どんなにゅーす?
・2017年12月15日、イギリスの大手メディアBBCが、山口敬之氏からのレイプ被害と逮捕の揉み消しを訴え続けている伊藤詩織さんを本格的に取り上げた。
・BBCは、「一部の国に住む女性は、強姦や虐待を訴えても克服できない障害に直面する。日本がその一つだ」と報じており、日本が女性への虐待や性暴力のケアについて大きく立ち遅れた現状があること、そうした日本社会で戦い続けている彼女からのメッセージを伝えている。
|
|
Japan’s #MeToo Moment
Although speaking out about abuse and rape is difficult in almost all circumstances, women living in certain countries face insurmountable obstacles when seeking justice. Japan is one of those places. Entrenched cultural norms which don’t even allow the word rape to be mentioned, have silenced women almost entirely. But one person refused to be quiet – journalist Shiori Ito. The man in question has publicly denied all allegations.
(ほとんどすべての状況で、虐待や強姦について話すことはほとんどありませんが、一部の国に住む女性は、正義を求める際には克服できない障害に直面しています。日本はその場所の一つです。強姦という言葉も言及されていない、確立された文化的規範は、女性をほぼ完全に沈黙させた。しかし、一人は静かなことを拒否した。ジャーナリストの伊藤詩織。問題の男は、すべての申し立てを公然と否定している。)
(PHOTO: Shiori Ito, Copyright: Sono Aida)
|
|
12/15【英国BBC】一部の国に住む女性は、正義を求めても克服できない障害に直面する。 日本がそうだ。強姦という言葉も許されない文化的規範は、女性をほぼ完全に沈黙させる。だが、ジャーナリストの伊藤詩織は沈黙を拒否した。 問題の男は全ての申立てを公然と否定している。https://t.co/Vv9CZeM1XR
— 盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社 (@product1954) 2017年12月16日
必聴
伊藤詩織さん、英国BBCインタビュー
日本では、虐待や強姦について正義を求める際には克服できない障害に直面し、被害 女性をほぼ完全に沈黙させた。 しかし、一人は静かなことを拒否した。ジャーナリストの伊藤詩織。 問題の男は、すべての申し立てを公然と否定https://t.co/hpgTgd83dJ— Shigeaki Takai (@ifc_takai) 2017年12月16日
英BBCが昨日報道。《特定の国に住む女性は、正義を求めても克服できない障害に直面することがあるが、日本はそのような国の一つだ。強姦という言葉さえも許さない文化的規範は、女性をほぼ完全に沈黙させた。 しかし、ジャーナリストの伊藤詩織は静かであることを拒否した。》https://t.co/TdcyfNQrNl
— ほうとうひろし (@HiroshiHootoo) 2017年12月15日
伊藤詩織さんの英語インタビュー。声に滲む痛みに目が潤む。レイプの被害にあったことよりも、その後の世間(の一部?)から受けた扱いの方が辛かった、こんな社会に自分は生きていたのかと気づき、希望を失ったと https://t.co/rN6PozVG1H
— mariemot (@mariemot) 2017年12月15日
ただ、事件を追求する国会議員のグループが生まれたりと、少しづつ状況が変わりつつあることに、いまは希望を見出しているとのこと。様々な中傷や脅しに怯え外出もままならなくなったが、夏から海外のメディアに職を得て、日本を離れやっと落ち着いたとのこと。それを聞いて、少しだけ、安心した
— mariemot (@mariemot) 2017年12月15日
性被害ではありませんが、私も二次被害の方がキツく、制度上も救済されずに苦しい思いをしています。
法律は加害者を守る方にしか機能していない部分があります。特に執行猶予は、被害者からしたら無罪判決と同じ。
制度の不備に気が付いた人が声をあげ、速やかに改善していける仕組みが必要だと思う。— JulieSkyred (@JulieSkyred) 2017年12月16日
私も詩織さん程ではありませんが、酷い扱いを受け、鬱とPTSD が酷くなりました。だから、気持ちがわかります。
— stop abuse (@VictimRight) 2017年12月15日
強い。たまたま彼女自身なは踏ん張る足があったけれど、世の中はこういう女性はそう多くない。彼女らには、社会が、その立ち上がる支えになってあげないといけない。そしてそれができるのは、この記事にこうやって関心を示した私たち自身。https://t.co/bufa3BCMpv
— 広め太郎 (@2h_i_iwctj) 2017年12月16日
As a citizen of this country, I don’t leave her & suvivors alone and will do effort to change the society.私はこの国に住む一市民として彼女らを独りにせず、不正を放置する社会を変える事に努力します
BBC World Service – Business Matters, Japan’s #MeToo Moment https://t.co/1ap86hkfto— 柏ニャンニャウェー (@KashiwaRunaway) 2017年12月16日
≪素晴らしい!≫Great!
BBCが取り上げてくれた!ナイスジョブ!BBC picked up! Nice job!
