テレビやネットではこの”驚愕の演出”に大盛り上がり
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ボクはリアルタイムでは観なかったけど、巷ではリオ・オリンピックの閉会式の模様が色々と話題になっているみたいだね。
なんでも、安倍総理がマリオのコスプレで”サプライズ登場”し、会場の人々を大いにビックリさせたとか。
私は片手間に閉会式の様子見てたけど、ドラえもんやキャプテン翼とか、キティちゃんとか、日本で作られたアニメや漫画とかのキャラクターを前面に出しながら、最後は安倍総理が登場し、イメージ映像の中でマリオに変身。
その「安倍マリオがドラえもんのポケットから出してくれた土管で、東京からリオまでワープする」といった内容で、リオの会場に巨大な土管が出現したかと思ったら、その中からマリオのコスプレをした安倍総理がサプライズ登場。
会場が大きなどよめきに包まれながら、安倍総理はコスプレを脱ぎ捨てて、日の丸に見立てた(?)赤いボールを高く突き上げていたわ。
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この何ともいえない”違和感”はなに!?
おおよその閉会式の内容は活字で知ったし、例のシーンも動画で観させてもらったけど、みんなはどう思ったから知らないけど、ボクは真っ先になんといえない「違和感」を感じてしまった。
その”違和感”が一体なんなのかを少し考えていたんだけど、まさにそれを見事に代弁してくれていた記事があったので紹介しよう。
日本の恥! リオ五輪閉会式で安倍首相がアスリートをさしおいて政治宣伝…背後に官邸と組織委のグロテスクな思惑
ショーではまず、国家主義的な匂いがプンプンする日の丸・君が代斉唱パフォーマンスが繰り広げられ、続いてプロモーション映像が流された。その映像は、水泳の北島康介や、マラソンの高橋尚子らメダリストが赤いボールをパスしていくというものだが、ここで最後にボールを受け取ったのが安倍首相だった。そして、ボールを受けとった安倍首相は、永田町の国会議事堂から黒塗りの車でリオに向かうのだが、このままでは間に合わない、と車内で突如マリオに変身。前述の現地会場のショーにつながるわけだ。
この映像に映っている時間も北島らアスリートよりはるかに長く、しかも、世界的にほとんど顔を知られていないことへの対策か(だったら出すなという話だが)、安倍首相が登場するカットにだけわざわざ「SHINZO ABE」「PRIME MINISTER」というテロップまで付ける特別扱い。
ようするに、このショーは最初から最後まで、完全に安倍首相が主役だったのである。
東京という都市で行われるスポーツの祭典をアピールする映像であるはずなのに、なぜ、アスリートを隅に追いやり、国家の政治権力者を主役にする必要があるのか。
しかも、五輪は「都市」で開催される祭典であって、「国家」のものではない。もちろん、開催都市によるセレモニーは、その都市や国の特色やエスニシティ(あるいはステレオタイプ)をモチーフにして、世界へ向けアピールするのが常だ。しかし、理念はスポーツと平和の祭典であり、事実、競技中の宗教的、政治的アピールの一切が禁じられている。
過去の五輪閉会式の例をみても、セレモニーでその都市が位置する国の政治権力のトップがメインを張るなんていうのは前代未聞だ。北京五輪の中国ですらこんなことはやらなかった。ソチ五輪のロシアでもプーチンがショーに登場することはなかった。これから先も、北朝鮮などの独裁国家でオリンピックが開かれないかぎり、こんなショーはありえないだろう。
そういう意味では、今回の東京セレモニーは日本が民度の低い前近代的独裁国家であるかのようなイメージを世界に振りまいていしまったといってもいい。
主役の選手を差し置いて総理自らがしゃしゃり出る”厚かましさ”と”国家主義”
上の記事によると、どうやら、安倍総理をサプライズゲストとしてごり押ししたのは、安倍総理の”片腕”とも言える萩生田光一内閣官房副長官が理事を務める五輪組織委員会や、電通の面々なのではないかと言われているようだ。
本来オリンピックというのは、表向き「政治的なパフォーマンス」を行うことは禁止されている。
事実、国の政治家のトップがこんな形でパフォーマンスに本格的に参加した事例は無く、過去にもベッカムやペレなど、スポーツ選手がプレゼンテーションやショーの中心を務めていたようだし、今回の東京五輪のサプライズゲストでも、北島康介氏や高橋尚子氏、イチロー選手の名前などが挙がっていたという。
それがまさか、主役のスポーツ選手ではなく、「オレが東京に持ってきてやったんだから」と言わんばかりに、安倍総理がメインキャストを務めることに…。
はっきり言って、これではオリンピックを利用して安倍政権の宣伝行為を行なったと言っても過言ではないし、選手よりも誰よりも一国の総理が目立ちまくるという、何ともいえない「厚かましさ」。
これが、ボクが観ていて思わず不快感を感じてしまった「一番の原因」だったということだね。
東京五輪の「ワイロ疑惑」はどうなった?
