptk5xyeAcz
— 横田良篤 (@yokotayoshiatsu) 2017年7月4日
自民・後藤田議員、党執行部疑問視「密告・礼賛」体質改めよ https://t.co/1Nnn7sZqXr
まさにその通り。
石破派・徳島一区。自民党内からも声をあげるべきだ。— Dr.サキ (@XKyuji) 2017年7月3日
後藤田氏も今更執行部批判されてもねぇ。後だしじゃんけん感が強すぎる。
— 杉山杉雨 (@Sanu_Sugiyama) 2017年7月4日
これは紅衛兵ですは
【悲報】自民党・後藤田副幹事長が安倍侮辱罪 「今の自民党はおかしい。都議選応援演説で安倍批判したら党幹部がクレームが来た」https://t.co/VsGS1olXTa pic.twitter.com/2Iux03Q3yQ
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2017年7月3日
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今まで安倍政権に黙って仕えてきた後藤田氏がついに口を開く!「安倍政権は密告・引き締め・礼賛・おかしな管理をしている」
かつての自民党保守本流の大物政治家だった故・後藤田正晴氏の大甥である後藤田正純議員が、安倍政権に強い危機感と批判を行なったことが、各メディアで報じられ、ネットでも話題になっています。
故・後藤田正晴氏は、かつての自民党の重鎮の一人だったとともに、護憲・平和主義を掲げていた自民党の保守本流の政治家であり、そういう意味では安倍一族とっては、先代より敵対してきた政治勢力だと言ってもいい。
こうした背景を考えると、後藤田正純氏も安倍総理にとってはあんまり好きな部下ではなかったはずで、かねてより半ば警戒しつつ、後藤田氏が都合が悪いことを言ったりしないか普段から監視を強くしていた可能性もあるだろう。
そんな中で、彼が都議選の応援演説で、安倍政権への理解と自民党への投票を呼びかけていたところ、この中に「政権への批判が含まれていた」とのことで、上層部にこれが報告され、彼の元に脅しのクレームが届いたというのだから、まさに驚きだ。
彼の今回の批判について「後出しじゃんけんだ」「空気を読みつつ今さら言うな」などの批判も多く出ており、確かにその意見についても分かる部分はある。
ただそれよりも、こういう形で自民党の内部から現在の”実態”を暴露しつつ、強い批判が出てきたことに対して、「大きな意味がある」と捉えることが重要だろう。
後藤田氏の話を聞く限り、やはり、私たちが安倍政権を外部からウォッチしていて感じていた「危険な空気」と全く同じような「実態」が、政権内で展開されていたと見て良さそうですね。
かつての2000年代以前の頃の自民党には、米・イスラエルのネオコン戦争屋やCIAと直結する、好戦的で過激な思想を持つ「清和会」と、ある程度ネオコンと距離を置き、日本の自主独立や平和主義に重きを置く「経世会」という、二大政治勢力が常に党内で権力闘争を行なっており、これが、政局を活性化させ、ある程度の民主的な政治を実現させるために有効な作用をもたらしていた部分があった。
ところが、特に1980年~90年以降、経世会の勢力が自民党から次々離党したり、(CIAの下部組織と言われる)特捜によって経世会の政治家が次々メスを入れられていったことなどを通じて、徐々に弱体化。
最終的に清和会が自民党内で圧倒的な権力を持つに至ったことで、一気に自民党が好戦的でファシズムを好む「ネオコン戦争屋の傀儡政党」に変貌し、現在に至っているというのが実情だ。
最近の報道の変化などによって、ようやく国民の間でこうした実情が理解され始めており、これが都議選においての自民党の歴史的な大惨敗に繋がったものと考えているけど、今回の後藤田氏の「暴露」によって、改めて、安倍政権が日本の憲政史の中でも例を見ない、ナチスさながらの「恐怖政治」を行なうファシズム政党に成り代わっていることを強く感じるね。
全く恐ろしいことです。
しかし、先日の秋葉原の演説を発端にして、ようやく日本国民の間で活気と抵抗力を取り戻しつつあることは確かです。
今後も後藤田氏のように、党内から強く政権批判をする議員が次々出てくるのを願っています。
野田聖子氏なども水面下で安倍政権を批判する準備を進めているみたいだし、わずかに残っているかつての経世会の流れを汲む、保守本流のさらなる反撃に期待をしたいところだ。
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