日本はどんどん取り残される。Japan is getting more and more removed.https://t.co/wECa0mfpl6— TAKESHI (@takeshi_7119) 2017年12月16日
このインタビューも聞いてほしいなぁ〜
国内で起きた事件を、権力が揉み消し、国内では報道されずに外国では報道される。
現政権がいかに腐っているのか…普通の人なら感じとれると思うのだけど… https://t.co/2F5Uoj1n0u
— oyoyo (@oyoyo_pauru) 2017年12月16日
私にはこんな風に自分の感情を英語で細かく語ることはできないなあ…しがらみの多いこの国でも彼女がジャーナリストとして堂々と活躍できる日が来ることを祈ってる。 https://t.co/4ilcqMZ0eW
— Polco(ポル子)🇬🇧🐖 (@polco) 2017年12月16日
|
|
BBCなどの海外メディアのみが、詩織さん事件を真剣に取り上げているものの、安倍政権の顔色を伺う日本の大手メディアは揃って「完全無視」
イギリス拠点の国際報道機関のBBCさんが、彼女の肉声とともに伊藤詩織さんの事件を取り上げてくれたわ。
日本のメディアは相変わらず完全沈黙状態だけど、こうやって海外のマスメディアがきちんと取り上げてくれていることがせめてもの救いよね。
海外のマスメディアは、あんな「井の中の蛙&裸の王様」同然の安倍総理なぞに気を遣う必要も何にも無いからね。
当然のごとく、この一件は、社会に横たわる「隠れた身分制度」や、立憲国家としての健全性や警察や司法と政治との癒着、中世から続いてきた男尊女卑問題など、多くの普遍的な要素をもはらんだ人類みんなが考えるべき問題だ。
それを、当事者の日本社会が率先して目や耳を塞いで「なかったこと」にしようとしている時点であまりにも恥ずかしい限りだし、この事件も、「福島」に学んで脱原発に次々と向かっている世界を尻目に、一向にこの国では原発の本質や危険性に目を向けようともしていない事態とも実によく似ている。
これも、日本社会が以前から抱えてきた「宿痾」の典型的な症状の一つだってことね。
中には、「この事件はすでに時間がたっているせいで、どちらにしても勝利を勝ち取るのは難しい。詩織さんには悪いが、これ以上裁判で粘っても勝ち目はない」との声も見かけたけど、もし、結果としてそうだったとしても、詩織さん本人の望みは、(著書にも書かれていたように)この事件についての「徹底的な真相究明」の目的だけでここまで行動を起こしているわけでないのは明らかだ。
詩織さん本人は、「二度と同じような事例によって激しく苦しむ女性が出てしまわないように」との思いがあるからこそ、ここまで自身を奮い立たせて積極的にメディアに出てきて多くを語り続けているのよね。
しかし、日本の大手メディアも、先のような(一件中立的な)見解を語っている人たちもそうだけど、いずれも「(この件を踏まえて)今後どうすれば日本の性暴力被害者を救済することが出来るのか」という視点も持たずに、この一件そのものを無視したり、早くに隅に追いやろうとしている動きがあるのがどうも気になる。
これも、「福島の事故を受けて、二度とこのような事故を起こさないためにはどうすればいいのか?」という反省や総括も無しに、再び再稼働に邁進している日本政府の動きともとてもよく似ているんだよ。
そして、戦争の反省や総括もしないで、また安倍政権が大日本帝国の”真似事”をしようとしている動きとも似ているわね。
安倍政権は、「女性活躍社会」をことさらに強調して推進しようとしてるけど、その一方で、女性が受けた残忍なレイプ事件も完全隠蔽しようとしている時点で、その根底にあるのは強烈な女性蔑視思想なのは明らかね。
なんせ、安倍官邸も詩織さんへのセカンドレイプ用の資料をばらまいては、政権の熱烈な支持者たちも、その動きの同調するかのようによってたかってセカンドレイプしまくる始末だからね。
山口敬之氏のような強姦者を手厚くかくまっている時点で、安倍政権の本質は強烈な「女性蔑視思想の塊」だし、無論「ハニートラップ」だとか「キャバクラ嬢」とか言いながらデマを流布してまで詩織さんへの中傷行為に日夜ふけっている連中は、レイパーそのものといってもいいだろうね。
反省も総括も何も出来ずに、「日本スゴイスゴイ」とひたすら繰り返しながら、目に見えるように劣化し続けている日本社会だけど、このままこれを放置していたらどうなってしまうかしら?
すでに国民全体が疲弊しかかっていることで経済も生産性も停滞しつつあるし、もうそろそろ、私たちもまっとうなモラルや本来持っている感性を呼び起こして、この社会の閉塞感を打破していくべく、私たち自身が変わっていかないといけない段階にさしかかっているんじゃないかしら。
この記事が「良かった」「共感した」「参考になった」「役に立った」と思ったら、カンパ(ご支援)いただけますと嬉しいです!
●(new)クリエイター支援サイト「Ci-en」を通じた支援(クレジット・銀行振込・電子マネー等多くの支払い方法に対応)
100円~50,000円まで、自由に金額を設定しチップを贈ることが出来ます。(Ci-enを通じた詳しい支援の仕方はこちら)
↓「Ci-en」を通じた当サイトへのご支援はこちらから↓
●「note」を通じての支援(ゆるねとにゅーすイメージソングの購入…価格500円・税込・クレジットまたはモバイル決済)
楽曲の購入とは別に、クリエイターサポート機能を利用することで、100円~10万円までご支援いただけます。
楽曲を購入せずに、サポートのみ(100円~10万円)を行なうことも可能です。
(サポート機能について詳しくはこちら)
●月額ウェブマガジン「ゆるねとパートナーズ」のご購読(クレジット決済または銀行自動引き落とし)
およそ3日に一度配信(月10回)されるウェブマガジン「ゆるねと通信」や、管理人やキャラクターによる動画配信、不定期配信の会員限定記事などをお届けいたします。
金額は月500円~ご自由にお選びいただけます。
決済方法は、PayPalによるクレジット決済または銀行の自動引き落としです。
詳しくは「ゆるねとパートナーズ」のウェブサイトをご覧くださいませ。
|
|