有権者からの批判が殺到した共産党が、事態を重く見て判断
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藤野政策委員長を更迭=「人を殺す予算」で批判受け―共産
共産党の藤野保史政策委員長(46)は28日夜、党本部で記者会見し、防衛費について「人を殺すための予算」と述べた自らの発言は不適切だったとして、政策委員長の辞任を表明した。
同日の持ち回りの常任幹部会で決定した。政府・与党から批判が相次いだのに加え、参院選で共闘する民進党からも問題視する声が上がったのを踏まえ、共産党として事実上の更迭に踏み切ったものだ。
藤野保史政策委員長が辞任「深く反省しおわび」
藤野氏は会見で「多くの方から厳しい批判をいただいた。わが党の方針と異なる誤った発言であり、結果として自衛隊の皆さんを傷つけるものとなった。深く反省し、国民の皆さんに心からおわび申し上げる」と述べた。その上で「発言は撤回したが、党の方針と異なる発言をしたことは政策責任者として極めて重大であり、責任として職を辞したい」と説明した。
先日のNHKの討論番組で「防衛費は人を殺す予算だ」と発言した、共産党の藤野保史政策委員長の更迭が決まったようだ。
ボクは動画で問題となっているシーンを観たけど、確かに、ちょっとこれはマズイ発言をしちゃったね。
問題のシーンはこちら
言い方としてはこの発言を強調するような感じではなく、どっちかというとついポロっと出ちゃったような感じで、見た感じ「将来に参加する戦争に備えるための予算」というような意味合いで言ったのかもしれないけど・・・防衛費というのは、そもそも戦争に備えるための予算だけに限らず、日本を守るためにも必要なお金だ。
そして、国内の災害や緊急時に出動するために存在している自衛隊を維持するために、これに必要な予算も防衛費の中に入っている。
この言い方だと、防衛費全てが「戦争を行なうための予算」という意味にも捉えられかねないし、さらにこれを「人を殺す」と言い換えてしまっているわけで…こうなればここを突っ込まれるのは当然だ。
そして、予想通りに自民党議員だけでなく、民進党議員や有権者からも批判が殺到する事態になったわけだけど・・・はっきり言って、野党共闘で選挙を戦うにはあまりにもわきが甘いと言わざるを得ない。
(本人は後から撤回して謝罪しているけど、一度発言してしまったことは簡単に取り消せないということを前もって理解していないとね。)
見たところ、ここぞとばかりに自民党のネット工作部隊も大出動して、この議員さんや共産党のネガティブキャンペーンに躍起になっているわね。
この議員さん、本心はどう思っているのか知らないけど、共産党はやっぱり自民党とは違った意味でバランス感覚を欠いている人がまだ多いのかしら?
共産党も自民党と同じく、戦後様々な歴史を持っている息の長い政党だけど、支持者がお年寄りの世代が多いのもあるせいか、ちょっと時代遅れのふしがあったり、過去の過激な思想を持っていた時代の名残か、少し首を傾げるような考え方があるのも事実だ。
今はかなり穏健になったようだし、個人的には少し期待していたんだけど・・・もし、こうした極論に走りがちな考え方が未だに残っているのだとしたら、ちょっと残念だね。
ただ、共産党のこの素早い更迭の対応は評価してもいいだろう。
何より、「彼の発言は共産党の考え方と異なるものだ」というメッセージを有権者に発信することができたからね。
あとは、もう少し時代に即した考え方や思想に改めてもらって、もう少し慎重で頭を使った物言いを徹底してもらいたい所だね。
せっかく野党共闘が一定の効果が出ていたのだから、これ以上周りの足を引っ張ることなく、気を引き締めなおして欲しいと思うよ。
同感だわ。失言や放言による自滅ほど情けないものはないから、これに懲りて、二度とこういうことのないように選挙戦に臨んで欲しいところね。
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