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【画期的】福島原発事故訴訟、裁判所が初めて国と東電に責任があることを認定!計3800万円あまりの賠償命令が下される!

【画期的】福島原発事故訴訟、裁判所が初めて国と東電に責任があることを認定!計3800万円あまりの賠償命令が下される!

どんなにゅーす?

福島原発事故が原因で群馬県などに避難した人たち137人が起こした訴訟について、前橋地方裁判所の原道子裁判長が初めて国と東電の責任を認め、62人の避難者に対して合計3800万円あまりの賠償金を支払うよう命じる判決が出た。

原発避難訴訟 国に初めて賠償命じる判決 前橋地裁

この裁判は、原発事故の避難区域や、福島県のそのほかの地域から群馬県に避難した人ら137人が、生活の基盤を失うなど精神的な苦痛を受けたとして、国と東京電力に総額、およそ15億円の慰謝料などを求めたものです。

17日の判決で、前橋地方裁判所の原道子裁判長は、平成14年7月に政府の地震調査研究推進本部が発表した巨大地震の想定に基づき、国と東京電力は、その数か月後には巨大な津波が来ることを予測できたと指摘しました。

また、平成20年5月には東京電力が予想される津波の高さを試算した結果、原発の地盤を越える高さになったことを挙げ、「東京電力は実際に巨大な津波の到来を予測していた」としました。

そのうえで、東京電力の責任について、「事故の原因の1つとなった配電盤の浸水による機能の喪失を防ぐため、非常用の発電機を建屋の上の階に設けるなどの対策を行うことは容易だったのに行わなかった。原発の津波対策は、常に安全側に立った対策を取らなければならないのに、経済的な合理性を優先させたと言われてもやむをえない対応で、今回の事故の発生に関して特に非難するに値する」と指摘しました。

また、国の責任についても、「東京電力に津波の対策を講じるよう命令する権限があり、事故を防ぐことは可能だった。事故の前から、東京電力の自発的な対応を期待することは難しいことも分かっていたと言え、国の対応は著しく合理性を欠く」として、国と東京電力にはいずれも責任があったと初めて認めました。

そのうえで原告が受けた損害について、「放射線量の高まりや、避難の経緯などから、事故と関係があったかどうか個別に検討することが適切だ」として、自主的に避難した人たちを含む62人について、国と東京電力に3800万円余りの賠償を命じました。

【NHK NEWS WEB 2017.3.17.】

福島原発事故の背景に、国(自民党)の責任があったことを認めた画期的な判決

原発事故で避難した方々が起こした裁判で、とても大きな意味のある判決が出ました!

最近の日本の司法は、どうも日本国民に冷たいイメージがありましたけど、本当に久々の血の通った判決で、私もちょっと驚きました。

賠償の金額はやや少ない感じはするけど、この判決で特に画期的なのは、福島原発事故の責任が、東電だけではなく国にもあったと司法が認定したという点であり、あの原発事故が実質的に「人災だった」と認めた点だ。

このサイトでも何度も書いてきたけど、そもそもあの原発事故は、いつかは確実に起こっていたといってもいいくらいの、「起こるべくして起こったもの」だったし、その悲劇の源流は、原発を日本に持ち込んだ正力松太郎であり、それを後押ししたアメリカの軍産であり、さらに言えば、それを急拡大させていった歴代の自民党政治家であり、もっと言えば、福島原発の危険性を共産党の吉井英勝議員(当時)から具体的に指摘されていたにもかかわらず、それを無視して何も対策を講じなかった(第1次政権時の)安倍総理なんだ。

自民党のネット工作員たちは、色んな屁理屈をつけながら当時の民主党や菅総理に全ての罪をなすりつけようとしている感じだけど…民主党は、言ってみれば自民党が長年作り上げた危険過ぎる原発政策を引き継がされた「被害者」と言ってもいい存在であり、ものの2年前に政権を引き継いだ民主党では、あの事故を未然に防ぐのはかなり困難だったという他ないだろう。

つまり、今回の判決は、間接的に福島原発事故が発生した背景に自民党の存在があることを認めたことにも繋がり、安倍総理にもその原因の一端があることを暗に裁判所が認定したことにも繋がるんだ。

現在、同じような原発事故の避難者による訴訟は30件近くあるみたいで、これらの裁判の今後の判決にも何らかの影響を及ぼしていくことが考えられるし、今回の司法の判断には素直に高く評価するのと同時に、今後も社会弱者の国民の側に立った判決を期待したいと思うよ。

国が責任を負えば、当然国費から賠償金が支払われることにはなるかと思いますが…あの原発事故は、確かに東電や国の失策が招いた「人災」だと思いますし、さらに言えば、そうした原発の危険性やリスクについてあまりに不勉強だったために、それを安易に認め、許してしまってきた国民にも責任の一端があるように感じます。

だからこそ、国民はこれからはより高い責任感を持って、国や東電のこれまでの過ちを厳しくとがめる必要があるかと思いますし、二度とこうした悲劇を起こさないような安心で安全なエネルギー政策を国に強く求めていく必要があるかと思います。

そうだね。
これも一つの国内の「風向きの変化」かもしれないので、今後も注意深く色々なことを見守っていくこととしよう。

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