こんにちは!管理人です。
今回は、東京オリンピックのワイロ問題の中でも、電通と(以前ディアク氏が会長を務めていた)国際陸連、そして、元IOC委員で日本側がワイロを渡したことが疑われているディアク氏との関係にスポットを当てつつ、色々と紹介してみようかと思うよ。
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そもそも、テレビとかじゃ電通が東京オリンピックに関係していることすら、ほとんど報じられることがないんだもん。やっぱり、電通がどのようにしてオリンピックに関わっていて、裏金問題にも絡んでいるのかが、わたしはかなり気になるわ。
国民にとっちゃかなり気になる問題である上に、肝心の大手メディアがあんな調子で全力で隠蔽しているからね。
もはやこの案件は、ネット上の情報を頼りに事実関係をかき集めていくしかなさそうだ。
…てなわけで、今回は、昨年に国際陸連を舞台にしたドーピングの口止めに関するワイロの件で逮捕されたラミン・ディアク氏、そして、現在フランス検察とインターポールに国際指名手配されている息子のパパ・マッサタ・ディアク氏らと電通との関係について、ネット上の情報を元にまとめてみようかと思う。
国際陸連を通じて、ディアク親子と電通は20年以上もの深い仲だった
すでに一部のメディアで明らかになっていることだけど、電通は国際陸連の宣伝部門を長年請け負ってきていて、その会長だったラミン・ディアク氏との関係は1980代にまでさかのぼるということだ。
発端は1982年に電通がアディダスの創業一族のホルスト・ダスラー氏とスポーツビジネス会社インターナショナル・スポーツカルチャー&レジャーマネジメント(ISL)をスイスに設立したことだ。競技人脈が豊富なダスラー氏が商権を買い取る資金力がある電通に目をつけ、元IOC会長のピーター・ユべロス氏が仲介したとされる。
この、アディダスの創業者達と電通が共同で設立したISLは、2001年に破綻。おまけに詐欺や横領、文書偽造などで役員6人が起訴されるなど、かなり真っ黒な運営をしていたようだ。
このISLはFIFA(国際サッカー連盟)を中心に放映権や広告などを取り仕切っていたみたいだけど、FIFAの幹部達による汚職も発覚しているから、これらもISLが何らかの形で関わっていた可能性もある。
さらに、1993年にISLからディアク氏に3万ドルと3万スイス・フランが流れていたことも分かっているから、これらから見ても電通とディアク氏のただならぬ関係が分かろうというものだろう。
電通とディアク氏って、そんなに昔から深く関わっていたんだあ!それじゃあ、東京五輪の招致時にお金を振り込んだコンサル会社がディアク氏と繋がっているのは、ある意味必然だったってことなのね!
さらに電通は、このISLが破綻した後も国際陸連と深い関わりを持ってきている。この会社が破綻した後、電通はAMS(アスレチック・マネジメント・サービス)という会社を作り、この会社が国際陸連に関する宣伝業務を請け負ってきたということだ。すでに2029年まで国際陸連が行なう大会の宣伝部門を独占契約をすることが決まっているらしいね。
つまり、電通とラミン・ディアク氏は、20年以上、カネとコネの深すぎる繋がりを持っていた…ということなんだよ。
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AMSは電通とディアク氏との深い関係をぼかすために作られたダミー会社か?
↓2億3000万もの裏金受け渡しの舞台となった、ブラックタイディングス社があったアパートの一室。
でも、電通はAMSが自分の会社の子会社であるっていう報道を否定しているんでしょ?
「AMSが電通の子会社である」ことを報じたのは、英国ガーディアン紙だけど、これについて電通は、
「AMS社は電通スポーツの子会社ではありません。電通及びグループ各社との資本関係もありません。ビジネス上の取引がある会社で、国際スポーツイベントにおけるスポンサー対応などの運営業務をお手伝いいただいています」
と、事実関係を否定している。
こんな様子を見る限り、どうやらAMSは、電通とディアク氏とのただならぬ関係をぼかすために作られた、「無関係を装った」会社ということがいえそうだ。
つまり、電通は「全く関係がない」と必死に主張しているものの、ガーディアン紙で報じられた言葉を補足すると、「無関係に見せかけた、実質的な子会社」ということになるだろう。
・・・てことは、やっぱり電通は大いに関わっているし、AMSも電通と関係大有りの会社ってことじゃない!
そしてさらに、ディアク氏と電通は、より両者の関係をぼかすために、息子のパパ・マッサタ氏と非常に親しいイアン・タン・トン・ハン氏が代表を務めていたブラック・タイディングス社(BT社)とJOC(日本オリンピック委員会)に接点を持たせ、この会社に計2億3000万もの金を振り込ませた。
これも、電通が全てお膳立てしたことは想像に難くないだろう。(BT社のタン氏は、AMSが雇ったコンサルタントであったとガーディアン紙が報道)
つまり、東京にオリンピックを呼ぶ代わりに、(複数のダミー組織や人物を通して)ディアク親子に大量のワイロを渡し、恐らくその一部の金は電通に渡っているものと考えるのが、もっとも自然ということだ。
このような構図が、電通を介した東京オリンピックのワイロの全容ということになる。
ダイレクトにばれないよう、用意周到に色々とお膳立てしている時点で、本人達もワイロの認識でお金を渡しているのは完全に確定じゃない!
完全に確信犯だし、こういう風に考えたら完全にクロとしか思えないわ。
ボクも同じ意見だ。
フランス検察に加えて、インターポール、そしてBT社が存在していたシンガポール当局もこの捜査に加わっているようだし、普通に考えれば、不正があったと考えるのが妥当だろう。
裏金を受け取った当事者のIOCが最終的に東京五輪をどうするか決めることになるので、どうなるかは分からないけど、ここまで汚い裏側がどんどん明らかになっているんだから、オリンピックそのものの意義について、もう一度考える必要がありそうだね。
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