ラヴェル「ボレロ」の著作権が消滅!ボレロに隠された唯一無二の魅力を紐解く♪

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_1461695595.81599_970ssこのコーナーでは、一見とっつき辛い芸術分野(クラシック音楽や絵画などのその他芸術)について、分かりやすくその見どころや魅力を紹介していければと思っています。このコーナーのメインアシスタントは…

りのちゃん笑顔ssaはい!わたくし梨乃が担当してまいります!

_1461695595.81599_970ssりのちゃん、よろしくね!記念すべき第1回はちょうど「節目」ということもあり、フランス近代の大作曲家、モーリス・ラヴェルの「ボレロ」を紹介したいと思います。

Maurice_Ravel_1925

モーリス・ラヴェル(1875-1937・フランス)

代表作は「ボレロ」、「なき王女のためのパヴァーヌ」、「ダフニスとクロエ」、「水の戯れ」など。鋭く斬新な和声感覚とオーケストレーションの精緻さが抜きん出ており、「オーケストラの魔術師」ともいわれる。近代的な和声と古典派&ロマン派の様式美を巧みに融合させており、同時代のフランス人作曲家・ドビュッシーともまた異なる唯一無二の世界観を確立した。

5りのちゃん笑顔ssa月1日でようやく著作権が消滅したんですよね?私はまだ著作権が続いていたことにちょっとビックリしたんですけど…。

※参考:クラシック音楽「ボレロ」の著作権が5月1日に消滅 今後、使用料は発生せず

_1461695595.81599_970ss著作権が存在していたわりには、本当に色々な場面で使用されていたよね。確か、ボレロは1928年に作品が初演されたんだよね。

りのちゃん笑顔ssaい、初演はバレエ音楽として、ロシア人ダンサーのイダ・ルビンシュタインからの委嘱で作曲されました。

_1461695595.81599_970ss元々ボレロというのは、スペインの古くからある舞曲の一つなんだけど、鬼才・ラヴェルは、この舞曲のリズムを元に、誰もが思い付きもしないような奇抜なアイデアで唯一無二の音楽を作ったんだ。

りのちゃん笑顔ssa一度聞いたら忘れないようなインパクトと楽想ですよね!

まず_1461695595.81599_970ssこの曲は、徹底した以下の3つのルールに基づいて曲が構成されていて、これが非常に特異な雰囲気を醸しだしているんだ。

  1. 使用楽器を変えながら、2種類の異なる旋律を1回ずつ繰り返したブロックを4回繰り返す(最後のみ繰り返しなし)
  2. 最初から最後まで同じ小太鼓のリズムを繰り返す。
  3. 最初から最後まで一つのクレッシェンドが貫かれている

りのちゃん真面目ssaクラシック音楽ではあまり使われないサックスが活躍したり、ジャズを思わせるような旋律もとっても特徴的ですよね。

_1461695595.81599_970ss特に後期のラヴェル作品は、ジャズのエッセンスをふんだんに取り入れた曲が多いからね。同じ頃に作られたピアノ協奏曲も彼の卓越したセンスが表出した傑作のひとつだけど、やはりこのボレロは独自性については抜きん出ているね。

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最大の聴き所は、特殊な音響効果を狙った響きが登場する箇所

_1461695595.81599_970ssボレロの聴き所は実にたくさんあるんだけど、今回ボクが挙げたいのは、中盤辺りに登場するオルガンのような不思議な響きが登場する箇所だ。ホルンで奏されるメインの旋律の上に、ピッコロに違う調性で同じメロディを吹かせることで、どこか調律が狂っているかのように錯覚してしまうような、絶妙の演奏効果を上げているんだな。

↓下の動画の6:07位~からの箇所

以前の音楽では全く見られなかった新しい手法ですよね!

_1461695595.81599_970ssしかも、この一箇所だけにこれを使っているところがまた憎い。他にもエンディングの盛り上げ方やオーケストレーションの精緻さなど、書きたいことはたくさんあるんだけど、長くなるのでまたの機会に、ということで。

最後に、このボレロの小太鼓を叩く人は、あまりの難しさと責任の重大さに、前の日は眠れないらしいよ(笑)。

とても単純だけど、それだけに本当に奥が深くて難しい曲ですよね。

_1461695595.81599_970ssラヴェルは管理人にとってもとても好きな作曲家だから、またの機会に色々な曲を紹介しようと思う。そんなわけで、今後もこのコーナーを楽しみにしててもらいたいです。

 

「ボレロ」聴き比べ

ダニエル・バレンボイム指揮 West–Eastern Divan Orchestra

 

ワレリー・ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団

↓ゆるねと管理人おススメのCDはこちら↓

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