それから、もう一つずっと疑問に感じているのは、「あの後、東京五輪の一連のワイロ疑惑の結末とその解明の話はどうなったのか?」ということだ。
フランス検察やシンガポール当局が捜査をしているというところまでは公にされていたけど、結局これがどのようなことになったのか、さっぱり表に出てこないし、ウヤムヤのまんまに東京五輪がごり押しで開催されることとして突き進んでいっている。
「白だったのか黒だったのか」もなんにも話が無いままに東京五輪が推し進められているのも、普通の感覚だったら少々気持ち悪く感じると思うんだけど…あれ以来、全く何も無かったかのように、東京五輪の宣伝をやりまくっているマスメディアや政治家の様子を見ていても、何ともいえない奇妙さや不自然さを感じてしまうんだよね。
これは、IOCやフランス検察などが何者かに買収されたか脅されたなどして、実態解明が強制終了してしまったということなんだろうか?
確かにそれ、私もちょっと思っていたわ。
あれ以来、ワイロ報道に関して、ぱったりとなんの知らせもなくなっちゃったのも、なんだか不自然よね。
どうなっているのかもサッパリ分からないし、色々な意味で私も気色が悪いわ。
まとめ
どちらにしても、政治家のトップがいかにも”主役”のごとく、オリンピック内のパフォーマンスに登場してくることは、いささか奇妙な事態なのではないだろうか。
テレビやラジオでも、この”サプライズ”に大盛り上がりになっていたけど、これに何の違和感を感じないで、こんな演出や安倍総理のパフォーマンスに大絶賛を送るのは、少し「危ない兆候」なのではと思うよ。
つまり、北朝鮮のキム・ジョンウンに大歓声を送る民衆の光景や、ヒトラーのパフォーマンスに大絶賛を送る民衆の光景とも重なるってことだ。
少し捻くれ者のボクなんか、「こんなパフォーマンスを一生懸命練習する前に、もっとやるべきことがあるだろ」って思うしね。
とにかく、上級国民の利権構築が最大の目的であるオリンピックのために莫大なお金を負担させられ、おまけに国民を締め付ける政策ばかりに腐心する安倍政権の”現実”を忘れずに、さらにはこのような小手先の「パフォーマンス」を使って、国民をより深く洗脳させた上で、思い通りに搾取・操るための「愚民化政策」に腐心している安倍政権の術中に嵌っていかないように、ボクたちは常に一定以上の距離感を置いておいて見ておいたほうがいいのではと思うよ。
(ちなみに、安倍総理がマリオなのになぜかちょび髭をつけなかったのは、やっぱ「あの人」に似ちゃうからからなのかな?)
電通とかがかなり絡んでいるってことは、絶対に色々な”洗脳”の要素がたくさん入っていそうだものね。
どちらにしても、ワイロ問題がウヤムヤになっているのも気になるし、私たちもこんな「愚民化洗脳」に簡単に騙されないように、もっと賢くならないといけないわよね。
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