容姿もインパクト抜群だけど、演奏もこれまたすごい彼女の名は、カティア・ブニアティシヴィリ
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こんにちは、管理人です。
最近のクラシックのコンサートを聴いていて、非常に強烈なインパクトと魅力を感じたソリストがいたので、紹介しようと思う。
ジョージア(旧称グルジア)出身の女性ピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリだ。
出典:MusicHubz
わぁ!すっごいキレイな女性ね!
まるでモデルみたいなルックスなのにプロのピアニストだなんて、ちょっと憧れちゃうわ!
ブニアティシヴィリさんは、1987年ジョージアはトリビシ生まれの女性ピアニスト。
早くから独自の才能を開花させて、6歳の頃にはソロのリサイタルやオーケストラとも共演を果たしたそうです。
数々のコンクールでも入賞を果たし、2008年にはアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでは3位に入賞。
その後、一流の指揮者や世界的なオーケストラとも共演を果たして、現在世界的に大活躍している、注目の若手女性ピアニストです!
ボクが彼女を知ったのは、つい最近テレビで放送された、NHK交響楽団のコンサートを観ていた時だ。
その際には、ドイツ・ロマン派の作曲家、ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲を弾いていたんだけど、いやあ、彼女がステージに出てきた初っ端から、強烈なインパクトにビックリしてしまったなぁ。
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「音に集中できない」ってどういうこと!?
この記事のタイトルに「音に集中できない」って書いてあるけど、一体どういうことなのかしら?
管理人さんの言う「強烈なインパクト」って言葉と何か関係があるの?
このキャッチフレーズ(?)はヤフーニュースで紹介されたものなんだけど、「百聞は一見にしかず」だから、とにかく下の映像で彼女の容姿を見てくれたまえ。
きゃあ~!なんていうインパクトなのぉ?
女の私でもちょっとドキドキしてきちゃうわ!
まさに男性ファン釘付けの魅力的な容姿だろ?(N響の演奏会ではもっと攻めた衣装だったぞ)
・・・だけど、彼女は単なる見掛け倒しではないぞ。
演奏が始まった途端、その憑依的というか、あまりにエモーショナルで情感に溢れた音楽に、思わず息を飲んで聴き入ってしまったんだ。
私もピアノを弾いていますが、誰もが絶対に真似できないような、独特の解釈と世界観ですよね!
シューマンのピアノ協奏曲は、個人的に大好きな曲なんだけど、こんな解釈の演奏は全くもって聴いたことが無かった。
とにかく第1楽章は、シューマンの持つ繊細さや自由さ、そして心が揺れ動く不安定さなどを極限まで大胆に表現した演奏で、彼女の持つ創造性や奔放さに圧倒されるような内容だった。
しかし、しっとりとした第2楽章を経て、そのまま続けて突入した第3楽章では、これまた別の意味でビックリ仰天する演奏だったんだよ。
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シューマンのピアノ協奏曲、第3楽章で「事故」発生!そして、さらなるハプニングが…!
とにかく技巧的に難しく、そして、子供のような無邪気さに溢れつつ、湧き上がるように次々と美しい楽想が繰り出される第3楽章は、いきなりのかなり速いテンポにビックリ!
ピアニストによって速度に差が出やすい楽章だけど、ここまで速いのはなかなか聴いたことがない。
「本当に弾けるのか!?」と思うくらいに容赦なくテンポを上げては、目にも止まらぬ指さばきでドンドンと音楽が進んでいく。
彼女と共演を何度も重ねている指揮者のパーヴォ・ヤルヴィも、そんな彼女の「独走」に懸命に合わせるように、N響のメンバーを統率する。
こちらも思わずその目まぐるしい展開に目を見張っているさ中、「それ」は突如起こった。
第3楽章後半の再現部の終わりに差し掛かる辺り、彼女が1・2小節ほど飛ばしてしまった!
当然のごとくオーケストラがずれかかるも、指揮者のパーヴォがとっさの判断の軌道修正で事なきを得たので、曲をそこまで聴きこんでいない聴衆は気がつかなかったかもしれない。
恐らく、そんじょそこらの指揮者では、オーケストラとピアノがバラバラになって、曲が完全に止まっていただろう。
こんな「事故」を受けて、彼女も一瞬動揺していた様子が見られたものの、すぐに立て直し、その後もジェットコースターのように駆け抜けて、そのまま曲はフィニッシュ!
しかし、この直後、ネットの情報によると、さらなる「ハプニング」が起こったらしいんだよ。
えっ!?なになに!?
曲が終わった後、一体何が起こったの?
どうやら、曲が終わった直後に、大きな拍手に混じって、ある一人の女性の聴衆が、なんとブーイングを発したそうです。
(実際に生でコンサートを聴いた方たちのブログに、複数この情報が出ていました。)
普通、オーケストラのコンサートでブーイングって滅多に聞かないんだけどなぁ。(過去にN響のコンサートで、派手に音を外した金管に出たことはあったみたいだけど…)
しかも、よりによって女性がブーイングとは…!
シューマンのこの曲によほど思い入れがあって、あの「事故」や演奏が気に入らなかったか、それとも女性としての個人的な感情から出たものか。
それらはよく分からないけど、とにかく、こういう部分も含めて、実にスリリングでぶっとんだ演奏だったよ。
こんな「事故」は、実は彼女にとっては日常茶飯事だった!?
あはは…女性がブーイングって、それって「色んな意味」があったんじゃないかしら?
それだけ、好き嫌いが分かれるピアニストとも言えるのかもしれんな。(2ちゃんねるでは、「ブニたん」との愛称で、予想通り男性たちには大人気だったぞ!笑)
・・・それはそうと、彼女、実はこんな「事故」はそう珍しくもないらしく、別の演奏会で弾いたブラームスのピアノ協奏曲第2番でも、とんでもない事故を引き起こしていたことが分かった!
こちらは、今回のシューマン以上の事故で、またまた小節を派手に飛ばして、こっちはオーケストラが完全に停止。
しかも完全に記憶が飛んでしまったのか、即興演奏のようになりながら元に戻ったのが、1分以上も先の場所という驚異的な事故っぷり。
↓45:40くらいから注目。ちょっと分かりづらいけど、オケのメンバーがうろたえてる様子が「事故」を物語っている。
ここまでの大事故は滅多に無いけど、こんなハプニング発生でも会場は歓声交じりの拍手喝采!!
「これ」が成立してしまうのが、彼女の無二の魅力であり、まさに「のだめカンタービレ」の「リアルのだめ」といった感じだな!
まさか、のだめみたいなピアニストが現実にいたなんて!
まさしく奇想天外で、唯一無二のキャラのピアニストなのね!
わたしが演奏会でこんな風になったら、絶対に頭が真っ白になってパニクってしまうし、会場も絶対ビミョーな感じになってしまいます!
これでも立派に成立してしまう、彼女のキャラクターがとっても羨ましいです。
もちろん、テクニックや表現力が類いまれのセンスを持っていて、聴く人を思わず引き込んでしまうからこそ…なんだよな。
正統派で理論派のクラシックファンには怒られてしまいそうな彼女だけど…こんな保守的なクラシック界で今までに全くいなかったような、自由奔放さとその魅力的なオーラを持つ、「ブニたん」ことブニアティシヴィリ、今後もますます見逃すことが出来なさそうだ。
クラシック音楽にあまり馴染みがない人も、こんな魅惑的なルックスを持つ彼女の興味から、クラシック音楽に興味を持つのも悪くないかなと思うよ。
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