参院選に向けていまだに「アベノミクス」をごり押ししている安倍総理、実際は…
|
|
出典:カナ速
今回は、参議院選の選挙期間に入ったことも兼ねて、今までの安倍政権の実績(成績)を振り返るとともに、実際アベノミクスによって日本がどのようになったのかを、実際に出ているデータを元に、改めてみてみようかと思う。
わたし個人的には、うちの家計も決して楽になっているようには見えないし、お父さんもお母さんもお金のやりくりがとっても大変そうな感じがするんだけど、実際は日本全体がどのようになっているのか、ちょっと気になるわ。
わたしも、お小遣いが少なくって神社でバイトしてますけど・・・アベノミクスで豊かになっている人っているんですかぁ?
色んなものが最近値上がりしましたし、消費税も8%に上がりましたし、私も正直あんまり前より良くなった感じがしないですぅ。
ボクの実家も「ある物」の小売店をやっているけど、景気が全く良くならない上に、円安になったせいで在庫品の輸入がとても苦しくなってしまって、業務縮小を余儀なくされたり、むしろ円高で消費税も5%だった民主党時代の方がよほど利益が出ていたんだよ。
実際に一般の人たちに聞いた調査でも、景気の回復を実感していない人の方が大多数というデータが出ている。
※安倍首相「景気回復の実感がない人はたまたま。数字はうそをつかない」。世論調査では実感がない人が73%w
やっぱり、景気が良くなったように感じていない人は私だけじゃなかったのね!その割には、安倍総理は「景気は着実に良くなってきている」なんて、いつも言っているけど…。
安倍総理は、NHKの幹部を自らと親しい人たちで固めたり、大手メディアの幹部を頻繁に食事会に招くなどして、マスメディアを味方につけた上で、極力自分たちに不利な報道をさせないようにしたことで、ここまでの支持と権力を維持してきたと言っても過言ではないだろう。
ただ、その間にボクたちの知らないところで、安倍政権は日本国民を豊かにするどころか、次々と日本の経済を悪化させるような状況に追いやってしまっていたんだ。
ここでは、そんな安倍政権が政権獲得後から今まで行なってきた、数々の「負の遺産」をデータとともに紹介していこう。
そ、それはかなり気になるわ!是非とも私にもそのデータを見せてよねっ!
|
|
安倍政権の「負の遺産」その1:実質賃金が4年連続マイナス
実質賃金0.9%減 15年、物価上昇に賃上げ追いつかず
厚生労働省が8日発表した2015年の毎月勤労統計調査(速報値)によると、物価変動の影響を除いた15年通年の実質賃金は前年から0.9%減少した。マイナスは4年連続となる。名目賃金にあたる現金給与総額は0.1%増で2年連続のプラスだった。賃金の上昇が物価上昇のペースに追いついていない。
上記の日経新聞の記事を見てくれれば分かるけど、アベノミクスを声高に叫んでも、実際は実質賃金は変わらないどころか下がり続けている。
これは、円安による物価上昇や8%の消費増税に、賃金のアップが全く追いついていないことを示していて、確かに(安倍総理の「号令」によって)一部の大手企業では賃金はアップしたものの、日本の大多数を占める中小企業では全く賃金が上がっていない実態を示しているんだ。
ボクの実家も中小零細だけど、(特に輸入に頼っている)そうした小さな企業は、円安&消費税アップというダブルパンチで、深刻な状況に陥っていることが予想される。
ええ~!?
「円安にすることが景気アップに不可欠」なんて、安倍さんとかが言っていた記憶があるんですけど、逆に円安になって余計に苦しくなっちゃったんですかぁ?
円安になって恩恵を受けるのは、なにより自動車メーカーなどの商品を大量に輸出している大企業だ。
だけど、主に国内需要を相手にしている多くの中小企業は、輸入している原材料が逆に円安のせいで高騰するなどして、苦しい事態になってしまったんだ。
だから、「円安にすること」が、果たして国内景気を底上げすることに繋がるのか?ということ自体を疑問視している人も少なくないんだよ。
なんせ、単純に考えると、円高ドル安から円安ドル高になるということは、「円が持っていた従来の価値をそのままドルに移してしまう」ことにもなるからね。
ちょ・・・わざと円安に向かわせたせいで、余計に日本の景気が悪くなった可能性もあるってこと!?
もう少し補足すると、「国内の輸出系の大企業のみが豊かになる」ってことになるかな?
