横浜市長選、自公推薦の林文子氏が3選確実に!財界に加えて民進の一部も支援するいびつな選挙戦に…

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どんなにゅーす?

・2017年7月30日投開票の神奈川県の横浜市長選において、現職の林文子氏が3選を確実にした。

・林氏は、自公の推薦に加えて財界や民進党の一部からも支援を受け、組織票でも他候補に大きな差をつけた。その一方、民進党の真山勇一議員や市民グループから応援を受けていた元民進・横浜市議の伊藤大貴氏や旧民主党の衆院議員だった長島一由氏は、票が分裂したこともあり、大差で落選した。

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横浜市長選
現職の林文子氏が3選確実に

任期満了に伴う横浜市長選が30日投開票され、現職の林文子氏(71)=自民、公明推薦=が、元衆院議員の長島一由氏(50)と元市議の伊藤大貴氏(39)の両新人を破って3選を確実にした。

林氏は自公両党に加え、民進党の一部や地元経済界の支援で組織戦を展開し、自身が進めた待機児童対策など2期8年の実績を訴えた。長島氏と伊藤氏が誘致に反対したカジノを含む統合型リゾート(IR)への姿勢については明言を避けた。民進党は林氏と伊藤氏の間で分裂し、自主投票としたため、与野党対決の構図にはならなかった。【杉山雄飛】

【毎日新聞 2017.7.30.】

【横浜市長選】連合を敵に回して戦う市民派候補 労働者「給食は確実な希望」

日本最大市の市長選挙には日本政治の病理が凝縮されている。圧倒的多数の人々が拒否する政策を掲げていても、自公の現職(現政権)は強大であるということだ。横浜の場合、連合と民進の一部が乗っかるため、さらに始末におえない ―

~省略~

カジノ誘致の是非を問う世論調査で80%が「要らない」と答えたというが、シール投票で見る限り95%である。

世論を考慮してか。カジノ推進を唱えていた現職の林文子は、選挙戦ではカジノのカの字も言わない。

カジノ推進に加えて林が中学校の学校給食に後ろ向きであることも、子育て世代には不満だ。全国の政令指定都市で中学校の給食がないのは横浜だけである。

チャレンジャーで前市議会議員の伊藤ひろたかが掲げる「カジノより学校給食を」は、庶民の不満と不安に応えている。

林陣営を支えているのが「自・公・連合・民進の一部」というオール与党であるのに対して、伊藤陣営を支える中心は市民団体である。

「伊藤選対」の大黒柱は民進党の真山勇一議員だが、真山を昨夏の参院選で当選に導いたのは、市民たちで作る勝手連だった。「原発反対」を唱える真山は、いっさい連合の支援を受けなかった。

【田中龍作ジャーナル 2017.7.24.】

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野党共闘と候補者の一本化を徹底していれば、勝てる可能性が大いにあったものの、またも民進がこれを潰す形に…

↓林文子氏のHPより。

出典:林文子横浜市長オフィシャルサイト

色々な意味で話題になっていた横浜市長選ですが、結果として自公が推薦し、民進の一部が支援していた林文子氏が3選確実になりました。

出口調査では、ご覧のように林氏がお二人を大きく引き離して圧勝している形ではありますが、もしかしたら、野党側でしっかりと調整を行なって1人の候補に絞っていれば、結構いい勝負になっていたかもしれません。

仙台市長選曽於市長選はとてもいい結果に終わったけど、逆にこの横浜市長選はなんとも後味の悪い結果に終わってしまったね。

投票率も、前回よりは上がっているもののあまり高く無さそうな感じだし、おまけに市民への出口調査では「カジノ反対」&「学校給食導入」を求める声が圧倒的に多い結果になっているものの、何故かカジノ推進(今回は意図的に隠していた様子)&給食否定派の林氏に無党派層からも票が入るという、なんとも異様な構図が展開されている状況だ。

こうした状況を見ても、この横浜市長選は、あえて思い切ってリスクを冒してでも新人の伊藤氏を野党共闘で一本化し、「カジノNO」と「学校給食推進」の公約を大々的に掲げ、市民に密着した政治をアピールしながら、周到かつ徹底した選挙戦を展開していれば、勝てるチャンスは大いにあったと考えている。

もしこれで惜しくも負けていたとしても、得るものは大いにあったかと思うし、ここでもやはり、中途半端に連合や既得権と繋がる民進党が、勝てる可能性があった選挙を自らふいにしてしまったような印象があるよ。

当サイトでも、林氏の応援に民進党の山尾しおり議員が入ったことを紹介したところ、かなり多くの反響がありましたし、現在の民進党は一般庶民の声よりも、こうした財界や既得権の意向や声を優先してしまっている現状があるように思えます。

そうした様子が見られることに加え、驚くほどに内部から批判や不満がなかなか出てこない安倍政権の自民党とは対照的に、逆に(小沢・鳩山氏を追い出してしまった)現在の民進党は、驚くほどに党内の統制や結束力が全くなく、事あるごとに内部のいざこざや足の引っ張り合いを生み出している状況になっているのも、そのいびつな「本質」を表しているといえるだろう。

こうした現状を見る限り、現在の安倍政権を何とかしたいのであれば、安倍政権をどうにかする以前に民進党を何とかする必要がありそうだし、その”病状”は相当深刻といわざるを得ないね。

もはや、自己反省も出来ずに、同じ轍を踏み続けている民進党です。
本当に市民と密着した野党を構築し、これを強くしていくには、やはり相当大胆に民進党にメスを入れない限り、なかなか現状の打破は難しそうですね。

新代表の候補として、枝野氏や前原氏の名前が現時点で挙がっているけど、この現状を変えていくだけの覚悟や政治力を持っている人物が代表にならない限り、これを変えていくのは易しいことではない。
ただ、今回の選挙でも真山勇一議員をはじめとして、連合と決別した上で伊藤候補を応援した民進議員もいたし、幹部の体たらくの影に隠れながら一生懸命やっている民進党議員も存在しているのは確かだ。

とにかく、今回は非常に残念な結果となったけど、どうか、次は野党共闘をもう少ししっかりと実現させ、現在の政治腐敗に怒る庶民の願いや期待に応えるような選挙を戦ってほしいところだね。

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