どんなにゅーす?
・トランプ米大統領による「エルサレムをイスラエルの首都に認定」宣言を受けて、国連でこれを無効とする決議が圧倒的賛成多数で採択された。
・徹底的にトランプ政権に隷属してきた日本の安倍政権も賛成多数側に回り、初めてトランプ政権に反対姿勢を示すことに。トランプ氏の宣言に同調している国は、アメリカ、イスラエルの他、米国に依存する小国にとどまっている。
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エルサレム問題 地位変更は無効 国連総会で決議を採択
トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言したことを受けて、国連総会では21日、パレスチナの要請を受けて緊急の特別会合が開かれ、トルコとイエメンが共同で提出したエルサレムの地位の変更は無効で撤回されるべきだとする決議案の採決が行われました。
採決に先立ち、パレスチナ暫定自治政府のマリキ外相が「トランプ大統領の決定はパレスチナ人が持つ権利を侵害している」と述べ、決議への支持を求めたのに対し、アメリカのヘイリー国連大使は「アメリカに敬意を払わない国を私たちは忘れないだろう」と述べ、各国に対し決議に賛成しないようくぎを刺しました。
しかし、採決の結果、日本を含む128か国が賛成、アメリカやイスラエルなど9か国が反対、カナダやオーストラリアなど35か国が棄権して、決議は賛成多数で採択され、その瞬間、議場からは大きな拍手が起こりました。
国連総会の決議に拘束力はありませんが、アメリカの圧力にもかかわらず、国連加盟国のおよそ3分の2が賛成して決議が採択されたことで、エルサレムをめぐるアメリカの決定への国際社会の懸念や反発が示された形となりました。
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首都エルサレム撤回要求決議、賛成多数で採択 国連総会:朝日新聞デジタル https://t.co/IyeJSFpnOn
日本は今月国連安保理の議長国なので賛成する以外の選択肢はありえないのです
議長国でなければ棄権していたと思われます(アメリカも忖度してくれるさ— けいじパパ城主りゅうおうのキャプターだが (@KeijiFamily) 2017年12月21日
国連総会【「エルサレム決議」採択】米大使「この日を忘れない」と恫喝 日本も賛成 各国が米国への反対姿勢を鮮明にする中、ダンマリを決め込んでいた米国のポチの日本は今まで築いてきた中東との関係を重視し賛成に回った(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/b8cjYAz2rP
— KK (@Trapelus) 2017年12月22日
安保理 アメリカ拒否権を行使!
トランプの、エルサレムを首都認定は無効、撤回を求める決議案
理事国15カ国中14カ国が賛成
さすがに
世界で孤立したらマズい、と今月の議長国・日本大使
賛成に手を上げたぁ~! 良かったよ
理性が残ってて良かったよ(汗) 危ない危ない日本https://t.co/dbOUxphM3p pic.twitter.com/EmZUWxXdzm— 水 (@yzjps) 2017年12月18日
米国の「エルサレム首都宣言」に、中東はもちろん、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、アジア各国が非難の国連決議。日本も賛成はしたが、「演説控え配慮」という情けなさ。なぜアメリカと対等・平等につきあえないのか。「日米同盟」を「絶対視」する思考から抜け出せない自民党政治の闇があるッス。
— カクサン部長 (@kakusanbuchoo) 2017年12月22日
エルサレムをイスラエルの首都とするアメリカの決定を無効とする決議案が国連総会で審議されるが、トランプ大統領は賛成する国への援助を削減と脅し。日本は、例によって沈黙している。アメリカの属国でないのなら、国際社会で他国に先駆けて正論をはくべきだ。少しは、欧州の米同盟国を見習うとよい。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2017年12月21日
日本も賛成したとのこと。正しい選択だったと思います。 RT 米のエルサレム首都認定「無効」国連決議、賛成128反対9で採択 https://t.co/FLuxpl63g6
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年12月22日
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トランプのあまりにも”露骨”過ぎる「ユダヤ賛辞」に、日本もついに逆らわざるを得ない状況に!
トランプさんのかつてなかったほどの「ユダヤ万々歳宣言!」に、ついに日本も反対側に回らざるを得ない状況になってきたわね。
トランプさんのこの「イスラエルヨイショ」をきっかけに、エルサレムをめぐってユダヤと争っているイスラム圏全てが反対に回っている状況だけど、日本は、石油を中東に依存している実情もあって、どうしても反対多数側に回らざるを得ない状況になったみたいね。
つまり、トランプが世界がドン引きするほどの「ユダヤ万々歳!」のパフォーマンスをやり始めたせいで、ついに日本も、アメリカから徐々に距離を置かざるを得ない状況に「追い込まれてしまった」というわけだ。
世界がトランプに対して非難ごうごうの中、ボクはこのトランプの「奇策」はそこまでダメなものではないのではと思っていたけど、今の状況を見る限り、イスラエルはトランプのせいでむしろ「世界の悪者」の立場に置かれつつあるし、トランプと一緒に世界から総スカンを食らいつつある状況になっている。
その上で、パレスチナをはじめとしたアラブ諸国は世界からの同情を集めている上に、国連でも「もうトランプのアメリカにはこれ以上任せることは出来ない」という雰囲気になり、ここで、ここぞとばかりにロシアや中国が「アメリカに変わるリーダー」として名乗り出てくることで、存在感をどんどんアップさせていくことに繋がる。
つまり、これも言ってみれば、トランプが今までやってきた「アメリカが”世界の警察”の役割を放棄する」という、”覇権放棄策”の一環であることが考えられ、ロシア中国にその覇権を受け渡す目的でやっている可能性があるものと見ているよ。
そして、今まで病的なまでに日本に蔓延し続けてきた「アメリカ依存病」も、ついに荒療治によって、否が応でもここから”巣立ち”させられる可能性も出てきたわね。
こうなると、トランプさんは、あえて「世界の嫌われ者」を演じつつ、アメリカ(&イスラエル)の世界での影響力の低下と、それに伴うネオコン軍産の弱体化、そしてこれに変わるロシアと中国への覇権受け渡しをトリッキーな手法でやっているように見えるわね。
ああ。こうしたトランプのメチャクチャなパフォーマンスに、ロシアや中国は内心かなり喜んでいるんじゃないかな?
これからもトランプは、水面下でロシア中国と繋がりながら、「世界の嫌われ者」を買って出つつも、こうしたアメリカの従来の侵略政策を放棄し続けていく可能性があるし、この傾向が続けば、いよいよ米・イスラエルが世界から孤立し、影響力が低下していく中で、日本も中国・ロシア側に乗り換えなくてはいけなくなるだろう。
事実、安倍政権はすでに、中国の一帯一路に協力していく姿勢を見せて180度方向転換し始めているので、この勢いで、日本の弱体化に繋がっていた「病的な米国依存体質」を改善させていく流れを期待したいところだね。
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