もちろん、それ以上に賃金の伸びが日本全体に行き渡れば問題は無かったんだけど…これが実際には実現には全く遠く及んでいないというのが、アベノミクスの実情だ。
安倍政権の「負の遺産」その2:エンゲル係数が大幅上昇中
エンゲル係数 急上昇 食品値上げ 賃金追いつかず
家計の支出に占める食費の割合を示し、高くなるほど生活は苦しいと言われる「エンゲル係数」が日本で急上昇している。安倍政権の経済政策・アベノミクスが始まった二〇一二年末以降、円安や消費税増税を背景に食品が値上がりしたのに、賃上げが追いつかないためだ。戦後長らく「生活水準」の指標とされたエンゲル係数が、いま再び注目を集める時代になるのか。
【東京新聞2016.5.15.(ソースはすでに削除)】
この記事でも紹介したけど、エンゲル係数というのは家計全体のうち食費に占める割合を示す数値で、特に一般庶民の家計の状況を知る上で有用な指標になるけど、このエンゲル係数がアベノミクス以降もどんどんと上昇している状態だ。
出典:健康になるためのブログ
つまり、家計全体の中で食費に占める割合が比較的多い一般庶民の層は、ますます厳しいお財布のやりくりを強いられていることが、こんなデータからうかがえるんだよ。
や、やっぱり、わたしたちが感じていた感覚と同じような感覚を、多くの日本の庶民の皆さんが感じていたんですね~!
安倍総理や周りの人たちは、いわゆる「トリクルダウン効果」で、まずは大企業やお金持ちを潤わせることによって、やがては「果実の汁が滴り落ちるように」一般庶民にもその恩恵が徐々にもたらされて、日本全体が豊かになる・・・なーんて言っていたけど、全くそのような兆候すら起こっていないということだ。
安倍政権の「負の遺産」その3:年金資金を大量に株に投入→株価低下で大量損失発生中
株投資拡大 裏目に 年金運用損失 5兆円見通し
国民が拠出する国民年金などの積立金を運用する「GPIF」(年金積立金管理運用独立行政法人)が二〇一五年度、約五・一兆円の損失を出す見通しとなったことが、専門家の試算で明らかになった。
安倍政権は、国民から預かった年金資金の株式運用比率を大幅に上げる政策を実行(その比率はなんと24%→50%!)して、「これでアベノミクス効果で株が上がって、年金資金が大幅に増えますよ!」って謳っていたんだけど、実際には最近の株価は下落傾向が続き、これによって大量の損失が出ていると言われている。
この新聞記事では「5兆円」と書かれているけれど、実際にはトータルで20兆円やそれ以上の損失を出しているのでは?との話もある。
しかも安倍政権は、驚くことに、最近の運用状況について「参院選挙後に発表する」と言い出しているんだ。
公的年金の15年度運用成績、参院選後に発表か GPIF
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による2015年度の運用成績の発表日が波紋を広げている。7月29日と例年より約半月遅くし、7月の参院選後になる可能性が高いためだ。15年度は世界的な景気減速の影響を受け、数兆円規模の損失が出る見通し。野党からは選挙に配慮して発表日を決めたとの声が出ている。
普通に考えれば、もし運用状況が好調なら、格好の選挙の宣伝にもなるし、間違いなく声高に今すぐにでも発表するはずだ。
だから、これを隠して選挙後に発表しようとしているってことは、かなりの損失を出していることが予測できるということだ。
※【悲報】GPIFの年金運用悪化ならば年金給付減額へ!安倍首相「株で損が増えたら年金減額ありえる」
わたしも、ちょっとこの話はビックリしたけど、国民から預かった大事な年金をこんな風に株に突っ込むのって、まさに人のお金でバクチをしているのと同じなんじゃないの!?
しかも、これは「リスクが高い」と言われる外国の株にも突っ込まれているんだ。
そもそも、現在の世界の株式は、ほとんど強大な外資系勢力だけで回っていると言っても過言ではない。
その中で利益を出すには、相当な運用手腕が求められるし、プロのトレーダーでも安定した利益を出している人間は世界でほんの僅かしかいないんだよ。
つまりは、強大な資本勢力によって思いのまま動かされているのが今の株式の世界で、安倍政権が行なった行為は、わざとそれらの外資勢力に、日本の年金資金をプレゼントした行為と言われても仕方ないんだよ。
だからボクは、いずれこうした事態に陥るのは分かっていたし、こんな日本国民の大切な資産をいとも簡単に獰猛な資本勢力が牙をむいている株式に突っ込んだことは、本来なら徹底的に追及しなければいけない案件だ。
安倍政権の「負の遺産」その4:マイナス金利の導入によって、大手銀行の国債離れが発生!国家破綻のリスクを増大させる事態に…
<三菱UFJ銀>国債保有のリスク回避 資格返上へ
三菱東京UFJ銀行が、国債の入札で優遇措置を受けられる「国債市場特別参加者」の資格を国に返上する検討を進めていることが8日、分かった。日銀のマイナス金利政策で、国債を保有し続ければ損失が発生しかねない状況なのに、資格を持ったままだと国から国債を買う義務を伴うからだ。金融機関の国債離れが進めば、将来的に国債の消化を不安定にする懸念もある。
この話は少し前の記事で扱っているから、詳しくはそちらを参照してもらいたいんだけど、(マスコミは少しだけしか触れていないけど)これは実は非常に恐ろしい事態だ。
今でも日本政府は借金まみれの火の車だけど、それも今までは、大手銀行や日銀が安定して国債を大量に買ってくれていたから、日本は破綻せずに国を運営してこれた。
ところが、黒田日銀が行なった今までの「異次元の金融緩和」でも、景気が上向きになる気配が無いどころか、徐々に景気が悪化している状況を受けて、ついに劇薬ともいえるマイナス金利政策を繰り出した。
それなのに、マイナス金利で思ったような効果がほとんど無かったどころか、恐れていた重大な副作用がついに発生しそうな事態になってきたんだ。
つまり、マイナス金利のせいで国債を持っていてもほとんどうまみが無いどころか、逆に損をしそうな状況になったことを受けて、大手銀行が国債を手放す動きが出始めた。
これがどんどん広がると、日本政府の頼みの綱だった国債のいい買い手が無くなり、下手をすれば獰猛で信用のない海外勢力が主な運用先になったり、金利をかなり高くしないと売れない状況に陥り、やがてはこれが引き金になって債務不履行(デフォルト)の可能性にも繋がってくる。
つまりは、「明日のギリシャ」のようになってしまう恐れが出てきたということだ。
こ、これって、日本がこの先色々な意味で大混乱に陥っていく可能性があるってことかしら?
公務員がやたらと厚遇されているという点でも、ギリシャと日本は似ているからね。
つまりは、公務員や既得権益ばかりにお金をばら撒いてきた日本が、ついにマイナス金利政策で崩壊する局面に入る恐れが出てきたということだ。
今までも、インフレを引き起こすために、小手先の手法に頼りながらも大した結果を出して来れなかった黒田日銀とアベノミクスだけど、コレは結局、一部のお金持ちや大企業、そして海外の資本勢力を大量に潤しただけだった、という実態が、いよいよはっきりと浮かび上がってきたと見るのがいいと思う。
まとめ
このように、安倍政権が掲げたアベノミクスによって、賃金が上がって美味しい思いをしたのは、国内では大企業と資産家、公務員だけだったんだけど、彼らはいずれも、一般の人に比べて、選挙に行く可能性の高い人々だ。
つまりは、この現実をしっかりと理解して、なおかつ選挙に足を運んで、しっかりとこんなアベノミクスにNOを突きつけないと、ますますボクたちにとってはとんでもない事態が待っているということさ。
んもぉお!アベノミクスって一体なんだったんですかぁ!?
一般庶民のわたしたちをより貧乏にして、日本を破綻させるのがアベノミクスの目的だったんですかぁ?
安倍総理の家系や正体を紐解いていくと、そうだったとしても不思議ではないな。
他にも、経済政策だけみても、日本の経済を破壊するTPPの推進や、外国人労働者の積極受け入れ、非正規労働者の大幅な増加など、安倍政権は日本を不安定化させる政策を多数やってきた。
なんだか、失業率の数字が改善されたことばかりをやたらと宣伝して「アベノミクスで景気が良くなった!」ってしきりにアピールしている人もいるけど、失業率が改善されても非正規労働者が増え続けて、おまけに実質賃金が減り続けている状況で、これを即「景気アップ」って言ってしまっていいのかな?
いまだに安倍総理は「アベノミクスのエンジンをさらに一段二段とふかして…!!」なんてパフォーマンスしているけど…実際のみんなの現在の生活状況をしっかりと見直して、果たして安倍政権以前と比べて生活が豊かになったのかどうか?
これをみんなの家計簿や様々な材料から判断して、アベノミクスは果たして国民の生活を豊かにするものなのか?を今一度考えた上で、選挙で審判を下して欲しいとボクは思っているよ。
わたしも、こんなデータやアベノミクスの「実績」をお父さんやお母さんに見てもらった上で、しっかりとした審判を下してもらえるようにお願いするわ!
この記事が「良かった」「共感した」「参考になった」「役に立った」と思ったら、カンパ(ご支援)いただけますと嬉しいです!
●(new)クリエイター支援サイト「Ci-en」を通じた支援(クレジット・銀行振込・電子マネー等多くの支払い方法に対応)
100円~50,000円まで、自由に金額を設定しチップを贈ることが出来ます。(Ci-enを通じた詳しい支援の仕方はこちら)
↓「Ci-en」を通じた当サイトへのご支援はこちらから↓
●「note」を通じての支援(ゆるねとにゅーすイメージソングの購入…価格500円・税込・クレジットまたはモバイル決済)
楽曲の購入とは別に、クリエイターサポート機能を利用することで、100円~10万円までご支援いただけます。
楽曲を購入せずに、サポートのみ(100円~10万円)を行なうことも可能です。
(サポート機能について詳しくはこちら)
●月額ウェブマガジン「ゆるねとパートナーズ」のご購読(クレジット決済または銀行自動引き落とし)
およそ3日に一度配信(月10回)されるウェブマガジン「ゆるねと通信」や、管理人やキャラクターによる動画配信、不定期配信の会員限定記事などをお届けいたします。
金額は月500円~ご自由にお選びいただけます。
決済方法は、PayPalによるクレジット決済または銀行の自動引き落としです。
詳しくは「ゆるねとパートナーズ」のウェブサイトをご覧くださいませ。
|
|